わたしたちは、子どもたち一人ひとりが
自分たち自身の力で夢と希望をもって生きていけるような
地域社会の実現をめざします
『教育こそが子どもの未来への道』
この信念のもとに、1979年からバングラデシュとインドの紅茶農園や極貧の村などで、学ぶ権利が守られていない子どもたちに対して教育支援を行ってきました。4万人以上の子どもたちが巣立っていきました。
一人ひとりが夢と希望を持って生きていけるような社会の実現
ESAは教育を受けた人たちが増え、学ぶ権利を自分たちで守ることが当たり前になり、一人ひとりが夢と希望を持って生きていけるような社会の実現を目指します。
ESAの活動のベースは子どもの権利
子どもたちは、「生きる」「育つ」「守られる」「参加する」権利を平等に持っています。
子どもの権利は、すべての子どもたちが健やかに、自分らしく育つために必要な、当たり前のものです。まずはその権利を有するということを、子どもたちが、そして周りの大人たちが知ることが大切です。
そしてこの学ぶ権利もまた、すべての子どもたちが平等に持ち、守られるべき権利です。私たちは、子どもの権利を大切にする教育をサポートしています。
しかし、バングラデシュやインドにはこれらの権利が守られていない地域があります。
なぜ「子どもの権利」が守られないの?
- 誰もが無償で通える、そして十分な教育を提供できる学校の不足
- 教育を受けていない親の低収入と悪循環
- 整っていないインフラ整備
- 古いしきたりを大切にする保守的な考えや慣習が村に定着している
などの様々な理由があります。
そこで、ESAは貧しい農村に小学校を建設・運営
わたしたちは、教育の力で子どもたちが夢と希望をもって生きられるように
社会的事情や家庭の経済的理由で教育を受けられない子どもに対して、
小学校から高校までの質の良い教育を提供しています。
支援地域
・紅茶農園の子どもたち
・村落に住む子どもたち
・女の子の権利を守る子どもの家
質の良い教育を実現するために
ESAが取り組む4つの領域
ESAは、社会的事情や経済的理由で教育を受けられない子どもに対し、小学校から高校までの質の良い教育を提供しています。
学力
子どもたちが12年間の教育課程を修了するためにも多面的に子どもたちを支えることが大切です。質の良い教育を提供するためには毎年教師トレーニングを実施したり、中学高校への進学を後押しするための放課後学習教室を行います。また卒業生が社会のリーダーとなるよう、やる気のある人材の育成もしています。
こころ
急激に変化する時代の中で力強く生きていくためには、コミュニケーション力や創造力を養うことも大切です。日本の絵本を送るプログラムやカウンセリング、自己肯定感を高めるワーク、ジョブガイダンスや人権教育などを推進しています。
健康
健康で元気でなければ教育を続けることができません。子どもたちの多くは慢性的な栄養不足のため、学校では給食を提供しています。また年に1度、親子で受けられる健康診断を実施し健康と衛生に関する認識を高めています。
環境
今までに6つの学校施設と2つの児童養護施設を建設し、子どもたちが安心して安全に学べる環境を提供しています。親が子どもたちを安心して送り出せるようなサポートとして、地域の女性のエンパワーメントプログラムも展開しています。
ESAのサポートを受けた卒業生をご紹介します。
これまでに多くの卒業生たちがそれぞれの目指す道を歩み始め、地域で活躍する者も出てきています。中には、コロナ禍で困窮に苦しむ村人へ食糧支援を実施する者、地元に戻り子どもたちのために教鞭をとる者など、支援を受けてきたことで、今度は自分が人々に何ができるかを考え、そのバトンを繋げている者も少なくありません。
プレナの生い立ち
窓の内一間の家・・・それでも明るいプレナの家族
プレナのお父さんは彼女が小学校の時に重い病気にかかり、家族4人の生活は厳しいものでした。窓のない一間の家は、土間の床とトタン屋根で、雨が降ると水が入り込み、屋根の雨の音がうるさくて会話もできないほどでした。
それでもプレナはとても明るい子でした。小学校に入学したときに買ってもらった、ぶかぶかの制服は、6年生になるころには長袖が半袖になり、何度も折り返して履いてスカートもミニスカートになり、それを見ては妹と笑い合い、自分たちが貧しいことを悲しいと思ったことはありませんでした。
プレナの努力と困難
お父さんが病気がちで学費を払えなくなり、お母さんがESAの教育支援を申し込み、高校卒業まで支援を受けることができました。
9年生の時に、自分が勉強で頑張って家族を支えていこうと心に決めたプレナは、家庭教師のアルバイトを始め、学校から帰ってから夜8時まで何人もの生徒をもち、それから毎夜2時まで自分の勉強をして、トップの成績を守りました。しかし、大学2年のときに無理がたたり、食べることも歩くこともできないほど体を壊し、また、父親が癌になり、治療のために知人にお金を借りに頼みまわったこともありました。
夢の実現へ
ついに教師へ。そして結婚、窓のある家も!
そんな様々な困難に直面しながらも、ついに3年前、給料の保障がある、夢の教職員試験に合格し、母校の教師として採用されました。就職できたことで、年金のない両親の面倒をみることも、あきらめていた結婚も、夢だった光の差し込む窓のある家も手に入れることができたのです。
プレナの強い意志、原動力は両親への強い愛情
プレナをここまで引っ張ってきたのは、両親への強い愛情でした。親を楽にしてあげるには、自分が公務員の資格をとるしかない。その意志の強さと努力は並大抵ではありません。でも、彼女は明るく、そして、彼女をここまで支えてくれた人々への感謝を忘れませんでした。
インド・ダージリンの紅茶農園の子どもたちに愛情を注ぐ日々
現在プレナは小学5年生の算数、中学の科学を担当し、週に10コマの授業をおよそ400人の生徒に行っています。
紅茶農園の子どもたちの中には、学習意欲があまり上がらない子どももたくさんいます。その要因として、プレナは、親からの愛情不足を上げています。生活のため、朝早くから晩まで仕事に忙しく、子どもと過ごすゆとりがありません。子どもたちは愛されているという実感がないため、心が不安定です。そのため学習意欲がなく、向上心も低い。若年結婚、短絡的な交際、娯楽への関心、将来に夢を持てない、等の悪循環が起こります。
プレナは今、自分がこれまで日本の支援者や周りから愛情を受けてきたように、教師として子どもたちに精一杯の愛情を注いでいます。
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教育支援の成果が出るには時間がかかります。だからこそ、プレナのように子どもたちがどんな境遇でも夢をあきらめず未来をつかむためには様々な側面からのサポートが必要です。そしてこうした活動・サポートが着実に地域社会をよくするサイクルを生み出すと、私たちは信じています。
ご協力をお願いいたします。
マンスリーサポーターになる
質の良い教育の力で子どもたちの学ぶ権利を守るための支援は、長期的な活動です。
毎月1000円~のご寄付で、ぜひ継続的に子どもたちを支えてください。
※ESAアジア教育支援の会への寄付金は税控除の対象となります。
教育サポーター
バングラデシュとインドの学ぶ権利が守られていない1400人の子どもたちを学校に通うための活動をサポートいただくためのサポートプランです。
■教育サポーター特典
☆会報誌「JOY」をお届します。(年2回)
☆支援地の子どもたちからの手紙や絵をお届けします。
■サポーター種類
教育サポーター[ベーシック] 2000円/月
ひとりの子どもの教材、制服、授業料がサポートできます。がサポートできます。
教育サポーター[プラス] 3000円/月
ベーシックの教育費に加え、その子どもが放課後クラブに通って補修授業を受けることが出来ます。
教育サポーター[フューチャー] 5000円/月
ベーシックの教育費、プラスの放課後クラブに加えて、子どもの未来のための授業の取り組み「NEXT SMILE」プロジェクトもサポートできます。
給食サポーター 1000円/月
バングラデシュの450人の子どもたちの給食を提供します。
子どもたちの輝く未来のために…ご協力をお願いいたします。