親と暮らせない10代 彼らの自立を支えます
自立援助ホームをご存じですか?
自立援助ホームは、原則15歳から20歳までの義務教育終了後に、両親や親類と暮らせなくなった子どもや、児童養護施設を出て働かなければならない青少年に暮らしの場を与える施設です。就労し社会へ一人立ちする「自立支援」が目的なため、国からは、子ども一人につき1万円程の生活費(事業費)を助成するだけで、十分な補助金はありません。15歳の子も、19歳の子も同様に、自身が世帯主となり、国民健康保険に加入して保険料を納めます。そして、自ら就職先を見つけ、働き、住民税や入居費、水道代や光熱費などを支払い生活していかなければなりません。
みんなのいえは、活動開始から6年が経ち、13名の子どもたちを迎え、7名が巣立っていきました。今も6名の男子が暮らしています。
私たちの目指す場は・・・
自立援助ホーム「みんなのいえ」では16歳から19歳までの男の子たち6名が「自立」を目指して暮らしています。彼らのほとんどが、虐待され、保護されてきた過去を持ちます。それでもここで暮らしながら、今までよりも“これから”に目を向けて生きていかなければなりません。
子どもにとって居心地の良い場所はもちろん、子どもたちが社会へ飛び立てるようスタッフは子どもと向き合い、一緒に考えながら生活をしています。みんなのいえが子どもにとっての居場所となるためにも、地域の方々との関わりは大切にしています。子どもたちを迎え入れることで、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」などの声掛けや、支え合いが地域を活性化し、ご年配の方から子どもまでが活き活きと過ごせる場を目指しています。
これからも子どもたちの居場所を残すために皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
NPO法人 光と風と夢
代表 小倉 淳
ご支援の使い道
着る服さえ持って来ないで入居する子どももいます。
あたたかいご飯を食べることに目を大きくして喜ぶ子どももいます。
初めて理髪店にいって清々しい顔をする子どももいます。
就労すること、進学すること、一人立ちできるようになるまでには、たくさんの苦悩や困難が若者たちには待っています。これまでより、これからを、今日より明日を・・・みんなのいえが若者たちにとって「生きる」ことの喜びや、達成感を抱いてもらえるような場でありたいと思っています。
例えば、毎日の食事に栄養バランスを整えるために。
例えば、スポーツ、レクレーション活動に参加するための参加費を。
例えば、毎月の水道光熱費や日用品代、感染症対策などの費用を。
みなさんからのご寄付によって、子どもたちの暮らしがより主体的に、豊かなものになっていきます。