毎年11月は「オレンジリボン・こども虐待防止推進キャンペーン」が国や各自治体で行われます。家庭や学校、地域等の社会全般にわたり、こども虐待問題に対する深い関心と理解を得ることを目的に広報・啓発活動など種々な取組を全国レベルで集中的に実施します。
滋賀県では15年間「CFRびわこ」によるびわ湖一周オレンジリボンたすきリレーが行われています。今年のたすきリレーはオレンジリボン・こども虐待防止推進キャンペーン直前の10月26日に開催されます。そこでこの日にあわせて、NPO法人こどもソーシャルワークセンターが事務局となって、びわこオレンジリボンフェスタ実行委員会による【びわこオレンジリボンフェスタ】を、たすきリレーのスタート地点である浜大津で開催することになりました。15年引き継がれてきたマラソンによるたすきリレーと共に今年度から新たに「文化のリレー」による、こども虐待防止の啓発活動を作り出していきます。
そしてこの「びわこオレンジリボンフェスタ」はお金がなくても、またお金の心配なくこどもたちをはじめ参加者に楽しみながらこども虐待について考えるイベントとするべくイベント費用をクラウドファンディングで集めます。
【びわこオレンジフェスタの概要】
①オレンジリボン映画祭
②オレンジリボンこども食堂
③オレンジリボンステージ
10月26日(土)11時から17時
会場:スカイプラザ浜大津他
2024-10-27 11:20
びわこオレンジリボンフェスタ無事に終了!
初の取り組みとなった「びわこオレンジリボンフェスタ」ですが、滋賀県内の虐待防止のために活動する様々な団体さんの力を借りて無事に終了しました。
こども虐待防止について学ぶ三本の作品を上映したオレンジリボン映画祭は137名のお客さんが鑑賞とこども虐待の現場で関わってきた方のトークショーから学びを深めることが出来ました。参加者の感想などは次回の活動報告でお知らせします。
そしてオレンジリボンステージでは、こどもソーシャルワークセンターの高校生が大活躍。また地域のつながりからゲストアーティストの演奏が会場に響きました。こどもソーシャルワークセンターのインターン生によるこども虐待啓発のためのコーナーでも親子それぞれにこども虐待について学んでもらいました。
オレンジリボンこども食堂では、200枚のこども・子連れ無料チケットを準備していましたが、こちらは130食分お渡しすること出来ました。
■オレンジリボン映画祭の報告
オレンジリボン映画祭では、三作品を上映しました。参加された方の感想を一部紹介します。
オレンジリボン映画祭。一瞬たりとも眠たくならなかった。すごく学びだらけの一日だった。「On My Way〜僕たちは道の途中〜」は、若者たちの生の声が心に刺さって泣きそうになる。「やさしい花」は虐待されている子ども視点だけではなく、母親の視点からも丁寧に描かれていて、谷村美月さんのセリフは全子育て中の母親の心に、絶対に刺さる作品だと思った。「ほどけそうな、息」は児童相談所で働く若き職員の話で、これを見たら、ニュースで知る「ザ・児相」のイメージが大きく変わると思った。そして児相の人は、そういう思いで日々向き合ってくれていたのか、と知らない側面が見れた。それぞれのトークショーも学びだらけで今の「福祉」の姿を知ることができた。
上映後のトークショーも予定していた三名からの、自立援助ホーム・母子家庭支援・児童相談所とそれぞれの立場からの話やその視点からみた各作品の良さをリアルに語ってくれました。また会場からの飛び入りゲストで、映画の監督や脚本家、登場した若者からもコメントをもらうというライブ感あふれる時間となりました。