KOGUMA教室とは
KOGUMA教室は子どもたちを対象とした国際理解教育を実施する週末教室です。「こどもたちとグローカルにまなぶ」のこぐまです。日本語では子熊、韓国語では「고구마」(さつまいも)と言う意味を持ちます。発音は同じでも意味が違うって面白いですよね。
グローバル化の影響により、人々の国境を越える移動が盛んになりました。日本にも多様な文化的背景を持つ外国人が定住するようになり、今となっては、日本語以外のことばが自然と街角で聞こえてきたりします。しかし、子どもたちは英語以外のことばを学ぶ機会がさほど多くありません。また、日本にどのような外国人が生活しているのかということを知る機会も少ないようです。
KOGUMA教室では、世界のことばや文化を学びながら、他者や他者の文化に対する理解を深めていきます。ことばを学ぶといっても、文法を1から学ぶのではありません。文法や文字の違いに触れながら簡単な挨拶ができる程度を目標とします。また、世界各国からの留学生と交流する機会を設けて交流する予定です。さらに、関西地域を中心としたフィールドワークを実施し、体験を通した学びを深めることも計画中です。これらの活動を通して、子どもたちは多様なことばや文化に慣れ親しみ、自分とは異なる文化的背景を持つ人々との共生を自然と理解できるようになります。
開催場所は京都と大阪で、月に1回の開催を予定しています。現在は2021年1月のプレオープンを目指して準備をしており、4月からは本格的に活動を実施する予定です。
オリニ希望学校とは
「オリニ」とは韓国語で「子ども」という意味です。オリニ希望学校とは東アジア(韓国、日本、中国、ロシア)に住むコリアンと日本、中国、ロシアの子どもたちの交流・教育を目的とした学校スタイルのキャンプです。毎年およそ50人の子どもたちが参加し、加えて30人ほどの高校生・大学生スタッフが参加します。
毎年夏休みに開催され、様々な教育プログラムを実施しています。具体的には、各国の文化や遊びを体験したり、共同絵画を作ったり、歴史や平和について考えたりします。また、4か国を巡回しながら開催していることから、開催国の観光も行っています。2017年に日本で開催された時は、万博記念公園とインスタントラーメン発明記念館を訪れました。
約1週間という短い期間ではありますが、別れ際には皆が涙を流し、別れを惜しみます。そして、また来年会うことを約束します。オリニ希望学校に参加する子どもたちは国家、民族、人種など様々な境界を乗り越えて交流することで、お互いの共通点を見つけて共感し、違う文化を理解して尊重する心を持つようになります。これは子どもたちに限らず、高校生・大学生スタッフにも同様のことが言えます。
交流を通して、”私が、私であること”、”あなたが、あなたであること”の大切さも感じるようになります。
小さな歩みですが、オリニ希望学校の子どもたちと一緒に平和な東アジアを作り上げて
いきたいと思っています。
スタディツアー
スタディーツアーは一言で言うと、学ぶことを目的とした旅行です。文化、歴史、環境、人権、産業、物流…。 一歩外に出るだけで知らないことがたくさんあります。本で読んだこと、聞いたことをフィールドで体験し感じてほしい。世界のたくさんの人たちと出会ってほしい。触れ合って、語り、働いて、感じてほしい。このような思いからこの活動を始めることになりました。フィールドにはたくさんの可能性が転がっています。実際に自分の目で見て、耳で聞いて、感じることで学びは深まります。
今までのスタディーツアー先としては、沖縄、韓国、台湾、香港などが挙げられ、日本以外の国にも積極的に足を運んできました。その中で日韓関係や、日中関係、中台関係などについても考えてきました。スタディーツアーに参加することで、今までニュースでしか見てこなかったあらゆる問題を、自身の問題として捉えられるようになり、その問題に対する自身の意見も持つようになります。また、現地での美味しい料理を味わいながら、楽しむこともできます。
知りたいと思うこと、知らなければならないと思うこと、スタディーツアーを通して学んでいきます。
ご支援の使い道
皆さまからのご寄付は、企画費やおやつ代、講師料、ボランティアスタッフの交通費などに使用させて頂きます。
活動の継続のためにご支援をよろしくお願いいたします。