特定非営利活動法人だっぴ

若者の成長と地域づくりを応援する「だっぴさぽーたー」募集しています!

img-cover
img-cover
私たちNPOだっぴは、子ども・若者の創造性や協働性を育み、自分の人生を切り拓いていける意思ある若者たちが、地域の意思ある未来を創造していく社会を目指します。皆さまからの温かいご支援、どうかよろしくお願いします。
2023-11-28 18:29
【高校生の社会探検】ツアーコンダクターに興味あり!
ツアーコンダクターに興味をもっている高校生の【きょうな】さんが、ツアーコンダクターの【S原さん】にオンラインでインタビューを行いました!

ツアーコンダクターに興味をもっている高校生の【きょうな】さんが、ツアーコンダクターの【S原さん】にオンラインでインタビューを行いました!
ツアーコンダクターに興味ある高校生は、ぜひ参考にしてみてください!

ツアーコンダクターに興味あり!

画像

【きょうな】
高校1年生で、ツアーコンダクターに興味を持っています。今日はよろしくお願いします!

【S原さん】
私の仕事は旅行会社の営業で、お客さんと旅行前の打ち合わせや新規営業、修学旅行や団体のお客さんの添乗など、ジャンル問わず様々な旅行の最初から最後まで、仕事として携わっています。ツアーコンダクター6年目です。社員旅行や社員さんの出張手配も行っています。私は国内がメインですね。

【きょうな】
S原さんがツアーコンダクターになろうと思った理由は何ですか?

【S原さん】
ツアーコンダクター一択ではなかったんですけど、旅行が好きだったので、旅行に関わることがしたいなと思って旅行会社に入りました。そこから、縁があってツアーコンダクターもやるようになりましたね。

【きょうな】
旅行プランってどういう風に組むものなんですか?

【S原さん】
お客さんによっては、明確に行きたい場所があるときもあれば、漠然と「京都に行きたい」と言われるときもあります。その場合は、自分が良いと思う場所を提案しますね。

【きょうな】
なるほど。自由に作れるということは、知識がないといけないですよね。どうやって情報収集していますか?

【S原さん】
今までの知識をフル活用したり、他の社員さんが知っている場所や別のツアーで使ってる観光地も手札として使いながらですね。

コミュニケーション能力が大切

画像

【きょうな】
お客様の旅をサポートする上で大切にしていることは何ですか?

【S原さん】
お客さんの気持ちを考えて、その場の状況よりも先の先を考えて動くことですかね。例えば、ここに着いたら自由行動だけど、地図が近くにないから先に地図を持っていこうという具合です。

【きょうな】
なるほど。ツアーコンダクターになるために必要な能力を知りたいのですが、S原さんは何だと考えてますか?

【S原さん】
その土地についての知識ももちろん大事ですけど、やはり、お客さんなど色んな人と関わるコミュニケーション能力や気配りですかね。配慮ができる人間性が大切かなと思います。

【きょうな】
旅の途中で予期せぬハプニングが起こってしまったときに心がけていることは何かありますか?

【S原さん】
ハプニングが起きたとき、私達よりもお客さんの方がおそらく動揺していると思うので、まずは自分が落ち着いて行動して、行く程を変える必要があれば、その決定を行います。ただ、自分1人では判断せずに、会社や関係者など各方面に相談しながら、最善の方法で乗り越えられるようには心がけてます。

【きょうな】
具体的なハプニング経験、もしよければ教えていただけますか?!

【S原さん】
だいぶ前ですが、寝台列車に乗って東京に行くツアーでのことです。早朝、列車が2時間以上遅れるハプニングがありました。そのままだと行程がどんどんずれてしまう状況だったので、会社や移動先のドライバーにも相談して、旅行のコースを変更しました。それをお客さんに1人1人に納得してもらうために説明に行って、そのツアーは何とかできました。

観光地に関する情報を集めて、行動をシミュレーションする

画像

【きょうな】
それは大変ですね!ツアーコンダクターになるうえで大変だったことって、他にもありますか?

【S原さん】
色んな都道府県に行くんですけど、自分も行ったことがない場所の場合は、イメージでしか把握ができないので、それが大変ですかね。でも、色々な場所を経験して、自信が持てるようにもなります。

【きょうな】
行ったことのない場所をイメージするって、どういう風にイメージを膨らませるんですか?

【S原さん】
ネット検索で写真を見たり、実際に施設やバス会社に問い合わせてみたりします。バスのドライバーの方が何回も行っている場合もあるので、どう回ったらよいかを聞けるんです。あとは、ベテランのツアーコンダクターの方に聞いたりですかね。

【きょうな】
Googleストリートビューとかも使いますか?

【S原さん】
そうですね。実際に行ったら思ったより駐車場から距離があったということもあります。やっぱり直接行かないとわからないこともありましたね。

画像

【きょうな】
このお仕事に就いてよかったなと感じる瞬間はどんなときですか?

【S原さん】
色んな場所に行って知識を増やすこともできるし、お客さんから直接ありがとうと言われたりするときですね。お客さんが景色や建物を見てたり、ご飯を食べての感想やリアクションを把握できて、お客さんと直に繋がれるところがいいかなと思います。

【きょうな】
S原さんが今までツアーしてきた中で一番感動した、すごいなと思った場所はどこですか?

【S原さん】
鹿児島の種子島や屋久島ですかね。ツアーでしか行けないようなところも行けるのがツアーコンダクターのいいところでもありますね。

お客さんの行動を予測し、配慮する力

画像

【きょうな】
自分で旅行に行くことと、ツアーコンダクターとして旅行に行くことって、やっぱり何か違いがありますか?

【S原さん】
個人的には、仕事で行って良かった場所は、プライベートでまた行こうという感じで、別々に考えてしまいますね。当然ながら仕事なので、自分が観光を楽しむよりも、駐車場やトイレの場所の把握をするために、周辺を見ますね(笑)
「トイレどこですか」「タバコはどこで吸えますか」とよく聞かれたりしますから。ツアーのコースでも、お土産買える時間の有無やどこのサービスエリアに立ち寄るのかなど聞かれます。

【きょうな】
それって、人間観察能力みたいなものもいるんですか?

【S原さん】
入った頃よりはだんだん把握できるようになってきましたね。

【きょうな】
普段生活する中で、ツアーコンダクターをしているからこそしてしまう行動はありますか?いわゆる職業病のような。

【S原さん】
なんだろう。例えばですけど、出張手配の仕事で、新幹線の座席を取るとき、お客さんのこと考えてホームのエスカレーターの近くの車両に取るんですけど、自分が座席を取るときもつい階段やエスカレーターが近い席を取りがちとか、ですかね。

さいごに

画像

【S原さん】
きょうなさんは旅行に行くの好きですか?

【きょうな】
大好きです。インターネットで色んなサイトを見て、この場所は綺麗だなとか、この食べ物美味しそうだなって思ったところに、家族や友達、色んな人と行きたいって思います。同じ場所でも誰と行くかで変わるので。

【S原さん】
私は、観光・旅行関係の専門学校ではなく4年制大学に行きましたが、この仕事に就きました。なので、興味があれば専門的な知識を持っていなくてもなれる仕事だと思っています。知識は経験して培っていくものだと思うので、コミュニケーション能力を鍛えておくことは必要ですかね。

【きょうな】
私はツアーコンダクターになりたいと思っているものの、身の回りの情報や知識だけでは、まだ遠い存在のように感じていたのですが、お話をお聞きして、ツアーコンダクターになりたいなとより思えるようになりました!本当に、ありがとうございました。

団体情報
特定非営利活動法人だっぴ
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
このページは寄付・ 会費決済サービス「コングラント」で作成されています。