社会福祉協議会が被災者支援を行う理由
社会福祉協議会は、社会福祉活動を推進することを目的とした約70年の歴史を持つ民間非営利組織です。全国各地の都道府県・市区町村で、地域に暮らす皆様のほか、民生委員・児童委員、社会福祉施設・社会福祉法人等の社会福祉関係者、保健・医療・教育など関係機関の参加・協力のもと、地域の人びとが住み慣れたまちで安心して生活することのできる「福祉のまちづくり」の実現をめざした多様な活動をおこなっています。
また、今回のような大きな災害が起こった場合、私たちは「災害ボランティアセンター」を立ち上げ、ボランティアを受け入れながら被災者支援活動を行います。
特に、大きな災害が起こった場合は、全国の約1,800ある社会福祉協議会の職員からスタッフを招集し、被災者の状況を確認のうえ、災害の被害を受けた家屋の清掃や片付け、資金支援、住居支援などを迅速に行いつつ、被災者が一日でも早く日常生活に復帰できるよう支援を行います。

今回の災害における被災者支援活動
霧島市社会福祉協議会では、まず、「災害ボランティアセンター」を設置し、被災者の自宅を訪問してニーズ調査を行います。
続いて、各地から集まった災害ボランティアを受け付け、被災世帯に派遣し、家屋等の片付けや清掃などの支援活動を行います。
豪雨災害で被害を受けた家屋の多くでは、土砂が家屋の床上・床下に入り込み、汚損しているため、床を剥がしての泥出しや、建物・家具の清掃などを行い、被災者が自宅で暮らし続けられるよう支援します。
また、被災者には生活資金支援、住まい確保支援、災害関連死の防止、孤独・孤立対策など多様な支援が必要になることが見込まれます。そのため、災害ボランティアセンター閉鎖した後も、被災者の状況を確認しながら、継続的な支援活動を行ってまいります。
支援金の使い道
- 被災状況調査経費
- 被災者宅の片付け・清掃等に必要な資材購入(スコップ・つるはし・チェーンソー・箒・バケツ等)
- 車両借り上げ費用
- 被災者支援活動にかかるスタッフの経費
- 継続的な被災者支援活動の経費(災害ボランティアセンター終了後の被災者支援活動を含む)
※ 余った支援金は、再び災害等が起こった際の緊急時の支援活動や防災活動などのために活用されます。
Q. 支援金と義援金の違い
「支援金」:被災地で活動する団体を支援する資金。被災者支援活動、物資・食料の調達など、幅広い支援に使えます。
「義援金」:被災者に直接届けられるお見舞金です。物資・食料の支援、被災者支援活動などに使えず、被災者の手元に届くまで時間がかる性質もあります。
お問い合わせ
社会福祉法人 霧島市社会福祉協議会
〒899-4332 霧島市国分中央三丁目33番10号(国分総合福祉センター内)
☎ 0995-45-1557/FAX 0995-64-0687