認定特定非営利活動法人ファミリーハウス

自宅とも、病院ともちがう、ふつうの生活のためにご寄付をお願いします

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ファミリーハウスとは、「病気の子どもと家族の生活を、みんなで支えあうコミュニティ」です。 子どもが重い病気になり、遠方の病院で長期間入院しなければならなくなった時、付き添うご家族は子どもと一緒に病院に泊まることができません。 そこで、1991年、そんなご家族が安心して休める「第二のわが家」として、日本で初めてファミリーハウスが誕生しました。 利用料は、1人1泊1,000円。年間延べ約5,000人のご家族の、病気の時だからこそ大切にしたい「ふつうの生活」を支えています。 自宅のようにくつろげる各ハウスは、関わる人々が自然に支えあう「コミュニティ」でもあります。スタッフ、ボランティア、寄付者そして地域の皆さんと共に、病気の子どもとご家族の気持ちに寄り添っています。

江口八千代 理事長からのメッセージ

認定NPO法人ファミリーハウスは遠方の自宅を離れて都内の専門病院で治療を受ける子どもと家族のための滞在施設をつくるために1991年から活動を始めました。
当初は、家族が安心・安全に、家族同士が悩みを話せる場所があり子どもの看護に専念できるような「もうひとつの我が家」ができたらどんなによいだろうとの考えで始まった運動でした。
ファミリーハウスは、単に経済的負担の少ない滞在場所というだけでなく、トータルケアの一環としての役割も期待されるようになりました。
家族の団らんや利用者同士の交流の場として、また専門家を含めたハウススタッフとの交流と見守りは、利用者にコミュニティを提供しています。病気の子どもと付き添い家族の「日常性の再構築」ができるよう見守っています。

この活動はボランティアの支えがなければ成り立たない活動でもあります。
初期はボランタリー運動として、根付くのだろうかと心配もありました。大きな力となってくださっている個人だけでなく、企業の社会貢献の一環として社員が支えてくださるようにまでなりました。この運動に共感して部屋を提供してくださった篤志家や多くのボランティアに恵まれて、滞在施設の認知は広まり、深まってきていると思っています。
全国で同じような活動が全国で展開されています。運営形態は様々ですが、各地のハウスは地域の支援者の協力を得て非営利で運営されています。これらの運営者による全国滞在施設運営者ネットワーク会議を1997年から年1回開催しています。情報交換と施設運営の質的向上を目指しています。2013年に、ハウススタッフの専門性について、マインド、スキル、知識の3本柱で言語化をしました。運営において大切にしていくことやスタッフの教育に役立つものとなりました。

1991年に活動を始めてから現在に至る間に、ファミリーハウスを取り巻く社会情勢も変化してきました。医療の進歩、入院期間の短期化などの医療政策の変化により、ハウスに求められるニーズが多様化し高度になりつつあります。医療機関との連携が必要となる場面も増えてきました。この変化に対応するために私たちは「理想の家」をつくりたいと考えています。実現に向けては、高いハードルもありますが、いままで培ってきた英知を結集して利用される方にとって心地よいハウスを考え、ハード面ソフト面ともに提供するべく夢に向かって前進していきたいと考えています。
変わっていくファミリーハウスと変わらないファミリーハウスを大切にしつつ、原点はご家族が安心してファミリーハウスを利用でき、安定した気持ちで子どもの看病に専念できるように、さらにはファミリーハウスを利用することで子どもの看病の活力となれるよう援助していくことがファミリーハウスであるということを忘れずに皆様と歩んでいきたいと思っております。
皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

寄付金の使い道について

いただいたご寄付は、ハウス運営・相談事業など当法人の活動全般に活用させていただきます。それにより、次のことを実現することができます。

【寄付により実現できること】
・ハウス利用料1人1泊1,000円の維持
・ハウスの質的向上 (あたたかみのある環境づくり、高度なニーズへの対応など)

受賞

2018年 第70回保健文化賞受賞
(主催:第一生命保険株式会社、後援:厚生労働省・朝日新聞厚生文化事業団・NHK 厚生文化事業団)

2015年 江口八千代理事長 瑞宝双光章 受章

2005年 社会貢献者表彰受賞(公益財団法人 社会貢献支援財団)

団体情報
認定特定非営利活動法人ファミリーハウス
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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