ゲートキーパーとは
命やこころを守るゲートキーパーとは「生きる人を支援する人」特別な資格や職業ではありません。
ゲートキーパーは、もともとは日本のみならず海外でも、自殺対策の分野で広く使われていることばで、悩んでいる人に寄り添い、関わりを持って「孤立・孤独」を防ぎ支援する人のことです。
自殺対策というと、とても難しいもののように感じますが、それは専門性の有無にかかわらずそれぞれの立場で出来ることから進んで行動するものでWHO(世界保健機構)を始め、多くの国でゲートキーパー育成プログラムが実施されています。
自分の住む地域や職場、また通う学校で、身近な人の変化に気づき、声をかけ、話をきき、つなぎ、見守る。孤独・孤立を防ぐことがゲートキーパーの役割です。だれもがだれかのほっとする存在になれるはずです。「生きる人を支援する人」そう、みんながゲートキーパー!
2019年の活動開始以降、自治体や団体からのご依頼での講座や講演、イベント開催のほか、弊会主催のオンラインによるゲートキーパー養成講座〔入門編〕を月に2回継続開催しており、ゲートキーパーに触れマインドを感じていただいた方は、のべ1000人を超えるまでになりました。
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ゲートキーパーマインドを拡げたい!
日本の自殺者数はピークだった2003年の34,427人から減少傾向が続いているものの、令和3年は21,007人と依然として深刻な状態が続いています。また、コロナ禍で女性や若者の自殺者が増えている状況に政府は「非常事態は続いている」と発表しています。
自殺を防ぐためには、病院や医療機関などの専門的な期間だけでなく、地域のネットワークを利用した包括的な取り組みが重要です。つまり、私たち一人ひとりにできることがあるのです。
それは「孤独・孤立」を防ぐこと。追い詰められた目の前の危機に対してだけでなく、そこに至るまでの日常生活から行うことが可能です。
だれでもだれかのゲートキーパーになれる。あなたの隣の大切な方に声をかけてみてください。ゲートキーパーマインドが拡がり網目のようにつながれば、きっと、誰もが安心して暮らせる社会の実現に近づくはずです。
ご支援の使い道
ゲートキーパーTONARINO(GKT)は、皆さまからのご支援で成り立っています。
皆さまからのご寄付は、主に弊会の運営、講座の資料作成や今後予定しているステップアップ講座や子ども向け講座の開発、ホームページのリニューアル費用、またボランティアの交通費として使用させて頂きます。
皆様の温かいご支援をよろしくおねがいいたします。