
水道管の凍結に怯えながらも空気がとても透明で、いつも以上に朝のはじまりが美しく感じる山添村の冬。
そんな厳しい寒さにも負けじと、2月12日、13日の2日間に渡り、数々の一流店で料理長を歴任しサステナブル・ヴィーガン料理で名を馳せるNo Codeオーナーシェフの米澤文雄氏をお招きして、「季節の逸品を愉しむチャリティーイベント」を開催しました。
内容は、「季節の逸品を愉しむチャリティーイベント」に参加して、この日限りの米澤シェフによるスペシャルメニューをお召し上がりいただくと、その全額が宿泊招待事業「HAJIMARI」(詳細noteリンク)に充てられるというもの。
昨年立ち上がった任意団体HAJIMARIにとっては大きなチャレンジとなる一日でした。


今回大きな一歩を踏み出すうえで、多大なサポートをいただいた米澤シェフ。
山添村のお野菜を存分に活かしていただけるであろうという期待に加え、米澤シェフはこれまでも精力的に病児や障害児の母親を支援する団体の活動やイベントに協力されておられたこと、また、ご自身もHAJIMARI代表の梅守と同様、6歳下の重度のダウン症の弟さんがいらしたことから
「ぜひこの新しい一歩は米澤さんにご協力いただきたい!」
という強いHAJIMARIメンバーの想いから実現したコラボでした。

事前の米澤シェフとの打合せでは、山添村以外の食材をどれだけ使うのか、お肉も提供するのかなど話し合いましたが、当日は出来る限り山添村で採れた野菜をメインにヴィーガン料理を提供することになり、HAJIMARI代表の梅守と米澤シェフのオープニングトークを皮切りに、コースがはじまりました。
※ヴィーガン料理とは:ベジタリアンが卵や乳製品などは食べるのに対して、ヴィーガンは動物性の食品の一切を口にしないスタイルです。 肉や魚、卵、乳製品なども口にしません。



山添村で採れた野菜たちは、どれも車で15分圏内ほどの距離で採れたものばかり。
そんな普段見慣れた野菜たちも、この日は見たことのない晴れ着を着せてもらったよう!
目の前で繰り広げられるマジックをずっと、じっと見つめていたくなるような、そんな時間でした。





この2日間で集まった参加者は計17名。
参加者の皆さんに無料招待宿泊「HAJIMARI」の取り組みについて深く知っていただけたことはもちろん、この活動に共感して応援してくださる方がこんなにいるんだと、温かい気持ちになりました。


ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました!
ご参加いただいた費用=ご寄付は、障がいや病気のある方とその大切な方たちが、普段なかなか行くことのできない「初めての旅行の時間」へ変わっていきます。
今後、日程の合う方はぜひ同様のイベントにご参加いただければと思いますし(次回は3月12日、サウナを楽しむチャリティーイベントを予定しております)、参加が難しい方にはこちらの活動を支援していただける寄付を3月31日まで募っておりますので、是非ご寄付で応援いただければ幸いです。
https://congrant.com/project/hajimari/6034
私たちHAJIMARIは、これからも色んなご事情や病気や障がいがあってお外に出にくい方々の「楽しい!!」と思える時間のチョイスを増やすための様々な活動、チャリティーイベントを行っていきます。
温かい未来を作っていくために皆さんに引き続きサポートいただければ嬉しく思います。

Photograph
YOSUKE TOKUNAGA