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このクラファンのもうひとつの目的
先日配信された大友綾先生(3,4年生担任)の動画の中で、
綾先生が ニュージーランドの教育の多様性や
それに対する政府のバックアップシステムと、
日本における子どもたちへの教育システムの
大きな違いについてお話してくれました。
⇒『シュタイナー教育とオルタナティブ教育について』
https://youtu.be/Hyplxg3-oA0
(後半の残り9分くらいのところから)
なぜ、福岡シュタイナー学園にスクールバスが
必要となった時に、クラウドファンディングを
する必要があるのか...ということが、
このお話とつながります。
ニュージーランドでは、
公立校の中の1クラスがシュタイナー教育やモンテッソーリ教育だったりするのが普通の光景で、
それに対する政府のバックアップが全面的にあるため、とても安い学費で子どもたちが多様な教育を受けられる。
公立校に行っていないと言うだけで、
毎月決してリーズナブルとは言えない授業料を支払いながら、
オルタナティブスクールやフリースクールに子どもたちを送り出している日本の保護者からすると、
あまりにもびっくりする内容だと思います。
公立とオルタナティブ、フリースクール、
どれが良いとか悪いとか、優劣のお話ではなく、
今の日本では教育の多様性が認められておらず、
オルタナティブ教育の現場には、
政府や行政のサポートはまったく介入されていない...
というこの現状を、
もうそろそろ根本的に見直して、改革していく
必要があるように感じてなりません。
綾先生がおっしゃるように、
本当に少しずつで、時間は必要かもしれませんが、
行政にも届いていくように...
わたしたちはわたしたちにできることを
愛とやさしさの中で進めていくことが
今、この日本でできることだと思っています。
今回のクラファンはもちろん、
スクールバス購入とそれにまつわる経費を
ご支援いただくことが、最大の目的ではあります。
これまで3つの校舎で運営していた旧校舎時代、
送迎に関しては保護者の自家用車による送迎のみでやってきました。
校舎は3つとも福岡市内にあったため、公共の交通機関で通う子どももいました。
新校舎がある那珂川市には公共の交通機関が通っていません。
スクールバスは、学園と子どもたちの命綱です。
これまでは各家庭からの参加費とご寄付だけで
なんとか運営が成り立ってきましたが、
新校舎建設を実現した今、現在の学園の経済力だけでは、
大きく動く時の原動力は持てていないことも、厳しいですが事実です。
もし、このクラウドファンディングで
皆さまからより多くのご支援をいただけたら...
わたしたちの選択肢が確実に広がります。
できないことが、できるようになります。
小さな小さな学園ですが、これから今以上に
進んでいく教育の多様性時代、
行き場をなくした子どもたちと保護者の方々に、
「わたしたちがここにいるよ」
と、ひとつの学び場として誇りを持っていられるように。
新しい仲間たちを、あたたかくてやさしい教育の場、
コミュニティとしてお迎えできるように。
まずは安心して通えるためのスクールバス網を、
大人たちは一心同体となって整えたいと思っています。
このクラファンを通して、
あたたかいご支援と応援のお氣持ちを
少しでも多く受け取らせていただき、
子どもたちの未来の安心に繋げていくこと。
そして、わたしたちオルタナティブスクールの
現在の日本での現状をより多くの皆さまに知っていただき、
国に依存せず、社会全体で子どもたちの未来を
サポートしていくあり方を提示していくこと。
それが、わたしたちの今回のクラファンのもうひとつの目的だと思っています。
クラウドファンディング終了まで、
残り15日となりました。
わたしたちも、できる限りのことをやっていきます!
お願いばかりになってしまいますが、
SNSでの投稿のシェア、拡散、とてもとても嬉しいです!涙
もし、お差し支えなくできましたら、
ご協力いただけましたら幸いです。
今後もよろしくお願いします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
シュタイナー学園 一同