Colabo
一般社団法人

シェルターオーナーになって、運営を支える

困難な状況にある少女たちが安心して過ごせるシェルターの運営を支えます。 家賃や光熱費、生活必需品など、日々の暮らしに必要な費用をサポートすることができます。 あなたの支援が、少女たちの「安全な居場所」を守り続けます。

すべての少女に「衣食住」と「関係性」を

私たちは、すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に 行き着かなくてよい社会を目指して活動しています。

代表の仁藤が中高時代に街をさまよう生活を送った経験から2011年に立ち上げ、虐待などを背景に夜の街をさまよう少女たちを探し、声をかけてつながるためのアウトリーチ、夜の繁華街での10代女性向けの無料カフェの開催、食事や生活用品の提供、シェルターでの保護、自立支援や住まいの提供などを行っています。

少女たちが暴力や搾取に行きつかない社会

家庭や社会に居場所がなく、生きるために性暴力や搾取に行きつく少女たち。その背景には、問題を個人の責任とし、見て見ぬふりをする社会の構造があります。
少女たちが暴力や搾取に行きつかず自分の人生を歩める、そんな社会を実現しなければなりません。誰もが、この問題の当事者として向き合い、行動するとき、性搾取の構造は必ず変えられます。

体を休め、落ち着いて考えられる場所を

安心して眠れる場所がないとき、困るのは、泊まれるところがないこと。「家にいられないとき、声をかけてくるのは体目的の男の人だけだった。そういう人しか自分に関心を持たないと思っていたし、頼れるのはそういう人だけだった」とある中学生が言いました。

2011年の団体設立時から、行き場を失った少女達を代表仁藤の自宅に泊めていましたが、もっと気軽に立ち寄れて、自分たちで自由に過ごせる場所を作ろうと寄付を募り、2015年夏にシェルターを開設することができました。

「今の状況を変えたい」と思っている人のほか、公的な保護につながることを嫌がりながらも「今日は安心して過ごせる場所がない」という人や、家出し見知らぬ人の家を転々とする生活を続けながらも「ちょっと休みたい」という人も使える場所。

虐待や性暴力被害等からの緊急的な保護だけでなく、「今日は母親の彼氏が来るから家にいられない」「自宅の電気やガスが止められている間だけ泊めてほしい」「試験期間だけ泊まって朝起こしてほしい」「家でゆっくり眠れないから仮眠したい」などの利用もOKとしています。宿泊以外にも、日中のんびりするのに使ったり、パソコンや宿題をしにきたり、キッチンやお風呂や洗濯機の利用も自由にできるようになっています。

必要に応じて、弁護士などと連携し、少女たちが安心・安全な場所で生活できるように一緒に考えます。これまで利用した人の中には、里親のもとで生活をはじめたり、児童福祉施設に入所したり、一人暮らしを始めるなどしている人がいます。

あなたも社会を変える一員に

私たちが出会う少女たちは、性搾取や性暴力の構造に取り込まれ、信じられる大人がいない状況に置かれています。少女たちが抱える問題は、すぐに解決できるものではありません。
だからこそ私たちは、共に食卓を囲み、何気ない会話や日常を積み重ねることで互いを知り、困った時に「あの人たちがいる」と思い出してもらえる関係を築いていきます。そして、長い時間をかけて喜びや苦しみを分かち合い、泣き、笑い、怒りながら、彼女たちと共に歩む存在であり続けます。

一口で、一日分のシェルター運営を支えることができます。

シェルターの運営には、物件の家賃や光熱費、日々の生活を送る上で必要な食費や生活必需品代、さらに専門スタッフの人件費などがかかります。シェルターを1日運営するには55,000円が必要です。

Colaboの活動資金の80%は、市民の皆さまからの寄付・会費で支えられています。ぜひシェルターオーナーになって、困難な状況にある少女たちが安心して過ごせるシェルターの運営を支えてください。

代表者メッセージ

高校時代、私は渋谷で月25日を過ごす『難民高校生』でした。家族との仲は悪く、学校でも理解しようとしてくれる大人と出会えず、街をさまよっていた私は当時、「自分にはどこにも居場所がない」と思っていました。街には同じような想いを抱えて集まっている人がたくさんいました。ファーストフードや漫画喫茶、居酒屋、カラオケの他、ビルの屋上に段ボールを敷いて夜を明かしたこともありました。当時の私たちや友人たちは、家庭にも学校にも居場所をなくした『難民』でした。

そうした少女たちが、見守る大人のいない状態で生活するようになると、危険に取り込まれやすくなります。心身ともにリスクの高いところで搾取される違法の仕事、性搾取への斡旋や、暴力、予期せぬ妊娠や中絶など、目をつぶりたくなるような現実を、私はたくさん目にしてきました。友達を助けられないこともありました。

高校を中退し、このままでは生活できない、どうすればよいのだろうと悩んでいましたが、頼ったり、相談したりできる大人はいませんでした。

そんな私に声をかけてくるのは、買春者か、危険な仕事か性搾取に斡旋しようとする人だけでした。それ以外に、自分に関心を寄せてくれる大人はいないと感じていました。

それから十数年がたち、私も「大人」と言われるようになりました。今でも、そうした少年少女に路上やネット上で声をかけるのは、多くが手を差し伸べる大人ではないのが現状です。そうした現状を放置し、容認しないために行動する大人が増えることが必要です。

「大人はわかってくれない」「大人は信用できない」という声には、「向き合ってくれる人がいない」「信じてくれる人がいない」という想いが込められているのではないでしょうか。必要なのは、特別な支援ではなく、「当たり前の日常」です。

私たちは、出会う少女たちの伴走者となり、共に考え、泣き、笑い、怒り、歩む力になりたいと思っています。すべての少女が「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が暴力を受けたり、搾取に行きつかなくてよい社会を目指して活動を続けます。

代表理事 仁藤夢乃

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