活動・団体の紹介

「えがおのミカタ」は、不登校や発達特性をもつこどもたち、
家庭環境に課題を抱えるご家庭などに寄り添い、安心して過ごせる
"居場所づくり"を行っています。
学びと心のサポートを行う「おうちスクールこころほっと」
地域の親子が集える「えがおのミカタこども食堂」
を運営し、こどもたちの成長と家庭の笑顔を支えています。

<↑こども達と育てている畑>
季節に合わせた野菜やハーブを育てて、クッキングをしたり、収穫体験をしています。
<↑こども食堂の時のイベントの様子>

<↑子ども食堂での季節のプレートの写真です>
活動の背景、社会課題について
「えがおのミカタ」は、2021年に立ち上げ、不登校や発達特性をもつこどもたち、
そして子育てに悩むご家庭のために、こども食堂とおうちスクールを運営してきました。
核家族化や共働きの増加により、子育ての孤立が進む現代。
さらに、不登校児童生徒数の増加という社会的課題が深刻化しています。
その“受け皿”として活動を続ける中で、もう一つ見えてきた課題が
こどもたちの遊び場の減少でした。
私たちはこれまで、耕作放棄地の一角を活用して無農薬の野菜を育て、
こども食堂の食材として使ってきました。
収穫体験を呼びかけ、畑に訪れたこどもたちの表情は
数時間そこで過ごすだけで明るくなり、
笑顔が増えていく様子を何度も見てきました。
自然に触れることで心が元気を取り戻していく。
園芸療法や自然療法の効果を実感する中で、
「耕作放棄地とこどもたちの居場所を結びつけたい」と強く感じ、
今回のプロジェクトに至りました。

<こどもたちの発散の場の減少の課題について>
「木登りは危ない」「走り回ると迷惑がかかる」「ボール遊びができない」
と言われる時代。
こどもたちの楽しめる公園の遊具は撤去され、外遊びの場が減り、
こどもたちは思いきり体を動かす機会を失いつつあります。
その結果、筋力や体力の低下だけでなく、ストレスの発散ができずに
心身のバランスを崩す子も増えています。
体を動かすことは、心を整えること。
自然の中でのびのび遊ぶ経験は、こどもたちの「生きる力」を育みます。
私たちは、安心して体を動かせる自然の遊び場づくりや、畑・竹林などの環境再生を通して、
こどもたちが「五感で感じ、心と体を解放できる場所」を増やしていきたいと考え
活動を続けています。

活動内容の詳細、実績について
*えがおのミカタ こども食堂
毎月開催し、年間延べ360名のこどもたちや親子が参加。
地域のボランティアや企業と協力し、栄養バランスの取れた手づくりの食事を提供しています。
ただ“食べる場所”ではなく、誰もが安心して笑い合えるコミュニティの場を目指しています。
*おうちスクール こころほっと
学校に行けない・集団が苦手なこどもたちに寄り添い、
少人数での学習支援や体験活動を行っています。
現在は地域の10名のこどもたちが利用し、
「安心して過ごせる居場所」として親御さんからもご支持をいただいています。
*耕作放棄地再生 × こどもの遊び場
奈良県斑鳩町の耕作放棄地を再生し、こどもたちが自然と触れ合いながら心を整え、
命の循環を学べる「畑の居場所づくり」をスタートします。
畑では無農薬の野菜を育て、こども食堂の食材として活用するほか、
おうちスクールの活動そして地域の子どもたちが参加できる体験型プログラムを
展開し実施していきます。
太陽の光を浴び、風を感じ、土に触れることで、こどもたちは少しずつ
“感じる力”そして“生きる力”を取り戻していきます。
保護者にとっても、安心して子育てを語り合える場に。そして地域にとっても、
人と人が出会い支え合う「共育(ともいく)」の場づくりを目指します。
<親御さんの頼れる場の減少>
現代の子育ては、孤立との戦いでもあります。
かつては地域に「ちょっと見とくよ」「大丈夫?」と声をかけてくれる
いわゆる『おせっかいなお世話好きな近所のおばさん』がいて、
家庭を超えて子どもを見守る文化がありました。
しかし、核家族化が進み、ウチとソトの境界が強くなった今、親御さんが
気軽に頼れる場は減少しています。
「相談したいけど、誰に話せばいいかわからない」
「少し休みたいけれど、預けられる場所がない」
「一日もゆっくり一息休まる暇がなくてしんどい」
「弱音も吐けない・・・」
そんな声が、私たちのもとに日々届いています。
私たちは、親御さんが安心して話せる・助けを求められる居場所づくりにも力を入れています。
子どもたちだけでなく、支える大人たちの心にも寄り添うこと。
それが、こどもたちの健やかな成長につながると信じています。
代表者メッセージ

こんにちは!
本プロジェクト代表の青木麻綾です!
私自身、教育現場で多くのこどもたちと関わる中で、
学校に行けなかったり、人との関わりに悩んでいたりする子が
たくさんいることを感じてきました。
「こどもは未来だ!!」
その信念の元、えがおのミカタを立ち上げました。
こどもたちが安心して過ごせる時間、誰かに受けとめてもらえる場所。
それは特別なことではなく、“生きる力”を育む土台だと思っています。
どんなこどもも笑顔でいられる社会を目指して、
これからも地域と手を取り合いながら、
さまざまな活動やイベントを通して地域の子どもたちや
保護者や地域の方々と共に一歩ずつ歩んでいきます。

<↑こども福祉イベント「虹フェス」の様子>
寄付金の使い道について
このプロジェクトを実現するためには、
耕作放棄地の整地・設備費・農具購入費・野菜苗の購入費・水道設備・ボランティア保険など、
合計でおよそ50万円の費用が必要です。
内訳
- 整地(ガソリン代)……2万円
- 設備費…………………5万円
- 農具購入費……………5万円
- 野菜苗の購入費………3万円
- 水道設備(井戸の設営)………………30万円
- ボランティア保険……3万円
- その他運搬・雑費など……約2万円
この50万円を、クラウドファンディングを通して皆さまからのご支援で 実現したいと考えています。
このご支援によって、こどもたちが自然とふれあえる「畑の居場所」が誕生します。
小さな一歩かもしれませんが、その一歩が、こどもたちの未来をやさしく照らします。
応援ご協力のほどよろしくお願いします!