新宿・歌舞伎町では今も、虐待や暴力、貧困や性搾取のなかに置かれた少女や女性たちが行き場を失い、孤立しています。私たちColaboは15年以上にわたり、そうした少女や女性たちと出会い、アウトリーチやバスカフェ、シェルターなどの活動を続けてきました。
活動を続けるなかで見えてきたのは、緊急の支援や一時的な居場所だけでは十分ではないという現実です。安心して過ごせる場所があること。自分の経験を言葉にできること。仲間と出会い、自分の権利について学び、未来を選び取っていけること。そのための拠点が必要でした。
私たちがつくろうとしている女性人権センターは、単なる支援施設ではありません。虐待や性搾取、貧困や差別のなかに置かれた少女や女性たちが集い、学び、つながり、声を上げ、社会を変えていくための運動の拠点です。カフェやライブラリー、学習会、調査研究、出版などを通じて、女性たちの経験や知識を社会につなげていきます。
また、このセンターは市民の力でつくる、奪われない拠点でもあります。私たちはこれまで、性搾取の実態や支援の必要性を訴えるなかで、さまざまな妨害や攻撃にさらされてきました。だからこそ、差別や暴力に抗い続けるための、ゆるがない活動拠点が必要だと考えています。
2030年、新宿・歌舞伎町に女性人権センターを実現するため、建設費10億円を目標にプロジェクトを進めています。
2025-11-23 19:47
【緊急院内集会・開催報告】『日本の人身取引と買春社会―文京区タイ人少女人身取引事件から見えるもの』
女性人権センター建設プロジェクトにご賛同いただいているみなさま、ご支援、ありがとうございます。
「女性人権センター」は、女性を処罰の対象とする売春防止法からの脱却と、買春禁止法制定に向けた運動の基盤にすることも目指していますが、
今、タイ人の12歳の少女が一か月で60人以上を相手に「売春」させられた事件をきっかけに「買春処罰法」導入を求める声が高まっています。
今国会で高市首相が買春処罰に言及しましたが、買春処罰と同時に女性の非処罰と脱性売買支援をしなければ、搾取の構造は変わらないため、緊急院内集会を開催しました。
首相が買春処罰に言及したことにより、「買春禁止」だけでなく、性を売る状況にある人の非犯罪化と脱性売買支援を盛り込んだ「性売買防止法」の必要性を訴えていく段階に入ったと考えています。
院内集会の様子を動画で公開しました。ぜひご覧ください。
タイ人の12歳の少女が一か月で60人以上を相手に「売春」させられた事件をきっかけに「買春処罰法」導入を求める声が高まっています。
そこで、緊急院内集会を開催し、今、日本で少女たちがどのように人身取引されているのか。被害の実態と必要な法制度について、長年被害者支援に携わってきた専門家による提言を行いました。

直前の案内にもかかわらず、140名定員の会場が満席となり、立ち見が出るほどでした。

国会議員が14名、地方議会議員も多数参加してくださいました。


今国会で高市首相が買春処罰に言及し、世間の関心が高まっていますが、買春処罰と同時に女性の非処罰と脱性売買支援をしなければ、搾取の構造は変わりません。
性売買が風営法で合法化されている日本では、路上の売買春を取り締まっても、「買いたければ風俗店へ」「生活困ってるなら店で働け」ということでは、利益を得るのは性売買業者です。
日本における人身取引の実態を踏まえて、以下のポイントを強調してお伝えしました。
・「買春処罰」と同時に「売る側の非処罰」と「脱性売買支援」が必要
・路上買春だけ処罰の対象としても風俗店に流れるだけであり、搾取の構造が変わらないため、売春防止法だけでなく、風営法改正を見据えた議論が必要
性売買経験当事者ネットワーク灯火のメンバーによる当事者発言もいただきました。

この集会を契機に、性売買の現場で何が起きているのか、性売買女性の非処罰と脱性売買支援の必要性について、多くの方に知らせ、法改正に向けた働きかけを、みなさんと一緒にしていきたいです。
後日配信動画と資料を公開しました。ぜひご覧ください。
https://colabo-official.net/20251121symposium/




