活動・団体の紹介
私達Fihankra Healthは、アフリカの無医村に住む貧しい方々に医療を提供するという非営利活動を行っている団体です。私達の主な活動内容は以下の3つです。
活動内容1. アウトリーチ(Outreach):私達が、片道約1時間をかけて、車で各無医村に訪れ、医師(Physician Assistant)が無医村の方々を診察する。
活動内容2. CHWを介した遠隔診療:各無医村でコミュニティ・ヘルス・ワーカー(CHW)を決め、無医村の方々が病気の際には、CHWがバイタル測定などを行い、私達に電話などで連絡をする。私達は遠隔診療を行い、CHWに予め渡していた薬箱の中から薬を渡す。
活動内容3. 健康教育:無医村の方々の健康/医療の啓発活動として、「マラリア予防、環境衛生、飲水と食事の衛生、下痢疾患の理由」など10項目について村の集会で啓蒙する。
活動の背景、社会課題について
アフリカの無医村に住む貧しい方々は、病気になった際に医療を受けるためには、都市部のクリニックや病院まで未舗装の道路を片道約1時間程度かけて受診しなければなりません。体調が悪い中でも、バイクタクシーの後ろに乗って身体に強い振動のかかる片道1時間の未舗装の道路の移動が必要になります。
また、農村部に住む貧しい人々は、往復の交通代金・診察料・薬代を払うことが難しいため、クリニックや病院の受診が遅れてしまい、本来は治療しうる急性期の疾患で命を落としてしまうことが起こります。もしくは慢性期の疾患のコントロールが不十分のために、予防し得る脳梗塞などの心血管疾患に罹患し、農業ができなくなり、さらなる貧困に陥るという悪循環となります。
そこで私達Fihankra Healthは、上記の3つの活動を行い、生まれてきた環境のために命を落とすことがないように、アフリカの無医村の貧しい方々にも医療を届けることを使命としています。
活動内容の詳細、実績について
2023年3月:Oxford大学 経営学修士の起業プロジェクトで、3ヶ月間「ガーナの遠隔診療:Fihankra Health」に取り組む
2023年5月:Fihankra HealthがOxford African Innovation Seed Fundを受賞
2023年8月: Fihankra Healthがガーナの10の無医村で現地調査を行い、以後Fihankra Healthの活動を継続する
2023年8月- 2024年7月:1年間で、28の無医村で、約1200回の診察を行う
2024年8月-2025年6月:現時点までの11ヶ月間で、46の無医村で、約1460回の診察を行う
代表者メッセージ
アフリカの無医村に住む貧しい方々のために、日本にいながらでも「何かしたい」と思ってくださる方々からの温かいご支援を賜われましたら幸いです。
寄付金の使い道について
私達Fihankra Healthが無医村に医療を届けるために、無医村までのガソリン代や、医師との遠隔診療等のための通信費や、村人に届ける薬代など、活動を続けるための資金として使わせて頂きたいと思っております。