アジア協会アジア友の会

インドの少数民族5,000人の健康を守る!村唯一の診療所の医療整備や体制の改善と衛生啓発活動を行いたい!

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支援総額
476,000
36%
目標金額 1,300,000
サポーター
60
終了しました
2021年10月20日 23時59分 まで
インド、マハラシュトラ州ガッチロリ県ダンノーラ地区ムスカ村及びその周辺15村で唯一の診療所である「SATHI病院」。 SATHI病院の医療環境は全く整っておらず、COVID-19の影響で更なる診療崩壊が懸念されます。 この状況を改善すべく、医療環境整備と住民への衛生啓発活動を行います。

\ 現在(10/15まで)の資金調達状況 /

オンライン決済+銀行振込 1,313,000円

 

はじめまして。アジア協会アジア友の会(JAFS)と申します。

アジア協会アジア友の会(JAFS)は、大阪を拠点にアジア18ヵ国にネットワークを持ち、現地NGOと協働している国際NGO団体です。

1979年に設立され、今年で42年目を迎えます。私たちは、水・教育・環境・自立の4つを軸に活動を行なっています。

政府の支援が行き届きにくい少数民族の人たちに適切な医療を届ける

マハラシュトラ州は、西インドに位置し、州都はムンバイです。ムンバイは、インドの経済と芸能の中心都市として栄えている都という印象があるのではないでしょうか。

しかし、マハラシュトラ州の中でも、活動対象地域のガッチロリ県は、州の最東部に位置し、森林が広がる農村地域です。

ガッチロリ県の人口は1,071,795人。半数以上が農村部で暮らし、多くの人が農業に従事しています。また、同県には指定カーストが108,824人(10.2%)、指定部族 が371,696人(34.7%)暮らしており、少数民族(マディア族、アディヴァシ族)と未開発の地として知られています。

指定カーストとは、カースト制度に属さない最下位の階級の人々のことです。不可触民(ダリット)、アウトカーストとも言われています。また、指定部族とは少数民族のことを表し、文化的独自性,社会経済的後進性,隔絶度の高い居住が基準とされています。

私たちはこれまでにダンノーラ地区の村々で飲料水供給(井戸)事業を行なってきました。安全な水さえ確保できない地域では、コロナ禍において、感染予防対策(手洗いやうがい等)を実施することができません。

このような状況下でも現地提携団体を通して、衛生啓発活動、衛生用品の配布を行なってきました。

私たちは、住民たちの命を守るため、ムスカ村にある「SATHI病院」への支援を実施します。

私たちが本事業を行う理由は2つあります。

1つ目は、診療所の医療体制基盤を整えるためです。現在、診療所には、常駐医師及び看護師はいません。また医療器具も十分に揃っていません。

不十分な医療環境では、健康状態の把握、適切な医療処置が受けられず、特に新型コロナウイルス感染症下では、感染リスクの拡大も懸念されます。

そこで、私たちは新型コロナウイルス感染症の下でも本来の診療が行えるよう支援します。

そして2つ目は、少数民族の人たちに適切な医療を届けるためです。プロジェクト地ではナクサライト(極左過激組織)が活動しており、政府からの支援が行き届いていません。私たちには、現地NGO(提携団体)があるからこそ、支援が行き届きにくい地域や人々に手を差し伸べることができます。

診療所の医療体制基盤を整えること、そして常駐医師及び看護師の確保を目指します。また、現地住民の衛生、感染予防、健康等の適切な知識習得も目指します。

活動内容

クラウドファンディングを通じて集まった資金で、2つの活動を実施します。

まずは、診療所を対象に、医療機器・医療用品の確保、常駐医師・看護師の確保​を行います。現在、診療所では十分な診療が行えていません。また、医師は週に一度しか勤務できません。村、地域唯一の診療所として、いつでも安心して通える診療所の基盤を構築します。

そして、ムスカ村及び周辺15村の地域住民5,000人に対し、衛生啓発活動(手洗い指導・感染予防呼びかけポスター、グループ指導等)を行います。適切な衛生知識を持っていない住民に対し、医師や看護師による衛生指導、住民を数グループに分け、衛生に関するレクチャー等を行い、衛生知識の向上を目指します。また、住民へのレクチャー後、1ヶ月に1度集まり、互いの衛生知識の共有、勉強会を行い、衛生の習慣化を目指します。

資金の使い道

現地医師1名及び看護師2名の人件費(6カ月分) 380,000円

医療器具  125,000円

(非接触体温測定計 2つ、酸素濃度計 3個、酸素マスク 2個、車椅子 1台、糖尿病検査キット 2つ、冷蔵庫 1庫)

医療用品 148,000円

(N95 マスク 200個、医療用手袋 200セット、ゴミ袋 100袋、手洗い石鹸 50リットル、手指用アルコール消毒 50リットル、表面消毒液 50リットル、PPEキット 50セット、噴霧器 3つ) 

衛生啓発活動費(5回) 50,000円

現地管理費  234,000円

日本事務局管理費 363,000円

 

ご支援頂いた皆様には事業報告書をお送りさせていただきます。(2022年4月頃)

できること

3,000円75人の人々が診療を受けることができます。

5,000円125人の人々が血糖値の検査を受けることができます。

1万円→1つの村で医師、看護師と共に衛生啓発活動が1回実施できます。                                                                         (*ムスカ村の周辺15村がSATHI病院を利用しています。)

2万円看護師2人2カ月間確保できます。

10万円医師1人1カ月間確保できます。

30万円→必要な医療器具と医療用品が全て確保できます。

生きるために保証される健康の維持が保証されていない状況を打破したい

ムスカ村と周辺村の人々が頼る唯一の診療所は、新型コロナウイルス感染症の影響で、脆弱な医療体制がさらにひっ迫し、これまで対応可能だった処置もできない状況です。

現在、新型コロナウイルス感染症に関係なく、対応できる医療が非常に限られています。感染症等による影響がない場合でも毎日診療所が開所できるような医療体制基盤を整える必要があります。

また、医療環境が整わない地域では、医療体制の改善と共に、適切な衛生知識や習慣を身につけ、感染症の予防に常に取り組むことが重要です。

現地住民は土着の宗教を信仰しているため、適切な衛生知識を持っていません。また、病気にかかっても病院へ行くという習慣もありません。

そして最後は、生きるために保証される健康の維持が保証されていない状況が長年続いていることです。ナクサライトが活動する地域でもあることから、政府からの支援がなく適切な治療を受ける体制が整っておらず、人々の健康が守られていません。

私たちは、本事業を通して2つのことを目指します

1つは、診療所が持続的に運営できるシステム作りです。診療所の医療体制基盤構築後、時間をかけてでも現地が主体となって診療所を運営していくことで、地域に寄り添った診療所となります。

2つ目は、衛生予防習慣が身につき、住民の健康が守られる社会づくりです。手洗いやうがいなどの習慣がない、感染症などの予防対策の知識がないことを現地で当たり前とせず、自分たちの健康を自ら守れる地域社会を目指します。

自分たちの健康を自ら守れる地域社会の構築のため、ぜひご支援をお願いします!

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