2022年度、Colaboに対するデマ拡散をはじめとする深刻な妨害が発生したことを理由に「危ないから」と東京都と新宿区はColaboのバスカフェを新宿・歌舞伎町から追い出しました。
それは女性差別の思想を持つ人たちや性売買業者らの成功体験になり、その後、少女を取り巻く状況はこれまでになく悪化し、被害が拡大しています。
歌舞伎町には日本中、世界中から買春者が集まり、性売買業者が「女性支援」にも入り込む等、活動を活発化させ、声をあげる女性に対する攻撃はここ数年で激化し、女性たちを委縮させようとしています。
「男社会からの嫌がらせにも屈せず、追い出されることのない活動拠点が必要だ」
その想いで、このプロジェクトを立ち上げます。
2030年、日本一性搾取が深刻な街、歌舞伎町に「女性人権センター」を設立するため、建設費用として10億円が必要です。女性たちの力で、ゆるがない活動拠点を作りたい。そのために、協力を呼びかけます。
ご寄付で「女性人権センター」設立に力を貸してください!
2025-11-23 19:47
【緊急院内集会・開催報告】『日本の人身取引と買春社会―文京区タイ人少女人身取引事件から見えるもの』
女性人権センター建設プロジェクトにご賛同いただいているみなさま、ご支援、ありがとうございます。
「女性人権センター」は、女性を処罰の対象とする売春防止法からの脱却と、買春禁止法制定に向けた運動の基盤にすることも目指していますが、
今、タイ人の12歳の少女が一か月で60人以上を相手に「売春」させられた事件をきっかけに「買春処罰法」導入を求める声が高まっています。
今国会で高市首相が買春処罰に言及しましたが、買春処罰と同時に女性の非処罰と脱性売買支援をしなければ、搾取の構造は変わらないため、緊急院内集会を開催しました。
首相が買春処罰に言及したことにより、「買春禁止」だけでなく、性を売る状況にある人の非犯罪化と脱性売買支援を盛り込んだ「性売買防止法」の必要性を訴えていく段階に入ったと考えています。
院内集会の様子を動画で公開しました。ぜひご覧ください。
タイ人の12歳の少女が一か月で60人以上を相手に「売春」させられた事件をきっかけに「買春処罰法」導入を求める声が高まっています。
そこで、緊急院内集会を開催し、今、日本で少女たちがどのように人身取引されているのか。被害の実態と必要な法制度について、長年被害者支援に携わってきた専門家による提言を行いました。

直前の案内にもかかわらず、140名定員の会場が満席となり、立ち見が出るほどでした。

国会議員が14名、地方議会議員も多数参加してくださいました。


今国会で高市首相が買春処罰に言及し、世間の関心が高まっていますが、買春処罰と同時に女性の非処罰と脱性売買支援をしなければ、搾取の構造は変わりません。
性売買が風営法で合法化されている日本では、路上の売買春を取り締まっても、「買いたければ風俗店へ」「生活困ってるなら店で働け」ということでは、利益を得るのは性売買業者です。
日本における人身取引の実態を踏まえて、以下のポイントを強調してお伝えしました。
・「買春処罰」と同時に「売る側の非処罰」と「脱性売買支援」が必要
・路上買春だけ処罰の対象としても風俗店に流れるだけであり、搾取の構造が変わらないため、売春防止法だけでなく、風営法改正を見据えた議論が必要
性売買経験当事者ネットワーク灯火のメンバーによる当事者発言もいただきました。

この集会を契機に、性売買の現場で何が起きているのか、性売買女性の非処罰と脱性売買支援の必要性について、多くの方に知らせ、法改正に向けた働きかけを、みなさんと一緒にしていきたいです。
後日配信動画と資料を公開しました。ぜひご覧ください。
https://colabo-official.net/20251121symposium/




