活動・団体の紹介
こどもは、未来だ―― 少子化の今、こどもの命の瀬戸際をつなぐ医療分野は崩壊の危機にあります。医療体制は変革の時を迎えており、次世代の医師育成に新しい仕組みが必要です。医療の質は、人の質。私たちと明日の医療を一緒に作っていただけたら、本当に嬉しいです。
活動の背景、社会課題について
ハートキッズライフリンクの3つの活動
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① こどもの医療を社会に「開く」
情報があふれる今の社会で、どんなひとにも適切な情報が届くプラットフォーム型メディアで医療者とご本人をサポートします。
・医療者の社会に向けた情報発信をサポート
・本人とご家族の「知りたい」「知ってほしい」をサポート
② 医療者育成で次世代を「拓く」
こどもの命を「つなぐ」領域の医療者育成に取り組みます。
・一般の方も読める「お医者さんジャーナル」で
・小児循環器内科・小児心臓外科、小児集中治療領域の教育推進企画
③ 意思決定と社会参加を「啓く」
ご本人と家族の自律と社会参加に向け、一緒に歩いて豊かに生きる活動を行います。
活動予定はこちらから。
途絶えることなく続いてきた「日本のいい医療」を、時代に合わせて守り育みたい(発起人/香西杏子・医療編集者)
医療編集者を20年しています。
日本の医療は、いい医療です。不備はあっても、誰一人見捨てられることがないよう、エアポケットに落ち込むように取り残される人がいないようにという医療者の情熱が途絶えることのない、本当にいい医療だと、実感しています。
このように続いてきた日本の医療の質は、「人の質」ともいえるのではないでしょうか。
今、この医療が次世代へ承継され、育まれていくための医療者育成がこれまでになく必要です。
自分や自分の大切な人が一番大変な時、いつか助けられたことがあり、いつか助けられるかもしれない。
――そんなこどもの医療に今、起きていることを少し知っていただけたら嬉しいです。それから子供の医療を守り育む未来づくりを少しご一緒いただけたら、本当に嬉しいです。
寄付金の使い道について
【参考費用】活動③「意思決定・社会参加支援」の場合
これまでの活動:マーケティングや販路開拓を通じた就労支援事業所の取扱製品の開発サポート
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今後の活動:
① 病気や特性に合った製品開発の強化と、複数の事業所と連携した販売事業
ハートのもうひとつの活動背景
かつてない少子化を受け、医療者の育成環境に危機的な状況が訪れている。これは医療の一つの現状です。もう一つ、別の社会的背景がハートの活動にはあります。
医療の進歩のおかげで命がつながるこどもが増えただけ、生活にあたってあたらしく検討すべき事項が生じている
[検討事項の例]
- 「学校で重いものを持てない」って給食当番はパンまで?ごはんは?
- 昼夜問わず医療的なケアが必要、両親がいなくなったとの生活は?
- 見た目は普通だけど障がいがある。結婚は?こどもは?
▶ こどもにも親御さんにも「一人の人として生きる場」がさらに必要
ハートは微力な存在ですが、皆様と連携し、こどもたちと同じ方を向き、一緒に歩いてもいいか尋ねたりしながら、一日一日積み重ねていく活動を目指します。
▶ 親御さんにもご本人にも「行き場・生きる場」を
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当事者:ひかさん
「体があまり動かない障がいがあり、新卒で障がい者雇用で就職しました。
外見からわかりにくい障がいで、限られた人しか知らせていなかったため、「さぼっている」と周囲に受け止められてしまう経験が続き、鬱も発症しました。
あの時、こうした場合の知識があればよかったと心から思います。
大人になって、一人の人間として生きたいという気持ちが出てきたとき、いい子でいようとしてしまった時があったんです。親の気持ちに沿いたいと思って。見放されたら生きていけないという思いもありました。
自分と同じ思いをする人が、もういないといいな。あの時の自分が相談できる場所が、このプロジェクトでできたらいいなと思っています。