はじめまして。アジア協会アジア友の会(JAFS)と申します。
アジア協会アジア友の会(JAFS)は、大阪を拠点にアジア18ヵ国にネットワークを持ち、現地NGOと協働している国際NGO団体です。
1979年に設立され、今年で43年目を迎えます。私たちは、水・教育・環境・自立の4つを軸に活動を行なっています。
子ども達が通う学校を自立運営できるように
インド、カルナータカ州ビジャヤプーラ県ブルナプール村は、同県の中でも貧困層が多く居住している農村地域です。
アジア協会アジア友の会は、長年にわたってこの地域で井戸を作ってきました。井戸ができたことにより、子どもたちが水くみから解放されました。そこで1996年に現地のNGO・BSVIAとで、農村の貧しい子供たちのための学校(日印友好学園コスモニケタン)を創設しました。この学園はビジャヤプーラ地区の成績上位校となり、多くの卒業生が各界で活躍しています。
その学園が今経営危機に陥っているのです。
理由の最大のものはコロナ禍です。生徒たちの親の多くはクーリー(日雇いの肉体労働者)として収入を得ていますが、この2年間のコロナウィルス感染症が原因のロックダウンにより、多くの人が仕事を失いました。さらに農家の場合は、市場が度々封鎖さたため、農作物を販売することができず、収入源を失いました。そのため、子どもたちを学校に通わせることが困難になりました。
寮費は学園の大きな収入源の一つでしたが、寮は閉鎖されたままで大きな収入源を失いました。スクールバス代が払えない生徒が増加した上バスの燃料費も高騰。感染防止関連の出費も増え、学園の運営は窮地に陥っています。
本会は、子ども達が学校へ通い、継続して教育を受け続けられるようにするため、日印友好コスモニケタン学園」の自立運営の支援を続けてきましたが、コロナ禍の影響は深刻で、先生たちの給料も支払えない事態になり、緊急に新たに支援が必要になりました。
サトウキビ栽培による収益の確保を図り、持続可能な学園の運営を可能とする
学園の運営団体であるBSVIAは、サトウキビ栽培によりコロナ禍で職を失った農村の人々に雇用の機会を提供し、その収益から日印友好学園コスモニケタンの運営資金を生み出すことを計画しました。その計画はすでに農業組合からの融資を受けてスタートしています。
活動内容
サトウキビ栽培で現金収入を得ます。
理由は以下です。
- サトウキビは気象災害などに強く、他の作物と比べ特別な栽培技術が不要とされ、農家にとって非常に魅力的な作物です。病虫害に気を付けて栽培することで、持続的に収益を得ることが出来、コスモニケタン学園の運営費を生み出すと期待されます。
- サトウキビ栽培の懸念材料は水ですが、近年栽培地の近くに政府の大きな水路が完成し、月に1回1週間程度放水されます。この水を用水タン貯水クに引き込みます。貯水した水は無料で自由に使用することが出来ます。
- 砂糖キビは製糖工場に出荷されますが、中央政府は買い取り価格の下限である公正収益価格(FRP:Fair and Remunerative Price)や農家への支払い期限を定めており、サトウキビは同国において農家収入が担保されている唯一の作物です。
このプロジェクトを達成するために120万円の資金が必要で、現地からの支援が求められています。
資金の使い道
初年度の投資資金
① 肥料の費用:Rs.60,000
② 維持管理費(人件費):Rs.250,000
③ 整地、機材レンタル費用:Rs.150,000
④ トラクター購入頭金:Rs.2,500,000
合計:Rs.710,000(日本円:1,207,000円/1Rs=1.7円)
このプロジェクトへの皆様のご支援をお願いします。