EJAAD JAPAN

刺繍の糸がつむぐ命~ アフガニスタンの子どもと女性に食料と医療を届けます

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支援総額
72,000
14%
目標金額 500,000
サポーター
15
残り
48
2025年01月10日 23時59分 まで
アフガニスタン女性支援プロジェクト EJAAD(エジャード)からの緊急のお願いです。 私たちはアフガニスタンの刺繍の製作を通じて現地の伝統文化を紹介し、女性たちを応援する活動を続けてきました。 しかし、アフガニスタンの社会情勢は悪化の一途をたどり、貧困と飢餓が深刻化しています。まず命と健康が最優先と判断し、この冬も村落地域にて食料配布と医療支援を実施します。 私たちのような小さなグループにできることは限られていますが、これまで刺繍プロジェクトを通じて現地の女性たちと繋がってきたからこそできる、直接の温かい支援を届けてまいります。女性や子どもたちが厳しい冬を無事に越せるよう、お力添えをよろしくお願いします。

活動・団体の紹介

アフガニスタン女性支援プロジェクト EJAAD(エジャード)

この活動は2017年、大阪大学で学んでいたアフガン人留学生アブドゥルさんとの出会いから始まりました。EJAAD(ダリ語)の意味はinnovation (変革、革新)。困窮するアフガン女性を助けるだけでなく、彼女らが未来への希望を持てるようサポートしています。この7年間、現地代表のアブドゥルさんはじめ女性メンバーと協力しながら、アフガニスタンの伝統的な刺繍の製作を通じて女性の自立を応援する活動を続けてきました。カブール周辺およびロガール州の農村地域の女性による手刺繍作品を日本やアメリカなどで紹介し、現在44名のメンバーに製作費を直接手渡し、生活を支えています。

刺繍プロジェクトのメンバーの大半は若いお母さんたちです。

⇓ 教育の機会を持てない女性や田舎の子ども達のための小さな学習塾も開いています。

活動の背景、社会課題について

20年間にわたる米軍による統治後、2021年8月の政変により現地の社会情勢は急激に変化しました。イスラム原理主義組織タリバンの支配下において、空爆や自爆テロなど命の危険は減少したものの、その極端に保守的な価値観により国際社会から孤立し、アフガニスタン国民は逃げ場のない苦境に置かれています。現在、アフガニスタンでは国民のおよそ3分の2にあたる2,800万人が飢餓や食料不足に直面しており、特に女性と子どもの命と健康が脅かされています。

 (参考情報)アフガニスタンを忘れない~現地で続く赤十字の取り組み~ 2024年10月23日

このような厳しい社会状況の下、EJAADでは刺繍プロジェクトに並行して、2021年の冬より人道的な支援活動も始めました。2023年の冬までに、ロガール地区の村落を中心に約100家族に食料を届け、無料の巡回健康診断を8回実施し、約800人の子どもや妊産婦の健康を守りました。2024年の冬はさらに厳しい状況が危惧されるため、食料配布と医療支援が急がれます。お寄せいただいたご寄付は適時現地に送金し、支援活動に使わせていただきます。


★EJAADの巡回健診に協力してくださっている小児科医 Najib Roshan医師のインタビュー動画です(英語 1分)
 ▶▶子どもと女性の健康状態について

<内容の日本語訳>
「こんにちは。私は小児科医師のナジブ・ロシャンです。カブールのインディラガンジー子ども病院に勤務しています。時には女性や子どもたちを支援するために、カブール以外の村落地域にも足を運んでいます。今のアフガニスタンの状況においては、特に母親と子どもたちに、栄養不良、貧血、骨の痛み、上気道感染症、PICA(異食症)、うつ病など、深刻な健康上の問題がみられます。

代表者メッセージ

ヘナ(EJAADアフガニスタン 女性リーダー・コーディネーター)
こんにちは、ヘナです。いつも私たちの刺繍を手に取り、活動をサポートしていただきありがとうございます。しかし、社会状況が悪くなり、皆さまに人道的支援をお願いしなければならなくなりました。家族のほとんどが職を失いました。EJAADメンバーだけでなく、近隣の困っている人たちも助けたいと思います。この厳しい冬の間に皆で力を合わせてがんばりますので、ご支援よろしくお願いします。

アブドゥル(EJAADアフガニスタン 代表)
こんにちは、アブドゥルです。私は2016年から2018年まで大阪大学大学院経済学研究科に在籍し、経済政策を専攻していました。私は草の根レベルでアフガン社会に変化をもたらしたいと常に思っていました。そして、日本でのボランティア経験や多くの人たちとの交流をもとに、アフガニスタンの伝統的な価値観に配慮しながら女性が安全に学び働くことを支援するNGO「EJAAD」を有志で設立しました。
しかし、2021年8月を境にアフガニスタンの経済は崩壊し、食料不足が深刻化しています。そのような状況でまた厳しい冬を迎えつつある今、女性や子どもたちを含む家族の命をつなぐ食料の配布と医療支援を続けていきたいと思っています。そのためのご寄付をよろしくお願いいたします。

活動内容の詳細、寄付金の使い道について

①食料配布  約36万円 (2400ドル)
 (写真は昨冬に米、小麦粉、オイルを配布した時のものです。)

首都カブールおよび南部の村落地帯ロガール州にて、以下の優先順位で選んだ30家族にこの冬を越すための食料(平均2か月分)を配布します。
①孤児、未亡人 ②失職して収入源が途絶えた子育て世帯 ③(働けない)障がい者、高齢者
必要経費(概算):80ドルx30セット=2400ドル 
1セット(平均7人の家族)の内容  
 小麦粉:50kg($30) 米: 25kg($34) 砂糖: 7kg($7) 食用油: 5リットル($7)
これらの食料はカブール市内またはロガール地区にて購入し、車でそれぞれの村の家々に配布します。村人と話し合って配布先を決めるなど、調整はアブドゥルさんがボランティアでやってくれています。運搬スタッフもボランティアです。

子どもと女性のための無料巡回健診 3回  約14万円 (900ドル)
タリバン暫定政府による村落への医療インフラ投資が不十分なため、医療サービスへのアクセスが大きな課題となっています。元々乳幼児死亡率の高いアフガニスタンですが、長期化する食糧難で栄養不足が深刻化し、抵抗力を失ってちょっとした病気で命を落とす子どもが増えています。EJAADでは、刺繍プロジェクトを通じて築いた村落部とのネットワークをベースに、必要なところへ信頼できる小児科医を派遣するシステムを作り、2年前から無料健診を実施しています。

写真は昨冬の巡回健診の様子です。子どもを連れて、近隣の村々から続々と集まってきました。

2021年の冬以降、計8回の巡回健診を実施し、延べ約800人の乳幼児および妊産婦の健康状態をチェックし、必要に応じて薬や栄養剤を投与しました。

この冬もNajib Roshan医師の協力を得て、ロガール地域への巡回健診を実施します。乳幼児および妊産婦を中心に1回あたり約80~90人、3回の実施を予定しています。
以下は1回の巡回健診の予算です。
・医師への謝礼 $60(診療時間により調整)
・薬、栄養剤 80人分 $180
・車・ドライバー代 $30
・サポートスタッフ謝金(一人)$15
・食事代 $15 
計 $300  3回の健診を行う場合:$300x3回=$900=約140,000円(支援金額が上回った場合はさらに地域を広げます


現地の風景

カブールの冬
大阪とちょうど同じ緯度に位置しますが、標高1800mの首都カブールでは最低気温が-10℃近くの日が続きます。

ロガール州について
カブールの南東に位置するロガール州は、過去にタリバンや北部同盟の支配地域が混在し、アルカイダの訓練基地もあった所です。40年以上にわたる戦闘に多くの住民が巻き込まれ、傷を負い、残された女性や子どもたちは苦しい生活を強いられています。EJAADの現地代表アブドゥルさんもこの地域で生まれ育ち、幼い時に父親を戦闘で亡くしています。

気候変動の影響を受けて、干ばつによる水不足も深刻な問題です。 EJAADでは2023年に、村民が利用しやすい3か所に井戸を建設しました。


厳しい冬を乗り越えて、温かい希望の光が見えるまで、アフガニスタンの人たちに寄り添い、ご一緒に応援していただけましたら幸いです。 ご協力いただいた皆さまには継続的に活動報告や刺繍展示会など催しのご案内をお届けします。


<プロフィール>

EJAAD JAPAN (エジャード・ジャパン)

アフガニスタンの伝統工芸(刺繍)の継承とともに、 教育や就労の機会を得ることが困難な若い女性たちが生き生きと活躍できる場をつくることを目指す国境を越えたプロジェクトです。 

<連絡方法> ホームページの「CONTACT お問い合わせから送信してください。

【協力】NPO法人 国際交流の会とよなか(TIFA) アフガニスタン女性支援プログラム

    関西学院千里国際中等部・高等部 EJAADクラブ

このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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