今回はバイオトイレの建物(箱)となるアースバッグ建設においてすべてのエネルギーとお金を投じたために『薬草研究所』を創ることは出来ませんでした。
また機を改め、いつか必ず形にしていきたいと思っています。
その前に来年の3月までに仮の薬草研究所を建てようと思っています。
いつか『屋久島 薬草研究所』を創った時は、その仮の研究所はみんながお泊まり出来る宿泊施設として利用するつもりです。
あともう少しみんなの力を貸して下さい。
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“人が暮らせば暮らすほど自然も地球も豊かに元氣になっていくような生き方”って僕はあると信じています。
それを実践していく場所として屋久島の南 平内という集落に自然と共生した暮らしを体験するコミュニティ『Earth Life Village』を始めました。
今はそこのフィールドにアースバッグハウスという土を使った自然建築で『バイオトイレ』をみんなで創っています。
《素敵な映像なのでまずは見て欲しいです ⬆︎ 》
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"トイレを神殿に" をキャッチコピーに
普段あまり良いイメージのもたれないトイレというものを環境を再生させていく大きな恵みをもたらす聖なるところ "神殿"として昇華させてみたいと思いました。
トイレも一棟から二棟へ(太陽の塔・月の塔)
そして瞑想ルームとシャワールームを兼ねた"メディテーションシャワー"
倉庫の増築、ドアやガラスも既製品ではなくそれぞれ想いをもった作家さんにお願いし、タイルも一枚ずつすべてオリジナルで作成
さらに "なるべく環境に負荷を掛けることなく自然素材で創りたい! “ということから試行錯誤をしながらさまざまなチャレンジを試みました(そのチャレンジについて下に詳しく載せています)
さらには今回導入した『バイオトイレ~結~』も「酵素水」と「ひかり水」と2つの違った"環境蘇生水"を創ることができますのでこのフィールドから広がる流域一帯の環境を改善していくことができます。
やるなら唯一無二 世界から注目されるようなものを妥協することなくとことん創りたい!
今現在 7割程度のところまできているのですがバイオトイレの建物となるアースバッグの完成まであと300万円ほど掛かりそうです。
僕自身もリトリートをしながらその資金を作ってはいるのですがそれでも足りそうにありません。
僕一人で出来ることは限られていますので、どうか皆さんの力を再び貸してください
これから生まれてくる未来の子供たちに、豊かで美しい地球を残していく
どんな未来を創っていくかは今ここに生きている僕たち大人の一つ一つの選択の先にあるもの
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『バイオトイレ』とは…
今回はフィールドに『バイオトイレ~結~』というものを導入しました (⬇︎の写真です)
複合発酵浄化槽を設置することで、嫌気性と好気性、光合成細菌が共存する
“まさに 地球の営みそのもの”
うんちやおしっこといった《汚い・臭い・衛生的に良くない》という負のイメージなものを、独自の浄化システムを作り微生物の力によって飲めるレベルまで浄化し、同時に“ひかり水“という環境蘇生水にすることが出来ます。
微生物の環境さえ整えてあげれば生活排水を無害化し農薬を軽減
畑に撒けば野菜や果物たちが元氣に、森に蒔けば森が豊かに本来の循環する力を取り戻し、川に流せば川が綺麗に魚たちが戻ってくる、さらに部屋の浄化スプレーとしても高い評価を得ています。
屋久島では法律上、塩素消毒をしていない汚水を直接川に流すことはできません。
なので僕らは直接川に流すのではなく、その下に広がるハーブガーデンや畑や森に撒く散水システムを創り、その一帯の大地に浸透させてその土地自体の土壌を改良し、それを広げていく形を取ろうと思っています。
今回屋久島初の導入となりますが、うちだけじゃなく何件か利用するところが増えれば屋久島全体の土壌改良や農薬の軽減に繋がり、いつの日か里の下でも水が飲めるようになるかもしれません。
世界最先端、これが新時代のトイレです。
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《アースバッグハウスとは…. 》
土を使って造る自然建築で、環境への負荷が少なく耐震耐火耐久性に優れ、曲線形状によるデザインの自由性が広がっていく。今回は特に極力自然素材を使って創っていこうと話し合っています。
敷地内に流れる川で汗を流し海中温泉で癒される、同じ釜の飯を食い星空の下 火を囲みながら語り合う。
そのプロセスそのものが学びであり大きな意味があると思っています。
全国にいろいろいなアースバッグビルダーがいますが、熊本にあるアースバッグの宿泊施設『のんねむ』の小堺康司くんのセンスに魅かれ、彼に設計を頼むことにしました。
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《小堺康司くんの作品》
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屋久島アースバッグプロジェクトの軌跡
2022年11月に行ったクラウドファウンディングで無事資金を集めてプロジェクト決定!
熊本と屋久島で何度も打ち合わせを重ねながら『アースバッグ~バイオトイレ~』の構想を練っていった。
日本各地、ハワイからもこのアースバッグを一緒に創る仲間たちが集まってきた。
今回は出来る限り自然素材を使うことによって環境に負荷を掛けず、この建物がお役目を果たしたとしてもなるべく大地に還ることを意識して創った。
その第一の取り組みとしてコンクリートは使わず、この土地から掘り起こした赤土、消石灰、にがりを練って昔ながらの三和土(たたき)という伝統工法を取り入れることでアースバッグの躯体本体を創った。子供やお母さんたちも参加してみんなで創った土のおうち。
第二の取り組みとして、通常ポリプロピレンという石油由来のアースバッグチューブを使うところ1000mすべて麻布を縫い合わせて自分たちで創った。自然素材で洋服を作っている友達のよねちゃんがすべてGiftとして参加してくれました。本当に有難いです。
第三の取り組みとして、アースバッグの基礎部分に「大地の再生」を取り入れ、自然な水や風の流れを作ることで微生物が活性化しやすい環境を整えてあげた。もう見えなくなってしまいましたが土の中には炭やくん炭、稲わらや焼いた杭がたくさん散りばめられ、"小端立て"という伝統工法を使い何千という石たちがこの建物を支え、水や空気が通る通気浸透水脈となっている。
これによって建築の世界では当たり前とされてきた防湿シートを使うことなく、地上と地中を空気が行き交う天然のエアーコンディションが完成した。
第四の取り組みとして、鉄筋の代わりに焼いて油抜きした竹 竹筋を使ってみました。相性としてコンクリートには鉄筋が合いますがその耐久年数は50年〜100年くらいと言われています。しかし赤土と消石灰とにがりを使った三和土と竹筋の耐久年数は硬化速度は遅いですが50年100年150年とどんどん硬くなると言われています。
第五の取り組みとして、アースバッグに埋める明かり取りのガラス瓶のほとんどは川や畑に埋まっていた廃ガラス瓶を持ち帰り、綺麗に洗い、ラベルを剥がしたリサイクル瓶です。地球が綺麗になっていくのはとっても嬉しい
第六の取り組みとして、外壁を塗るのも赤土と消石灰とにがりを合わせたアースミックスで。これによりさらに大地の家 呼吸する家創りとなっていく。
第七の取り組みとして、アースバッグを支える柱や桁や梁となる木はすべてこのフィールドの森の中から一本一本祈りを捧げて切り出してきたもの。ただ切るのではなくこの木を切ることで、光が射し風が通り気が流れて森がさらに豊かに息づいていくように。
敢えて変木を使い生き物感を表現し独創的な建物に。これを見事に組み合わせてくれる屋久島の大工さんたち、ほんと凄いです。
桁には栴檀(せんだん)の木を使い、チェーンソーカービングでしめ縄を表現していく。"トイレを神殿に" をキャッチコピーにどんどん聖域へと変化していく
第七の取り組みであり今回のメインイベント、『バイオトイレ~結~』の導入。とおるくんと出逢い結の設置を間近で見させてもらって僕のトイレやうんちに対する価値観がひっくり返ってしまった。その可能性に感動しようやく僕も地球に恩返しができると嬉しくなりました。 もうすでにフィールドから広がる流域一帯への変化が目に見えて分かります。
第九の取り組みとして、今回アースバッグに屋根を掛けました。それにより防水対策として使うケミカルな塗料を使うことなく雨の多い屋久島でも安心して過ごすことができます。この屋根もすべて自分たちでロール板金から測って切って叩いて折って創りました。
それ以外にも環境への取り組みや叡智がこの建物にはたくさん詰まっています。さらにこれから始まる「最終仕上げ編」でもドアやガラスも既製品ではなくそれぞれ想いをもった作家さんにお願いし、タイルも一枚ずつすべてオリジナルで作成するなど一貫して人と自然との共生に重点を置きながら環境への配慮を心掛けていきたいと思っています。
番外編として、今回のプロジェクトを支えてくれたのはいつも美味しいご飯とおやつを提供してくれたご飯隊がいてくれたからだと思っています。本当にありがとう💕
そしてよねちゃんを筆頭に島の仲間たち(屋久島ファミリー)がケーキやご飯、野菜に卵、マッサージにお手伝いとたくさんのGiftをしてくれました。心からありがとう、これからも宜しくね。
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屋久島に導かれて....
屋久島の南 平内という集落で『~地球の暮らし実験場~ Earth Life Village』というコミュニティをやっています鈴木 洋見と申します。
僕らは娘が生まれてすぐ東日本大震災が起こり、それが大きな人生の転機となって東京から屋久島に家族3人で移住してきました。
屋久島に来てから毎日が感動の連続、特に驚いたのは川がほんとに綺麗だということ。
「川って本来はこんなに綺麗なんだぁ」「川の水って飲めるんだぁ」
多摩川や鶴見川しか見たことがない都会っ子の僕には信じられない世界でした。
森が豊かだと川が綺麗、川が綺麗だと海が豊か
屋久島は小さな島なのでその森と川と海との繋がり、そこを巡っている水の循環を暮らしの中で感じることができるほんとに美しい水の島です。
しかし…
そんな屋久島の豊かな自然さえも僕が移住してきた12年前と比べたら少しずつですが失われつつあります。
僕たち人間が暮らしている集落、その集落の上では水が飲めるというのに集落の下ではもう水が飲めない。
集落がない森から続いている海の珊瑚は生き生きとしているのに、集落の目の前にある海の珊瑚は痛み減りつつある。
屋久島ではまだ小さな問題だけれど、大きな街になればなるほどもう後戻りできない深刻な状況まできてるんじゃないのか?!
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《本当にこのままでいいんだろうか?!》
そんな問いがここ数年 僕の中をぐるぐると巡り何か大きな力に突き動かされていく。
これから生まれてくる未来の子供たちに、豊かで美しい地球を残していく
どんな未来を創っていくかは今ここに生きている“僕たち大人の一つ一つの選択の先にあるもの”
「昔はここも水が飲めた」「父さんが若い頃は魚や珊瑚がもっといたのに..」
そんな言葉を子供たちに伝えたいわけじゃない!
いつかはない、やるなら今だろう!
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《人がいることで自然が豊かになっていく生き方って?!》
その第一歩として2021年6月 屋久島の南 平内という集落に3300坪の森を購入し、自然と共生した循環する暮らしを体験するコミュニティを始めました。
僕たちのコミュニティが目指すものは自然に負担を掛けない暮らしを超えた
“人が暮らせば暮らすほど自然が豊かに地球が元氣になっていくような生き方”
今はそのフィールドの中に『バイオトイレ』を創っていますが今後アースバッグで『薬草研究所』や水力発電を取り入れたオフグリットシステムを作ろうと考えています。
<これからまだ変更していくと思いますが『バイオトイレ』と『薬草研究所』を創った後の未来予想図>
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支援が必要な理由
"一緒に未来を創って欲しい"
これはただお金を作るだけの行為ではありません。
このプロジェクトを通して出来るだけ多くの人に環境のことに意識を向け、生き方や暮らし方を見つめ直すきっかけになって欲しいと願っています。
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支援の使い道
目標金額・・・ 300万円
・アースバッグ~バイオトイレ〜の最終仕上げのための追加費用
(屋根を始めとした外装工事、内装の設備費用、大工さんやタイル職人さんの交通費や給料、ガラスやドアの作家さんへのオーダー費用、その他もろもろ)
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リターンへの想い
僕たちはこの先の未来『ギフトシェア』で成り立つ世界に向かっていきたいなって思っています。
「give & take」の二方向の動きから「give & give」のそれぞれが「得意なこと・わくわくすること」を与え合う見返りを求めない循環した世界です。
日本にも昔からある“結”の精神に近いものですね。
今回のクラファンのリターンも自分の心と向き合ってみましたが、ギフトで成り立つ世界を本気で描いていきたいなら、そこを信じていこうと決めました。
なので支援をしてくださった皆様に直接 “もの”として返していくのではなく、みんなから受け取らせてもらったお金という愛を余すことなく地球を美しくしていくことに、一人一人がありのままに生き喜びに満ちた世界を創造していくために使わせてもらいたいと思っています。
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僕たちの想い
今、地球(時代)は大きな分岐点の時を迎えていると思います。
このまま人間が経済優先主義として自然から搾取し破壊していくような生き方を続けていけばきっと近い未来に後戻りができない状況が必ずやってきます。
近年立て続けに起こっている気候変動からくる土砂災害や人為的な環境汚染
さらにコロナをはじめとするさまざまな感染症やそれに伴う未来への不安など生きづらい世の中になってきています。
僕たちは今、暮らし方や働き方、生き方や考え方を一つ一つ見つめ直す時が来ているんだと思います。
いつからか僕たちは森から離れ、自然をコントロールし、人間が中心の世界に生きてしまった。
先住人をはじめ昔の先人たちは自然と寄り添い自然と共存共栄しながら生きる術を知っていた。
人の意識が変化していくことでこの進歩したテクノロジーを【破壊から再生へ】、【支配から共生へ】向かっていけると僕は信じています。
微生物の研究をはじめフリーエネルギーや※大地の再生への注目、今世の中に出てきている環境蘇生方など
自然に負担を掛けない暮らしを超えた、“人が暮らせば暮らすほど自然が豊かに美しくなっていくような生き方”があるって思っています。
そして自然と共生しながら一人一人がありのままに生き、喜びに満ちた安心して暮らせる世界へ
ただここに『バイオトイレ』を作って終わりということではなく
“生き方や暮らし方への提案として世界のモデルケースとなり、これからの未来を創っていく”
そんなプロジェクトになると僕は思っています。
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【プロフィール】
鈴木 洋見〔Hiromi Suzuki〕
横浜出身 現在45歳
18歳の時、インドに行ったことがきっかけとなり世界の見え方がおっきく変わってしまい『いのち・生きること・死ぬこと・目に見えない世界・繋がり』
そんな人間にとって外すことができない木で言うと幹の部分に興味が湧きました。
帰国後、プロのキックボクサーとして国内外で活躍し、“生きること” “夢を追うこと”
そんな想いを戦う背中を通して伝わってくれたらとリングに立ち続けていました。
23歳から4年間、価値観や常識に囚われない出来るだけ若いうちに世界を見ておきたいと世界放浪の旅へ
28歳から6年間、人類発祥の地 エチオピア専門の写真家として年の半分くらいを民族の人たちと過ごしシンプルでありながら豊かな暮らしを体験しそれを写真を通して日本に伝えていた。
33歳の時、妻 恵美香と出逢い日本の先住民であるアイヌの結魂式を挙げ、そのままカナダやアメリカ先住民をまわる旅をする
34歳の時、東日本大震災が起こりその2日後には九州に一時避難、そのまま樹齢 4000年の樹に導かれるまま行ったこともない屋久島に家族3人で移住
『屋久島ソウルナビゲーション【EARTH TRIBES】』を立ち上げ、人と自然、人と人を繋げることをしてきた。
人生を振り返ると、自分を信じてやりたいことをやり尽くす人生だったと思います。
《暮らし=旅=遊び=仕事》
どれだけその境をなくせるか、生き方や在り方そのものがこれからの道になっていってくれたらいいなって思っています。
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【屋久島での活動】
2011年 『屋久島ソウルナビゲーション【EARTH TRIBES】』という名前でガイドを始める。
2012年 『ソウルナビゲーション』という人生を変えるようなリトリートツアーを展開
2014年 『屋久島 薬草研究所』を立ち上げ、手が届く範囲で必要な人たちに作った製品を届けていく
<倉庫を改装して創った薬草研究所ですが今はもうありません。薬草大好き恵美香ちゃん>
2022年6月 『~地球の暮らし実験場~ Earth Life Village』というコミュニティを始める。
2022年7月 『森とひかりの学校』を開校
「いのちの授業」「生きる力を養う授業」」「暮らしの授業」「家創りの授業」「薬草の授業」「環境の授業」「自然体験の授業」「スピリチュアルの授業」「アートの授業」
僕たちは『~地球の暮らし実験場~ Earth Life Village』から広がる屋久島というおっきな遊び場で
・生き方や暮らし方を見つめ直すような3泊4日のリトリートツアー『ソウルナビゲーション』
・人にも地球にも優しい製品を作り、学び、未来の暮らしを創造していく『屋久島 薬草研究所』
・これからの時代に必要な智慧と叡智がたくさん詰まった授業『森とひかりの学校』
その3本の柱を軸にしながら屋久島から世界へ 最高の未来を創っていきたいと思っています
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僕たちのEARTH TRIBESのホームページです⬇︎