
※前編では、Taptapの農家が直面する厳しい現実について詳しくご紹介しました。ぜひこちらからご覧ください。
👉 https://congrant.com/project/d...
希望への挑戦。私たちの取り組み
前編でお伝えした悲惨な状況を前に、私たちはただ手をこまねいているわけにはいきません。
私たちの命を支える食物を作っている農家さんが困窮している現状を、見て見ぬふりはできないのです。
そこで、DAREDEMO HEROは2022年から支援を継続し、2024年にJICAの草の根協力支援(1,000万円)の資金申請を行い、採択され、現在、セブ農業改革事業の準備を進めています。
この取り組みは、Taptapの農家が抱える構造的な問題に対し、具体的な解決策を見出そうとするものです。
私たちは、JICA事業のもと、地域リーダーたちと共に、Taptap地域オリジナルの作付けカレンダー作成、及び農業マニュアルの作成を提案しています。
乾季には少ない水で育つ作物、雨季には水に強い作物を植えることで、自然のサイクルに合わせた持続可能な農業への転換を目指します。
さらに、水はけを良くするための土壌改良や、効率的な水利用のためのアイデアを共有することで、よりレベルの高い畑作りを支援していきます。

知識は、いつの時代でも武器であり、自らを守る盾となります。彼らが持つ「水」への切実な思いと、私たちが持つ「知識」を組み合わせることで、新たな道が開けるはずです。これは、単に作物を育てるだけでなく、彼らの生活、そして未来そのものを育むことにつながるのです。
さらに、JICA事業で基礎的農業知識を得た農家さんに対し、さらなる収入の向上と安定のために、有機複合農業の実証と提案をしていきます。
単一の野菜栽培への依存から、花・ハーブ・養蜂・養鶏を組み合わせた複合的な収入源の確保を目指します。
作付けカレンダーによる、収穫時期のコントロール。
マニュアルによる収量の向上。
複合農業による収入源と、収入時期の多様化。
それらを組み合わせて、この貧困の鎖を断ち切りたいと考えています。
未来を育む農業へ
私たちが実現したいのは、誰かを責めるのではなく、仕組みを変えること。
知らないまま搾取されるのではなく、知って、動いて、自分たちの価値を取り戻すことを目指しています。
その拠点となるのが、今、クラウドファンディングで整備を進めたいとお知らせしているモデルファームです。

今まで多くの人が、このTaptapを訪れては支援を開始し、そして去っていきました。
そして、農家は「仕方がない」「誰にも変えられない」と諦めています。
いくら理論的に、私たちの方法が収入の向上につながると叫んでも、一部の農家は挑戦すること自体、諦めています。
だからこそ、モデルファームでに実証と実験を重ね、実際に私たちの取り組みが皆さんの生活の助けになるのだと、見せることが重要です。
この農場を守り、育て、もっと多くの農家が希望を持てるように、たとえ小さくても、挑戦を続けていく。私たちは必ず、この不条理に打ち勝ってみせます。私たちはこの現状を悲観するだけでなく、変革への希望をそこに見出します。
これらを通じて、
Taptapの農業は「誰も幸せになれない農業」から、「農家が誇りを持てる農業」へと生まれ変わることができる
そう信じています。
私たちは、この地で実った作物が、いつか誇りとともに売られ、それを育てた人々の笑顔につながることを信じて、今日も、明日も、この挑戦を続けていきます。
前編と後編にわたってお読みいただきありがとうございました!
「誰も幸せになれない農業」を変えるため、温かい応援を引き続きよろしくお願いいたします!

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