NPO法人 DOG DUCA

【12/31まで】高齢の保護犬の生命を救いたい!

支援総額
436,000
87%
目標金額 500,000
サポーター
39
終了しました
2019年12月31日 23時59分 まで
真っ先に殺処分されるような高齢犬を救い続けるため、皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

NPO法人 DOG DUCA(ドッグデュッカ)は、代表である髙橋が、駆け出しのドッグトレーナーだった2001年から犬の保護活動を始め、毎年、年間50~100頭の犬を保護し、社会性トレーニングを行い、信頼できる里親さんに譲渡してきました。

僕たちの元に連れて来られる保護犬の3割以上が、「飼い主が亡くなったから」とか「高齢で病気になって面倒みられないから」として連れて来られた、高齢者が飼っていた高齢犬で、病気があったり、体にハンディキャップがあったりで、譲渡に向かない犬も多いのです。

高齢化社会と犬

今の日本は超高齢化社会と言われますが、その波は飼い犬にも来ており、これは今後、もっと増えていくことが想定されます。

しかし、こういった人間の高齢化社会の「高齢犬の今後」について語られることはありません。

動物愛護団体でも、治療費などのお金や手間のかかる高齢犬は保護しない団体が多いばかりではなく、たとえ高齢犬を保護しても、65歳以上の高齢者は保護犬の里親になれないという団体も多いのが実態です。

高齢犬と高齢者、ともに動物愛護の世界では、あまり歓迎されない存在でした。実際、同じ生命なのに、真っ先に殺処分される犬は、こういった高齢犬です

確かに現実として、それぞれの団体が抱える施設やスタッフ、費用面でもボランティアでやっていることから、それは仕方がないこととはいえ、僕たちはこの現状をなんとかしたい!という気持ちが強くありました。

そこで僕たちは今年、「高齢者でも保護犬の里親になれる仕組み」を作ることにしました。こういう仕組みができれば、殺処分される犬をもっと救えるからです

高齢犬と高齢者が支え合う仕組み

僕たちは、保護した以上は家族同様に愛情を注ぎますが、ここには数十頭の保護犬が常にいます。犬にとっては淋しさを感じない環境ではありますが、普通の家庭のように「愛情を一身に受ける」ということが難しいのも事実。

とくに高齢犬は、子犬と違って激しい運動も必要なく、むしろ、これまで高齢者と一緒に暮らしてきたことが多いため、これまでと同様に、穏やかで、愛情を一杯受けられるような環境で生活する方が幸せなのです。

だから僕たちはこれまで、里親希望者に対して、高齢かどうかを問わず、人間性、犬との相性を見て、「この方であれば、ここで暮らすよりも幸せにしてくれる!」という方に譲渡してきました。

また、今の時代、単身の高齢者による孤独死も問題になっていますが、高齢者が犬を飼うメリットもあります。そばに犬がいることでアニマルセラピー効果で淋しさがなくなるだけでなく、散歩をすることで、適度な運動になったり、社会との接点を増やすことができるためです。

そして、保護した高齢犬と、その力になりたい高齢者がお互い支え合えるようにしたい・・・それを制度化したのが【シニアドッグ・サポーター】です。

【シニアドッグ・サポーター】制度は、高齢犬と高齢者がお互いに支え合い、お互いが幸せになれる仕組みです。そして僕たちも比較的飼いやすい高齢犬の譲渡ができ、より不幸な犬の保護を増やすことができます

また、「自分に万が一のことがあった時が心配」という高齢者の方に対して、何かあったらDOG DUCAの所に連絡が入るような緊急連絡先カードを渡し、いつでも保護できる体制を整えることにしました。

そして、これまでDOG DUCAで終生飼養していたような高齢犬が里親に行き、高齢者と共に幸せに暮らせる道ができ、何頭も譲渡することができました。

保護犬たちの医療支援をお願いします!

高齢犬は、保護をすることを断る愛護団体もいるくらい、病気で治療費がかかったり、病気が進行してきてケアが必要な犬も多く、本来譲渡に向かない犬が多いのが現実です。DOG DUCAでも、たとえば白内障で目が見えないような子など、たくさんの犬を終生飼養してきました。

しかし、「それでもいい!保護犬の力になりたい!」「残りの人生はこの子のために使いたい!」と言って里親を希望される高齢者に託します。里親になられる方も皆さん、「我が子」として迎え入れるため、「高齢犬のケアの負担は自らで行う!」という気持ちを持っている方ばかり。しかし、高齢犬の面倒をみるということは、人間の介護と同様、想定通りにいかないのが現実です。高齢者の方の費用負担もばかになりません。

たとえば、シニアドッグ・サポーター第1号として譲渡したミコは、譲渡して2ヶ月ですが、いきなりまっすぐ歩けなくなったということで僕たちの所に相談があったので、すぐ診察を受けてもらいましたが、結果は「脳炎」。
ペット保険には入ってはいるものの、それでも治療や入院でかかる負担が40万円ほどかかるとのこと。

いくら譲渡したからと言って、これまで僕たちが家族として終生面倒みてきたような高齢犬を譲渡した以上、「あとはよろしく」という訳にもいきません。少しでも支援したい!

しかし、僕たちの元には次から次へと、捨てられる高齢犬がやってきます。
保護犬のロッティーは、飼い主が離婚して、知人のガレージに置き去りにされていたダックスです。

置き去りにされるくらいなのでケアもされておらず、爪が伸び放題なだけでなく、体はガリガリで、膀胱炎、前立腺炎、ヘルニア、直腸の変形、歯の治療が必要ということで、治療費が10万円ほどかかります。継続的なケアも必要で、すぐに譲渡もできないような状態です。

犬たちに罪はありません。ケアをしていなかった飼い主が悪いのです(もちろんそんな飼い主なので治療費なんて払うはずもありません)。それでもこういった子たちを救わずに、しょうがないと殺処分することがよいことでしょうか?

今は12月、ボーナス商戦・クリスマス・お年玉商戦ということで、ペットショップでは何十万という高値で子犬が飛ぶように売れる時期ですが、ボランティアで行っている保護の現状は治療費の捻出ですらやっとという状況です。

そんな現実はあっても、犬たちに罪があるわけではありません。

僕たちは、高齢者と高齢犬が幸せに暮らせるような支援を最後まで行いたい。この取り組みが広まることで、より、真っ先に殺処分されるような不幸な犬を保護する道を作りたい!

今回、12月は寄付月間ということで、急遽、クラウドファンディングを企画させて頂きました(クラウドファンディングサービスと違って会員登録は不要です!)。頂いたご寄付は、保護した高齢犬の医療費に充てさせて頂きます。

少しでもいいので、彼ら、小さな生命への支援をお願いいたします!!

このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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