はじめまして。アジア協会アジア友の会(JAFS)と申します。
アジア協会アジア友の会(JAFS)は、大阪を拠点にアジア18ヵ国にネットワークを持ち、現地NGOと協働している国際NGO団体です。
1979年に設立され、今年で42年目を迎えます。私たちは、水・教育・環境・自立の4つを軸に活動を行なっています。

海洋プラスチック汚染とアジアの関係
海に流れ出たプラスチックごみが、ウミガメやイルカなど野生生物の命を危険にさらしている海洋プラスチック汚染。1か国だけの取り組みでは解決しきれません。
海へ流れ出るプラスチックごみは、86%がアジア由来だと言われています。海洋流出量の多い国別ランキングでは、上位のほとんどをアジアの国が占めると報告されています(推計値)。
この問題に対し、アジア協会アジア友の会では、創設以来42年間に培ったアジア諸国とのネットワークを活かし、アジア各地の現地提携団体と連携協力して取り組みを始めます。
貧しさのために、ごみ対策に手が回らないアジアの国々
アジアを含む途上国では、財政的に余裕がないため、国や自治体もごみ処理にまで手が回らず、定期的なごみ収集の仕組さえない地域が多くあります。
そのような地域では、この状況をあきらめて、仕方なく散乱したごみと共にくらしている人々が多くおり、水路や川はごみで溢れ、川から海へのごみの流出を招いてしまっています。


住民レベルで立ち上がるアジアの人々にご支援を
そんな中、アジア協会アジア友の会の現地提携団体は、海辺のごみを拾うことから活動を始めました。しかし拾うだけでは問題に終わりが無いことに気づき、元からごみを散乱させないよう、ごみを減らすよう、新たな活動をスタートさせようとしています。
例えば、フィリピン・ソルソゴン州マトノッグの提携団体は、自治体のごみ収集がない中でも、自らの手で、プラごみを分別回収しリサイクルに回すこと、生ごみを堆肥化すること、から活動を立ち上げ始めています。
新たな活動のスタートには、日本以上に貧しいアジアの国々では、資金が足りません。アジアの人々が暮らす生活環境が衛生的になり、海や地球の環境改善にもつながるこの活動の、立ち上がりを支えていただけませんか?一つの成功例は、他の国・他の地域にも活動が広がるきっかけになります。どうかご支援をいただけますよう、お願いいたします。
日本でもアジアに負けないよう、海ごみを拾う活動から始め、環境教育国際ワークショップも企画しています。日本の人々と共に活動し、日本とアジアの間を結び、人々が協力し合えるようつなぎます。アジアの生活環境を衛生的にし、海や地球の環境改善にもつながる、国内外での私たちの活動に、ぜひご支援をお願いいたします。
ご支援の使い道
・フィリピン・ソルソゴン州マトノッグでの、プラスチックごみ分別回収用ごみ箱の購入・運搬に掛かる費用、生ごみ堆肥化施設の設置・堆肥化用器材の購入
・インドネシア・バリ島およびアチェ州バンダアチェの提携団体による、ごみ拾い活動用器材の購入
・日本国内におけるごみ拾い活動用品の購入
・日本とアジアを結ぶ国際環境教育ワークショップ開催費用
(ワークショップ用資材の購入、海外とのオンライン通信に掛かる費用)