特定非営利活動法人felice

【毎月の寄付】ハンディキャッパーの皆様の幸せな居場所作りの為に┃就労継続支援B型事業所「鮎の里」

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就労継続支援B型事業所を運営しております。利用者の工賃向上と居場所づくりを目的に、様々な事業にチャレンジしていきたいと思います。皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

就労継続支援B型事業所とは

就労継続支援B型事業所とは、障害や難病のある方のうち、年齢や体力などの理由から、企業等で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、軽作業などの就労訓練を行うことのできる福祉サービスです。障害者総合支援法に基づく福祉サービスの一つであり、比較的簡単な作業を、短時間から行うことができます。

年齢制限もなく、障害や体調に合わせて自分のペースで働くことができ、就労に関する能力の向上を目指してます。

事業所と雇用契約を結ばない為、賃金ではなく生産物のに対する成果報酬の工賃を支払います。

就労継続支援B型抱える課題

①職種が少ない。

就労継続支援における仕事の多くが、屋内での単純作業、内職作業(切手はり、糊付けなど)が多く、皆様が仕事を選ぶ自由がほとんどございません。

しかし健常者もそうであるように、障害者方々も適正があり、どうしても屋内での作業に適性がないという方もいらっしゃいます。つまりそうした作業が合わない方々の新たな選択肢が求められていました

②工賃が低い

また工賃も非常に安くB型の場合山口県での平均工賃(障害者に渡すお金)18,915円と低いのが現状です。

自然の中で豊かに働く

利用者の選択肢があまりないという問題点を改善すべく、山の中にある鮎養殖場を中心とした屋外レジャー施設「鮎の里」の施設維持管理を中心としたB型事務所を2020年立ち上げました。

 

具体的な仕事としては

・鮎の里施設維持管理

・養殖鮎の育成

・ウサギ、猫のお世話

・畑で自然薯の栽培

・花壇を作る

 

など自然の中での作業を中心に行っております。

支援金の使い道。工賃向上の為事業拡大

屋外就労施設の立ち上げにより、皆様の選択肢を広げる事が出来たと考えております。

もう一点の課題である、利用者の工賃を上げる為に、また、更に多くの選択肢を増やすべく、

皆様から頂いたご寄付を使わせていただき、新規事業に取組みたいと思います。

 

現在の計画としては

・新たな作物を育てる為、畑の拡張

・鮎加工品開発

 

これら新規事業に取組み、利用者の皆様の工賃向上を目指していきます。

「生きがいが見つかる鮎の里」職員インタビュー

名前:藤村真

年齢:36歳

前職:放課後児童デイサービス職員

 

利用者の方々の働く環境

利用者さんからはもともと室内作業中心の就労施設におられ、そうした施設での就労にストレスを感じていたというお話を伺います。

しかしここ鮎の里では春には桜が咲き、夏は暑さを感じ、秋には、鮎が大きくなり、冬には雪が降りというように、今まであまり意識しなかった自然の変化を感じる事が出来き、人間らしい仕事が出来ていると感じる方が多いようです。

 

当然、やらなくてはいけない仕事はあるものの、作業を選択できる事で自分の好きなこと、やりたいことを出来る事を魅力に感じている利用者さんも多いです。

 

自由な昼休み

皆さんはお昼休みどのように過ごしていらしゃるでしょうか?携帯を弄る、机で仮眠するなどではないでしょうか?

ここ鮎の里ではお昼休みの過ごし方が本当に多様で、

うさぎや猫と戯れる。芝生で寝る。鮎を眺める。水遊びする。広大な敷地を散歩する。当然携帯を弄る事も出来ます。

このように自由に様々な過ごし方が出来る昼休みを楽しんでいらっしゃいます。

 

居場所が出来る

鮎の里の仕事は一人で出来ない物も多いです。例えば花壇づくり。

花壇を作る為には重たい真砂土を何度も運んで、石で囲んで、球根を植えてと、1週間時間がかかり、利用者さんも苦労されておりました。

しかし甲子園を目指して仲間と頑張る高校球児と同じで、花壇を作るという同じ目的に向かって、しんどい作業をする事で一体感が生まれ、完成した時の達成感を分かち合うことで仲間が出来、居場所が出来るのではないでしょうか。

完成した時には思わず大声で叫んだり、飛び跳ねたりと様々な喜び方が見られました。

 

金曜日が悲しくなる施設

普通金曜日は明日休みだーと嬉しくなるものですが、鮎の里の利用者の中には金曜日が悲しくなるという方がいらっしゃいます。事情を伺うと、「みんなに土日会えなくなると思うと悲しくなる」との事でした。

利用者の皆さんがこんなに楽しく働けて、居場所が出来る施設で働けて私も喜びで一杯です。

 

障害者の皆さんが幸せな気持ちになれる施設の利用者を増やしたい

皆さんにとって生きがいが出来る鮎の里の利用者をもっと増やしたいと思っております。とはいえ、施設の仕事量にも限りがあり、利用できる方も限られてきます。しかしもっと多く方に鮎の里を利用していただきたいと考えており、新規の事業を成功させ、仕事を増やしていきたいと思います。

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