大ナゴヤ大学開校16周年企画をサポートいただいた皆さまのおかげで、2025年9月13日(土)、名古屋大学に新たに誕生した施設「Common Nexus」にて、ユニークな先生を8名もお迎えして3つの授業を開催することができました。
1コマ目「学ぶことのおもしろさってなんだろう?〜学び続ける人・学びの場をつくる人に話を聞いて考えてみよう〜」では、以下の3名の先生をお迎えしました。
奈良県東吉野村で私設図書館「ルチャ・リブロ」を運営する青木真兵さんは、博物館学芸員や研究者、非常勤講師を経て社会福祉士となり、大学づくりにも関わるなど、多様な立場から学びを社会にひらく実践を続けています。
「シブヤ大学」学長の大澤悠季さんは、イギリス留学や沖縄での高校魅力化プロジェクトの経験をもとに、地域の中で大人が学び続け、安心して語り合える学びの場づくりに取り組んでいます。
そして、「大ナゴヤ大学」理事であり、コピーライターや大学講師として活動する小林優太さんは、ラッコの魅力との出会いをきっかけに、学ぶことが生き方を変えていく面白さを伝え続けています。

2コマ目「まちを知り、暮らすってどういうこと?〜等身大のまちで暮らす・働くを考える〜」では、以下の3名の先生をお迎えしました。
岐阜県各務原市を拠点に「ozaco design」として活動する小澤ことはさんは、「自分が暮らすまちを面白くし、面白いまちで楽しく暮らしたい」という想いのもと、デザインやライティングを軸に、「まちの交民館十’|TEN」の運営など、まちに関わる多様な取り組みを行っています。
千葉県松戸市出身で、岐阜県郡上市に移住した小澤陽祐さんは、「郡上発 水出しプロジェクト」やコーヒースタンド「かわべのコーヒー酒場」を通して、里山と都市のライフスタイルをつなぐ活動を続けています。
そして、2024年より「港まちづくり協議会」に所属する間宮千晴さんは、住民と行政が協働するまちづくりに携わり、広報や定期市のワークショップ運営を担当。あわせて、自主的に「おやきを包む会」を企画・実施するなど、体験を通じてまちと人をつなぐ活動を行っています。

3コマ目「生き方/働き方を見つめ直す授業「LIFE SIGHT」キックオフ」では、以下の2名の先生をお迎えしました。
合同会社シテン代表社員で、「Okazaki Micro Hotel ANGLE」オーナーの飯田圭さんは、地方銀行勤務を経て愛知県岡崎市へ移住。元カメラ屋を改修した6部屋の宿の運営をはじめ、地域資源を生かした宿づくりに取り組み、「間」のバランスを大切にした場のあり方を探求しています。
建築家で「STUDIO 大」主宰の桂川大さんは、建築設計に加え、鑑賞のための空間計画や制作、企画など幅広い実践を行い、「風景:いる/みる/みえる」などの鑑賞企画を通して、空間と人の関係性を問い続けています。

学び、まち、生き方をテーマに、多様な視点から考える一日となりました。
これからも、毎月第2土曜は「まだ見ぬ、面白い」への扉を開くきっかけの日として、参加費無料で気軽に参加できる開かれた場として続けていきます。
事務局 大野


