支援先団体①:AAR Japan
AAR Japan(難民を助ける会)について
AAR Japan[難民を助ける会]は日本で発足した国際 NGO です。国内と海外の両方で、紛争・災害あるいは障がいによって社会的に弱い立場に置かれた人々に支援を直接届けます。
1979年の発足以来、65以上の国や地域で支援を届けてきました。現在は緊急支援と6つの活動分野(難民支援、地雷・不発弾対策、障がい者支援、災害支援、感染症対策、国際理解教育)を軸に、日本を含め、世界16カ国で活動しています。
現地の状況
発災初期の混乱が収まるにつれ、被災者の生活再建に向けた課題も浮き彫りになっています。復旧・復興の見通しが不明瞭な状況の中、今もなお食料や飲料水、医薬品、衛生用品、子ども用ミルクなどが不足しており、子どもを抱えた家族が途方に暮れる姿も見られます。
物資のほか、家を失った方は新たに住む場所を確保しなければなりません。しかし、多くの建物が壊れてしまった今、賃貸住宅はわずかしかなく、賃料も高騰しています。
仕事を失って家族を養う手立てもない被災地ではたくさんの人々が私たちの支援を待っています。
現地での支援活動
AARはイスタンブール事務所の現地職員を被災地に派遣し、現地ネットワークを活用して、トルコ南東部シャンルウルファ県などで物資を被災者に届けています。
支援内容は、食料セット(小麦粉、コメ、豆類、パスタなど)、赤ちゃんセット(ベビーフード、おむつなど)、下着、生理用品などの避難生活において必要不可欠となる物品の提供が主となります。
被災地では物流が止まっている地域もあり、電力や水道などのインフラも十分に機能していません。AARをはじめ支援団体は近隣の都市から物資を運んでいますが、調達・輸送は困難を極めます。都市部から離れた農村などには支援が十分に行き届いていません。
AARは被災者をはじめ、地元行政からのニーズにも可能な限り対応して配付を続ける予定です。
寄付金の使いみち
トルコ地震の被災者への緊急支援活動に活用させていただきます。
<想定している使いみち・支援活動の例>
・食料、飲料水、毛布、衛生用品など生活必需品の配付
・現地調査など支援調整費
※調査の上、支援現場で必要とされることに基づき、支援を届けていきます。
支援先団体②:ピースウィンズ・ジャパン
ピースウィンズ・ジャパンについて
「必要な人々に、必要な支援を」ピースウィンズはこの合言葉のもと国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際NGOです。日本に本部を置き、これまでに世界36の国と地域で約160万人の人々を支援してきました。
医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。
現地の状況
地震から一ヶ月、街の中心から離れたへき地には、支援が行き届かないという現実があります。ピースウィンズが支援を行っているハタイ県のタニシュマ村では、「物資をお願いしたけれど、誰も持って来てくれない」と村の人々が疲れの滲む表情で訴えていました。また、約8,000人が暮らすこの村では、地震をきっかけに医師がいなくなってしまい、現在はピースウィンズの医師・看護師が医療を提供しています。
厳しい避難生活を強いられたトルコの方々の思いを胸に、これからも支援を続けます。
現地での支援活動
ピースウィンズは2月6日の発災当日に支援チームを派遣、翌7日から現地での緊急支援を開始しました。
捜索救助現場での活動や複数県を跨いだニーズ調査・緊急物資支援を終え、現在はハタイ県を中心に、医師・看護師による医療支援や、生活用品などの物資支援を展開しています。発災直後からの緊急物資支援では、水や食料、衛生用品、寒さをしのぐための暖房器具、おむつをはじめとしたベビー用品などを、公的な支援が行き届かない人々を中心に届けてきました。引き続き、移り変わるニーズを見極めながら、必要な物資支援を続けていきます。
また、隣国シリアでは、提携団体を通じたパンや軽食の配付や、被災者の方々の心理的なサポートに取り組んでいます。
寄付金の使いみち
皆さまからいただいたご寄付は、このたびの大地震で被害を受けたトルコ・シリアの被災地・被災者支援活動に、大切に活用させていただきます。
・医療支援
・緊急物資支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費
最後に
皆さまからのご寄付は2団体に均等に配分させていただきます。
一日でも早くトルコ・シリアに住む方々が平穏を取り戻せるよう、ご協力をお願いできますと幸いです。