かけがえのない生命を守るために
2022年10月28日~29日にかけ大型台風22号(パエン)がフィリピン中部を横断し、多くの地域で大雨による鉄砲水や洪水、地滑りが引き起こされました。最大瞬間風速は30mを超え、家屋の倒壊被害を受けた被災者もたくさんいます。
パナイ島アンティーケ州、特に西側では大きな被害が出ており、コロナ禍で困窮している生活の中さらに家財を流され、大きなダメージを受けています。降り続く雨に川は氾濫し、多くの地域で浸水被害がありました。家屋の倒壊被害や生計の基となる田畑への土砂流入、家畜を失った人も多く、繰り返される被害に多くの人々が打ちのめされています。
JAFS提携団体であるAFS パンダン、AFSサウスアンティーケ、AFSアンティーケは地域の人々と連携し、特に被害が大きかった地域の約550世帯を対象に支援活動を始めました。
対象地域
フィリピン アンティーケ州 シバロン、パトノンゴン、ブガソン、ベリソン、ラアアン他
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寄付金の使い道
食料品配布・食事提供(約550世帯)、子どもの学用品支援(約300人)、
シート・屋根材・合板・竹・木材等の家屋倒壊世帯への支援(約100世帯)
衛生用品の配布・コロナ感染拡大防止のための活動等
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昨年の台風ライの時には多くの方にご支援いただき、本当にありがとうございました。被災地では支援物資配布の後、家屋の修繕や学校を拠点とした定期的な食事の提供、青少年を中心とした防災や緊急時の避難を学ぶ活動を今も継続しておこなっています。今回は前回支援を受けた人々と共に、被災者支援活動をおこないます。皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
支援ルート
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皆様からいただいた寄付金はAFS現地提携団体に送金し、地域の学校や行政、ボランティアの方々と連携して、一番必要とされている支援に使わせていただきます。
公益社団法人アジア協会アジア友の会(JAFS)とは
私たち、公益社団法人アジア協会アジア友の会(JAFS)は、生命にとって最も大切な水、飲料水の欠乏が深刻なアジアの農村地域に井戸を贈る運動として、1979年に活動を始めた国際協力団体(NGO)です。
団体のホームページ https://jafs.or.jp
安全な水=井戸を贈ることを通して、そこから派生する様々な社会的課題(衛生、教育、環境等)に対して、「理解と協力と連帯」による自立を目指して、現地の人々とアジア公益社団法人アジア協会アジア友の会のネットワーク団体(18ヵ国70ヵ所)と共に活動しています。