認定NPO法人フリーキッズ・ヴィレッジについて
フリーキッズ・ヴィレッジでは、2004年から信州高遠で不登校のこどもたちとの自給自足の共同生活を営む「寄宿生活塾」の活動を始めました。
2019年令和元年を迎え、1軒の古民家による寄宿生活塾時代の第1世代から、同じ集落の古民家に居を構える複数の自給自足をベースとした家族による「子育て村づくり」の第2世代へと入りました。
「誰もが心豊かに平和に生きられる村」を実現することを目指し、不登校・ひきこもり・障がい・虐待を受けた子どもたちも含め、多様な背景の子どもたちの居場所と自立支援を行っています。
・被虐待児だけでなく、障がいのある子どもたち、不登校やひきこもりなど、生きづらさを抱えている子どもたちの受け入れ、拠点・療養の場作りの「おやまのおうち事業」
・地元の子どもたちの居場所としての「みんなの村事業」
・地域の要保護児童の家庭とつながる「ファミリーサポート事業」など、次世代の子どもたちに、自然農の田畑を伝える活動などさまざまな活動をしています。

「制度のはざま」に取り残される子どもたちの増加
日本では子ども虐待の報告件数が年々増加しており、直近のデータでは2023年度に児童相談所が対応した養護相談のうち児童虐待相談の対応件数は約22万5千件に達し、33年連続の増加となっています(厚生労働省)。そのうち心理的虐待が約60%を占め、身体的虐待、ネグレクト、性的虐待も依然高い水準で発生しています(厚生労働省) 。
また、2023年度の小・中学校における不登校児童生徒数は、346,482名となり、11年連続で増加、前年度(299,048名)から約47,434名(約15.9%)の増加となりました(文部科学省)。


これは、子どもを取り巻く家庭環境が依然として不安定であり、制度だけでは対応しきれない問題が拡大していることを示しています。
学校、家庭、福祉制度のいずれにも馴染めず、「制度のはざま」に取り残される子どもたちは少なくありません。特に、不登校・障がい児など、多様な背景をもつ子どもや家族は、受け入れられる場所を見つけることすら困難な現状があります。
子どもたちも大変な状況にあるものの、サポートをする家族も将来への不安や周囲の無理解、孤独感を抱えやすく、精神的・経済的負担が重なり疲弊してしまうことがあります。フリーキッズ・ヴィレッジの「おやまのおうち」は、子どもだけではなく、家族にとっても憩いの場を提供しています。
誰もが生き生きと過ごせる場を実現したい!
フリーキッズ・ヴィレッジでは、多様な背景をもつ子どもたちの受け入れ、拠点・療養の場作りの「おやまのおうち」プロジェクトを実施し、制度だけでは支援が行き届かない「はざまのニーズ」を包括し、自然体験や共同生活を通じて癒しと再発見の機会を提供しています。

「おやまのおうち」は、信州 高遠の山の中、築150年の古民家を改修し、子どもと家族みんなの居場所としてオープンし、3年が経ちました。多くの人が訪れ自然の暮らしを体験し、生きる力を取り戻していく様子が見られます。
子どもたちは、大工、農家、陶芸、鍛金などのワークショップを通じ、さまざまな地域の大人に出会うなかで、自分の好きなことや得意なことを見つけ、「こんなふうに生きていいんだ」と少しずつ自信を取り戻していく姿も見られました。自然の中で五感を使って過ごす時間は、学校や家庭のみでは得がたい学びともなると感じています。
今回のクラウドファンディングで実現すること
①敷地隣りの竹林、駐車スペース整備
敷地隣りの竹林を整備し、駐車スペースの確保とキャンプができる空間を作ります。
<駐車スペースの確保>
駐車場の少なさやスペースが狭いことから、障がいを抱える子どもたちのアクセスが難しい現状があります。また「おやまのおうち」は、子どもたちのみでなく、大人も含めさまざまな方に開かれているみんなの居場所です。最近は、都内からの移住体験者も多く、駐車スペースの確保や整備が非常に重要です。子どもたちも多様な方と接することにより、本来の活発さを取り戻したり、生き方を学んでいきます。
障がいをもつ子どもたちとその家族、みんなが「おやまのおうち」にアクセスしやすくしたいと思います。
<キャンプができる空間>
敷地隣りの竹林を整備することによってできた空きスペースに、テントサウナや、焚き火、テントが張れる空間をつくります。
こうした体験をできる場所を増やすことで、子どもたちの「こういうことをやってみたい!」という声を実現し、より生き生きと過ごせる場をつくっていきます。
このような体験の場は、交流の場ともなり、なかなか学校に行くことが難しい子どもや、地域との交流が希薄になっている子どもたちの家族も含め、みんなにとって憩いの場となることを目指します。
②蔵を改修し、宿泊できる空間創り
「おやまのおうち」に訪れる子どもたちのなかには、人との交流を望む一方で、プライベートな空間も必要な子どももいます。現在、「おやまのおうち」には「母屋」に宿泊できる場所はありますが、必ずしもプライベートな空間ではありません。人によっては、長期滞在が難しい場合もあります。フリーキッズ・ヴィレッジでは、さまざまな背景のある子どもたちに開かれた居場所を提供したく、「プライベートな空間」も必要であると考えています。
宿泊場所は「プライベートな空間」、ご飯を食べる場所はみんなと一緒に母屋で…。
こうした個々の背景を考慮しながら、子どもたちにとって、より良い空間を作るため、現在、活用しきれていない蔵をリノベーションし、長期滞在が可能な宿泊場所にしたいと考えています。
理事長からのメッセージ

おやまのおうちのスタッフから
ご寄付の使い道
ご寄付は下記の通り、子どもたちとその家族などみんなが安心して過ごすことができる場所「おやまのおうち」のために大切に使用させていただきます。
・駐車場・道作り・キャンプスペースの制作150万円
・山水を引いて水場制作費20万円
・テントサウナ・サウナ備品購入費30万円
・蔵の改修&宿泊部屋・多目的スペース作り100万円
応援コメント
ソニー銀行さまからメッセージをいただきました!
このたびは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」へのご参加、誠にありがとうございます。
「だれもが心豊かに平和に生きられますように」という想いを実現させるため、信州高遠の山里で子ども支援・子育て支援に関わるさまざまな取組を行っているフリーキッズ・ヴィレッジさまの活動は、たいへん意義があるものと考えています。
本プロジェクトは、フリーキッズ・ヴィレッジさまが運営する、だれもが「生きる力」を育める場所「おやまのおうち」を改修し、これまで以上に快適・安心して過ごせる空間づくりを目指す取組です。
ソニー銀行は、このプロジェクトを通じて、だれもが『生まれてきてよかった。』『生きててよかった。』と実感できる居場所である「おやまのおうち」をより快適な空間にするとともに、SDGsの目標である「No3 すべての人に健康と福祉を」「No4 質の高い教育をみんなに」「No11 住み続けられるまちづくりを」の実現に貢献できることを願っています。
このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトです。
「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額 NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高めることで、寄付文化の浸透および NPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。
▼GIVING for SDGsの詳細サイト
https://congrant.com/jp/corp/sonybank/givingforsdgs.html
▼ソニー銀行さまホームページ
https://sonybank.jp/?cid=cf_gfs036_01
税制上の優遇について
本プロジェクトを通じて寄付を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。
■個人の場合:2000円以上の寄付をされた方は、寄付金領収書を添えて確定申告を行うことで所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。
■法人の場合:法人が認定NPO法人等に寄付をすると、一般のNPO法人に寄付した場合の一般損金算入限度額とは別に、別枠の特別損金算入限度額が設けてられており、その範囲内であれば損金の額に算入することが認められます。詳細は内閣府のページをご確認ください。
<寄付金受領証明書の発行について>
・寄附をされた方には、2026年1月頃 (予定) に「寄付金受領証明書」を送付致します。
金額10,000円 |
金額20,000円 |
金額30,000円 | 在庫10 |
金額50,000円 |
金額100,000円 |
金額100,000円 |
金額300,000円 |
金額500,000円 |
金額10,000円 |
金額20,000円 |
金額30,000円 | 在庫10 |
金額50,000円 |
金額100,000円 |
金額100,000円 |
金額300,000円 |
金額500,000円 |