山口県のひとり親家庭の現状
平成29年山口県ひとり親世帯等実態調査によると、山口県のひとり親世帯の平均年収額は231万円、6割を超える世帯がその生活状況を「苦しい」と回答しています。
そんな状況にあって、10人に1人が「相談相手がいない」という現実。
困窮と孤立、孤独で身動きのできないひとり親とその家族は、支援と繋がることができず、負のループを抜け出すことができません。
ひとり親家庭の負の連鎖
ひとり親の現在の悩みは、「生活費」に次いで「子どもの教育」が大きな割合を占めています。
生活困窮の状態にあっても、自分の食事の回数を減らしてでも子どもの教育にお金を回すひとり親は少なくありません。
せめて子どもには豊かな暮らしを手に入れて欲しいとひとり親の多くが願っています。
そのため、いくつも仕事を掛け持ちしているひとり親もいます。
しかしながら、その実態はパートやアルバイト、派遣といった非正規就労で、働いても働いても一向に生活は向上しない、ワーキングプアの状況にあります。
結果、体調を崩し働けなくなったり、メンタル不調をかかえてしまうこととなり、子どもたちが安心して成長する場を失うことになってしまいます。
ドットスタイルにできること
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。ドットスタイルの代表、小西凡子です。
離婚した当初、私には仕事もなく、職に就けるような資格も、貯金もほぼなく、どうやって生活していけばよいのか途方に暮れていました。
幸い私には、子育て協力してくれるママ友がいて、地域の方々の温かい見守りがあって、どうにか生活することができました。それでも支援情報などを得ることは困難で、「ああ、こんな支援があったのか」とあとで気づくことも少なくありませんでした。
あの頃、あんな支援があったら。
いま、こんな支援があったら。
そんな思いをカタチにすることで、今現在困窮の状況にあるひとり親のチカラになれたら…、と思っています。
私たちドットスタイルのスタッフも、小学生、中学生を育てる、現役シングルマザーです。
私たちにできることは、小さなことかもしれませんが、当事者だから理解できる思いや、丁寧な相談支援を大切に、1人でも多くのひとり親とその子どもたちを笑顔にするため、皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
.Style(ドットスタイル)
代表 小西凡子
ご支援の使い道
ドットスタイルでは、
体の健康を守るための緊急食品支援をはじめ、旬のものを食す機会の少ないひとり親に、新米や旬の果物をお届けすることで「旬のもの、美味しいものを食べてもいい存在であること」を伝える、心の健康を守るための食品支援もしています。
負の連鎖を断ち切るため、受験生に大学生がマンツーマンで教える学習会を開催しています。
また、ひとり親のワーキングプアの根底にある男女格差の解消の一つとして、女の子の生理に寄り添う支援をしています。父子家庭でお父さんに言いにくい。体のこと、生理のことが恥ずかしくて親にも言えない、そんな女の子に寄り添うことで、生理のために女の子が学習機会やキャリアアップの機会を逃すことのないよう支援しています。
1000円のご寄付で、女の子ひとりの1か月分の生理用品の支援ができます。
そのほかにも、相談支援のための交通費や、電話やメール・LINEによる相談支援のためにかかる通信費、安定した支援のための研修費、スタッフが安心して支援活動ができるよう活動費として使用させていただきます。