月500円からのマンスリーサポートを募集しています
大地(森)の再生活動では、決まった金額を毎月ご寄付くださるマンスリーサポーターを募集しています。
金額は毎月500円、または毎月1,000円のお好きな金額をお選びいただけます。
大地(森)の再生活動について
私たちの周りを見渡してみると、川があり、山があり、森があり。これらがいのちの源泉となり、様々ないのちを育み、運び、循環しています。
その森が今、呼吸不全(土壌の空気と水の循環不良)を起こし、悲鳴をあげています。
昔は盛んであった林業も担い手が減り、若手は山間部から都市部へ流出し、森や山を手入れする人が減ってしまったために、荒れた森が至るところに存在します。
また、利便性を求めた人間がコンクリートで固めたところは、土壌の空気と水の流れが止まり生命力を失っています。
こうして、土砂災害が起きやすい状況が生まれ、増え続けている現状。
森に囲まれて生活しているわたしたちが、このまま何もせず、森が衰えていくところを見ていてよいのだろうか…
増え続ける豪雨や土砂災害を食い止めるために、何かできないのだろうか…
このような問いから出たひとつの答えが「小さなシャベルひとつでできる、大地(森)の再生」です。
長年、大地の再生活動を推進して来られた第一人者の矢野智徳さんがお隣の上野原にお住まいであったご縁もあり、大地の再生 結の杜づくり(https://daichisaisei.net/)の皆さまの指導と協力を得ながら、住民の手で自然を守り、育てる活動を開始しました。
詳細は 大地(森)の再生活動ホームページ もあわせてご覧ください。
相模川の源流からスタートして下流域へ
この大地(森)の再生活動は4月10日にスタートし、これから1年間の作業を通して森の再生を進めていくものとなります。
最初の場所は、相模川の上流に位置する「秋山の無生野(上野原市)」にある「CoToLoの森」にしました。
30年前の植林でスギ林となり保水力を失った森を、人の手で、森がもつ本来の状態(多様な森)へと戻していきます。
このCoToLiの森で多くの方に参加いただき、シャベルひとつでできる作業と自然への意識を多くの人が身につける。
そして、この森で実際に起きていく再生のプロセスを体験しノウハウを得て、相模川流域(藤野、相模湖、津久井、相模原…)へと展開していくこと計画です。
4月10日のイベントレポートはこちらからご覧いただけます。
気候変動の藤野学について
2015年の終わり頃、白井信雄先生(当時:法政大学サステナビリティ研究所教授。現在:山陽学園大学地域マネジメント学部教授)から「気候変動の地元学を藤野でやってみませんか?」というお誘いを受けたことをきっかけに始まった、住民主導の活動です。
地域で発生している気候変動の影響事例を調べ、その共有化を出発点にして、気候変動の将来にわたるリスク(および機会)を考えながら、自分たちでできる「自助」とみんなで行う「互助」の視点から、具体的な適応策を検討していきます。
2019年の台風19号による被災体験を踏まえ、自助に加えて共助と公助のテーマも加わり、
「災害時に誰がどこにいるのかのリアル情報をどのように把握すべきか」「自治会に加入していないネットワークの外にある人の防災時のケアをどうするか」「個人の自己判断の前に、組織力(地域力)で避難できる体制が必要では」といった課題が出ています。
今までの「気候変動の藤野学」における住民主体の活動が評価され、『令和2年度 気候変動アクション環境大臣表彰』を受賞したことをきっかけに、これからの「気候変動の藤野学」は、地域住民一人ひとりの意識変容を下支えしていく活動を続けていくのと同時に、行政(相模原市)や自治会などと適切なパートナーシップを構築しながら、自助・共助・公助がバランスよく機能するかたちを目指していきたいと思っています。
詳細は 気候変動の藤野学ホームページ をご覧ください。
ご支援の使い道
大地(森)の再生活動は「大地の再生 結の杜づくり」代表の矢野智徳さんやスタッフの方々から、直接講義や実技指導を受け、参加者が作業を通して学びを深めていくものです。
今後も6月、8月、10月、12月と計4回の講義を予定しており。これ以外にも参加した人たちによる自主的な作業をCoToLiの森で実施していきたいと思います。
みなさまからご支援いただいた寄付金は、主に講師の方への報酬と、作業で利用する資材費(シャベルなどの道具、炭や枯れ木・落ち葉、大規模作業時は重機のレンタルなど)に使わせていただきます。
また、多くの運営メンバーが事前の準備から携わっていただいており、遠方から運営に協力いただくメンバーもいるため、彼らへの交通費や飲食代なども支払えるようにしたいと思っています。
ご協力、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。