EJAAD JAPAN
任意団体

アフガニスタンの女子学生にオンライン学習の機会を!

支援総額
0
0%
目標金額 500,000
サポーター
0
残り
47
2025年11月15日 23時59分 まで
EJAADでは2017年から刺繍製作を通じてアフガニスタンの女性の教育や就労を応援してきました。しかし、2021 年から続くタリバン統治下において、女性の教育、就労、外出などあらゆることが厳しく制限されており、特に中学以上の女子教育は禁止されています。そのような先の見えない暗雲の中で、若い女性たちの希望を取り戻し、今後のアフガン社会を担う女性を育てるために、家の中で受けられるオンライン教育の支援をスタートします。この活動は、日本に留学しているアフガン女性の熱い思いから始まりました。 草の根の小規模な取り組みですが、応援いただければ幸いです。 (EJAAD JAPAN代表 筒井百合子)

リーダーからのメッセージ

アフガニスタン女子教育支援プログラム リーダー Fahima(ファヒーマ)

アフガニスタンのすべての少女には、夢を叶え、自分たちの明るい未来を築く権利があります。この教育の機会は、彼女たちに学術的な知識を提供するだけでなく、自信、回復力、希望を育み、将来への準備を整えるためのものです。彼女たちが一人ぼっちではなく、世界から忘れ去られていないことを伝えたい。私たちは彼女たちと共に立ち、その思いを深く共有しています。小さな一歩でも前進し、彼女たちの生活にポジティブな変化をもたらすことで、より良い世界—平和と希望に満ちた世界—を目指したいと思います。

<プロフィール&活動の経緯> 

私はアフガニスタンの首都カブールの公立学校で教師として働いてきました。競争率の高い日本政府の選考プロセスを経て、JICAの平和奨学金を受賞する栄誉に預かりました。2021年、日本への渡航準備が整った矢先、アフガニスタン・イスラム共和国が崩壊し、私たちの生活は大きな混乱に陥りました。

数ヶ月後、JICA奨学生の男性は日本へ渡航することができましたが、マハルム制限(女性は近親男性の同伴なしで外出できない)のため、女子学生はなかなか渡航できず、日本へ渡るまでに1年以上を要しました。最終的に2022年9月に日本へ到着し、名古屋大学国際開発研究科で修士課程の勉強を始めました。

修士論文では、通学禁止措置がアフガニスタンの少女たちの自己肯定感に与える影響に焦点を当てました。幸い勇気を持ってインタビューに参加してくれる学生に出会えましたが、彼女たちの話は胸が痛むものでした。夢や希望が砕かれ、人生が突然かつ破壊的に中断されたこと、さらに貧困が教育を受ける機会を遠ざけていることを切々と語りました。
私は自分自身に問いました:「なぜ私はここで勉強しているのか。アフガンの少女たちは勉強できず、一人で闘わなければならないのに」 そして私は自分の研究が彼らを助ける強力なツールになることに気づきました。私は、彼らの代わりに勉強し、彼らの声を上げるためにここにいるのだと理解しました。

2025年3月に大学を卒業し、実践的な支援方法を探る中で、名古屋での刺繍販売を通じてEJAADのメンバーとつながることができました。熱心に耳を傾けてくれる人たちとともに、少女たちに将来への希望と力を与え、取り残されたと感じないよう支援する方法を模索しています。私たちは、オンライン教育がポジティブな変化をもたらす強力な方法だと信じています。

アフガニスタンの女子教育の現状

現在アフガニスタンでは、タリバン統治下、女子教育は厳しい制限を受けており、世界で唯一、女子が中学以上のレベルの教育を受けることができない国となっています。ユネスコの推計によると、中等教育を受ける機会を奪われている少女は140万人に上るとされています。

アフガニスタンでは以前から、多くの子どもたちが教育の機会を奪われていました。ユニセフのデータによると、2021年時点で約420万人の子どもが学校に通えておらず、そのうち62%の約260万人が女子でした。貧困、早婚、文化的・社会的規範など、さまざまな要因が女子の就学を妨げていましたが、タリバン政権による女子教育の禁止は、こうした課題をさらに深刻化させています。

オンライン教育システム「LEARN Afghan」

アフガニスタンのすべての子ども、特に女子に、質の高い教育を提供しているオンライン学習プラットフォーム「LEARN Afghan」を利用する予定です。高校3年生までの生徒を対象に、識字教育、英語、数学、生物、物理などの科目を無料で提供しています。

LEARNの創始者の女性Pashtana Durrani(パシュタナ・ドゥラニ)は、1997年パキスタンのソルカブ難民キャンプで生まれました。19歳でアフガニスタンに家族とともに移住し、教育者であった父の死後、21歳でアフガニスタン初のデジタル学校ネットワークLEARN Afghanを設立。2021年のタリバンの再台頭後、亡命を余儀なくされましたが、活動は密かに継続され、亡命先からアフガンの少女たちの教育を応援し続けています。

オンライン教育に必要なインターネットアクセスの現状

先進国では当たり前となっているインターネットへのアクセスですが、Gallupの調査によると、2022年時点でアフガン国民の15%がアクセス可能で、そのうち女性は6%でした。地域差もあり、西部のヘラートで15%、首都のカブールではわずか3%。利用者が少ない分、通信費も高額となり、オンライン教育にとって大きな障壁となっています。

寄付金の使い道について

1.パソコン代: 中古パソコン 1台 (平均)約20000円×8台=160,000円
LEARNのクラスについていくためには日々かなりの学習をしなければならないため、姉妹でも1人1台のパソコンを提供することを想定しています。

2.インターネット代:平均 月5000円×12か月×5家族=300,000円(通信環境や速度により異なります)

3.その他:文具、教材費など 40000円

女子学生の写真とメッセージ

現在、オンライン学習を熱望している学生たちからのメッセージです。ご支援金は順次EJAADの口座に振り込まれ、緊急度の高い学生から優先的に支援をスタートする予定です。

今後の経過や女子学生たちからの報告などは、引き続き「活動報告」として公開します。
温かいお力添えをよろしくお願いいたします。  EJAAD JAPANチーム

団体情報
団体情報
このページは寄付・会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
このページは寄付・会費決済サービス「コングラント」で作成されています。