ダイバーシティサッカー協会とは
ダイバーシティサッカー協会は、「スポーツを通じて誰もが自分らしく生きられる社会」を目指して活動するNPO法人です。ホームレスの自立を応援するNPO法人ビッグイシュー基金が行っていたスポーツ・文化活動の一つである、ホームレスサッカーチーム「野武士ジャパン」の活動から広がり、2017年に独立して設立されました。
ホームレスやうつ病、LGBT、若年無業者、難民、フリースクール・児童養護施設出身者、不登校やひきこもりの経験者、依存症の当事者など、様々な社会的背景、困難を持つ人が集い、交流するフットサル大会「ダイバーシティカップ」の開催を中心に、スポーツを通じた居場所づくりや調査・研究などを通じて、様々な社会的不利・困難を抱えた人がつながり、自分らしくいられることを応援しています。
東京、大阪で行われた大会や関連する活動には、延べ1,500人以上が参加し、多様な生き方・価値観に出会う場となっています。
なぜサッカーなのか
わたしたちは、「すべての人を包み込む社会」を実現するために、サッカーをはじめとしたスポーツや身体・芸術活動を核にした居場所づくりに取り組んでいます。その総称がダイバーシティサッカーです。
すべての人を包み込む社会では、社会から仲間はずれになる人がいなくなります。でも現実には、さまざまな「ちょっとした困難」がきっかけで、生きづらさを抱えてしまう人が後を絶ちません。
ホームレス、ひきこもり、うつ病をはじめとした精神障害、知的障害、発達障害、LGBT、移民や難民、ギャンブル依存症、薬物依存症、児童養護施設出身など、多様な困難に向き合う当事者と支援者がともに楽しみ、お互いを理解し合うことのできる居場所を、サッカーを通じて創出し繋げてきました。そうした居場所こそ、各人がそれぞれのチャレンジに踏み出すための基盤になるからです。
なぜサッカーなのか?
1. 好きなことを思い切り楽しむ自由が、誰にでもあるから
人は生きづらさのなかで、好きなことを楽しむ自由が誰にでもあることを、忘れてしまいます。わたしたちは、各人がそれぞれのスタイルでサッカーを楽しみ、それを認め合うことで、この自由の価値を表現し、伝えていきます。
2. ボールをつなぐことが、お互いの存在を認め合うことにつながるから
サッカーでは、言葉を介さなくても、ボールのやり取りや、仲間の存在を隣に感じられるだけで、人とつながっている実感を得ることができます。多様な他者と出会い、お互いを人として自然と認め合う。わたしたちは、そんな場づくりを広げていきます。
3. 失敗とチャレンジの繰り返しで、新しい自分に出会えるから
サッカーボールは、なかなかいうことを聞いてくれません。でも、だからこそ失敗を怖れずに何度でもチャレンジができます。小さな自分なりのチャレンジを乗り越える経験の積み重ねが、より広い世界へと踏み出す勇気になる。わたしたちは、そう信じています。
サッカーを通じて、多様な自分らしさを包み込む社会へ。
わたしたちは、そんな誰もが居心地のいい社会をめざして、ダイバーシティサッカーのコミュニティを広げていきます。
あなたのサポートが居心地のいい社会を広げます
ダイバーシティサッカー協会は、多くの方からのご寄付により支えられています。お寄せいただきましたご寄付は、ダイバーシティカップなどの大会や練習の運営、活動の継続に必要な経費として、大切に使わせていただきます。
いただいたご寄付の用途例
- ホームレスサッカーチーム「野武士ジャパン」の練習サポート費用
- 大会・支援者勉強会の会場費
- 大会・勉強会参加者の交通費・滞在費・交流会費
- 行事保険などの費用
- 通信費(大会や勉強会等のイベント告知・報告資料作成費用等)
- 調査・研究のための諸経費
- 消耗品費