なぜ、がん治療研究にお金が必要なのか
がんの治療は、外科手術から化学療法まで、急速に発展を続けています。
それでもなお、年間約37万人が、がんによって命を落としています。
がん治療が難しい理由は「自分のがんに効く薬を見つけるのが難しい」ということです。 実は海外で使われている100種以上のがんの治療薬が、日本で認められておらず、一般的には使われていない状況にあります。また、患者さんが少ないことや研究資金が不足することで、研究が中断されてしまうこともあります。
存在するはずの選択肢を選べないことは、治療の機会を失っています。
これらの薬が患者さんに届く方法は、治療の有効性を調べる「臨床試験」を行うことです。薬の効果を証明できれば、患者さんが受けられる治療の選択肢が増え、希望が広がっていきます。deleteCは、臨床試験をする医師の支援に資金を活用し、 その希望を増やしていくことを目指します。
海外では、国家予算のほか、ファンドやチャリティのお金によって、研究を続けられる機会が与えられています。がんを治せる病気にしたい、という私たちの想いをカタチにすることは、生死の現場にいる医師を直接応援できる、唯一の方法です。
ご支援の使い道
1. がん治療のための臨床試験・治験への寄付
deleteCは、第三者審査委員会とともに、寄付の対象とする臨床試験・治験の選考を行ったのち、がん治療のための臨床試験のアイデアと魅力を候補者がプレゼンテーションするピッチコンテストを開催します。がんの専門医、がん患者、寄付者によって構成される第三者審査委員会は、選定基準を開示し、見えるカタチで審査を行います。最先端の技術と知識に誰もが触れられることで、がん治療の未来を一緒に描きます。
2. 臨床試験を行う専門医の養成の支援
臨床医にとって、日常の診療業務に加えて臨床試験を行うことは並大抵のことではありません。複数の大学や企業との連携、膨大なデータの管理が必要とされる臨床試験を運用することは経験とリーダーシップが必要となります。日本の未来を担う若手の医師を対象とした、臨床試験のためのワークショップ・スキルアップトレーニングを支援します。
3. がん治療の研究を活性化させるためのコンテンツの制作
日本ではがんを専門とする「腫瘍内科医」の数がとても少なく、あまり注目されていません。そんな「腫瘍内科医」にスポットをあてるコンテンツ(取材記事や物語化)の制作を通して「腫瘍内科医」に対する理解を深め、魅力に迫ります。
4. deleteCの継続的な運営のための費用
deleteCプロジェクトを継続的に運営し、集めた寄付金を適切に運用するための「法人」を設立します。また、deleteCの運営に関わるメンバーに対しては適切な人件費を支払います。無償でのボランティアは疲弊を生み、継続性が失われてしまいます。関係者へは適切な報酬を払い、継続できる活動にしていきます。
※deleteCでは集まった金額と用途をすべて明確に公開し透明性を追求します。