鯨を愛することと食べることは矛盾しない。 映画「ひみつくじら」で世界を納得させたい

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2022年10月31日 00:00から

千葉・南房総に、400年の歴史を受け継ぐ捕鯨の町がある。 夏になると10mもある鯨が引き揚げられ、解体された肉がその場で直売される。 1頭から取れる肉は4トン。江戸時代に言われた「鯨一つ捕れば七浦潤う」の世界がいまもここにある。 この町の、鯨を中心とした暮らしを描くことで、古代から受け継がれる日本人の【鯨への愛】を世界に知らしめたい。

はじめに・ご挨拶

 はじめまして。とっておき株式会社の代表を務めております弥富です。

 このプロジェクトでは、日本の捕鯨のありのままの正しい姿を世界に伝えることを目指します。
映画「ザ・コーヴ」やシーシェパードなど、日本の捕鯨を残酷で野蛮なものとして取り上げる反捕鯨組織のプロパガンダを跳ね返すものとしたいと思っています。

映画「ひみつくじら」とは

 「ひみつくじら」とは、日本人でさえ知っているようで実はよく知らない「捕鯨」というものを、秘密のヴェールを1枚1枚めくるように丁寧に見せたいという思いからつけられました。

▲鯨はどのようにして捕獲され、港まで持ってきて引き揚げられるのか。

▲10mもある鯨の巨体が、どのようにして「食品としての肉」になっていくのか。

▲捕鯨に関わる人々は、どんな思いで鯨を見つめ、日々の仕事をしているのか。

▲鯨の町に暮らす人々にとって、鯨とはどんな食べ物であり、実際にどんな調理をしているのか。

​こうしたことを通して、日本人にとっての鯨とはなにかを探っていきたいと思っています。

Nスぺが撮った捕鯨は「日本の守るべき捕鯨」ではない

 先日、NHKスペシャル「鯨獲りの海」が放送されました。
かつて南氷洋で活動していた捕鯨船団が、IWC脱退に伴い日本の排他的経済水域で操業している様子を取材したもので、鯨を撃つまでのところなど、よく捉えられていました。

 ただ、あれは「日本の捕鯨」ではないのです。日本の伝統ではない。
戦前戦後の日本の食糧難から要請された遠洋漁業の一種であり、ノルウェー式の捕鯨。
400年にわたって日本各地で受け継がれてきた捕鯨とは、次元の違うものなのです。

 「ひみつくじら」の舞台である千葉・和田浦には、いまも鯨とともに暮らしてきた人々の姿があります。
鯨が揚がったと喜び、集まってくる町の人々。切り分けられた鯨の肉を嬉しそうに持ち帰る人々の笑顔。各家庭の味になった鯨料理を囲む食卓。そしてそこには、命をいただいて生きることに感謝する「いただきます」の声。
そうした、「鯨ひとつ揚がれば七浦潤う」の世界が、いまもここにはあるのです。

 「ひみつくじら」は、そうした捕鯨にまつわる「文化」を記録し、残していきたいのです。

このプロジェクトを始めたきっかけ

 とっておき株式会社は、私が作った映像制作の会社です。
もともと私は、NHKにディレクターとして入局以来、28年にわたって報道・スポーツを中心にいろんな番組を作ってきました。

 「クローズアップ現代」や「サンデースポーツ」など様々な番組を制作し、さらに「日本人の知らない日本へ」という紀行シリーズを英国出身の作家・C.W.ニコルさんと一緒に作り上げ、小笠原諸島が2011年に世界自然遺産になるときには「小笠原諸島 いのちの森と海」という73分の特別番組も放送しました。

 この小笠原の番組は、世界自然遺産に登録される理由となった貴重な自然を紹介するとともに、この島のたどってきた知られざる歴史を明らかにしたのですが、そこで大きな役割を果たしてきたのが捕鯨だったのです。

 欧米諸国はかつて世界中の海で鯨を捕っていました。油を取るためです。鯨の分厚い脂肪層を煮詰めて取った油は高品質で、ランプ用や食品原料など様々に使われましたが、なかでも精密機器の潤滑油として代わるものがありませんでした。そのため多いときは数万隻の捕鯨船が世界中の海で鯨を捕っていたのです。

 小笠原諸島は、その捕鯨船の水や食料や燃料の補給基地として欧米列強諸国が争奪戦を繰り広げた場所でした。米国海軍提督ペリーは、浦賀に来る前に小笠原に上陸し、米国による植民地化を図ったほどです。そこまで【捕鯨が世界の歴史を動かすほどの存在】だったことに驚きました。

 以来、私は日本の捕鯨について興味を持ち、調べ続けてきました。
そうしたなか、東京から目と鼻の先の千葉・南房総に、400年の歴史を受け継ぐ捕鯨の町があることを知ったのです。

 そこで見た捕鯨は、昔ながらのものでした。10mもある大きな鯨を海から引き揚げ、それを大きな包丁を持った男たちがさばいていきます。

 そして解体されたばかりの肉はその場で直売され、地域の人々が先を争うようにして買っていく。
新鮮な鯨肉は各家庭で竜田揚げやステーキ、佃煮にされるほか、天日で干して「たれ」といういわば鯨のジャーキーになります。鯨はこの地域の夏の味覚として愛され、人々は鯨が捕れるのを楽しみにしているのです。

 鯨からは5万人がいっぺんに食べられるだけの4トンの肉がとれるほか、皮からは油が取れ、骨や血は肥料になるなど余すところなく使われてきました。なのでかつては「鯨一つ捕れば七浦潤う」と言われましたが、現代の日本でその様子をうかがい知ることができる場所がこの南房総なのです。

 地元の小学校では、5年生の地域学習にこの捕鯨の見学を取り入れています。毎年、鯨の漁期の最初に子どもたちが来て、鯨が引き揚げられるところから解体されるところまで見学し、その鯨で作った竜田揚げを食べるところまでが授業です。地域の産業を知るとともに、「人はほかの命をいただいて生きている」ことを知り、食のありがたさ、命の尊さを学ぶ貴重な体験となっています。

 まさに地域とともにあり、地域全体で支える捕鯨の姿があるのです。

 この姿を、映像という形で記録にとどめるとともに、ドキュメンタリーとして公開し、日本の捕鯨の本当の姿を世界に知らしめたいと思います。

 これまで撮影した分で、予告編を作りました。

 「ひみつくじら」というタイトルをつけました。
日本人でさえ実は知っているようで知らない日本の捕鯨の姿。地域の人々の暮らしの一部として溶け込み、鯨が愛されている姿を知ってもらいたいという想いでつけました。

 日本人にとって鯨は海からの恵みであり、自分たちが食べる分だけを捕り、感謝しながらありがたくいただきました。食べられる部分以外も余すところなく利用しました。

 一方、外国の人々は、鯨は神聖であり、愛すべき存在であって食べるものではないと言います。
しかし歴史を見れば、18世紀から19世紀に世界中の海で鯨を捕り、その数を激減させてきたのは欧米列強諸国です。しかもその目的は油を取るためだけで、皮を剥いでその他は全部捨ててきたのです。

 彼らは、鯨を食べる日本人は野蛮だと言います。しかし日本人は食べた鯨を供養し、鯨塚まで建ててきました。「いただきます」という言葉があるように、日本人は他の生き物の命をいただいて生きていることに対する感謝の念を持ち続けてきました。
【鯨を愛することと鯨を食べることは、日本人にとってはなんら矛盾することではない】のです。

 ぜひ、日本人の【鯨への愛】を世界に理解させるため、みなさんのご支援をお願いします。

このプロジェクトで実現したいこと

 ドキュメンタリー映画としての上映を目指します。地元・南房総での上映ほか、都内の映画館での一定期間の上映も目指します。

 ただ、日本のドキュメンタリー映画を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。なので最終的にこの映像作品がドキュメンタリー映画として映画館で上映されるのか、それともテレビ局で放送されるのか、あるいはYouTubeなどでの公開になるかは正直、分かりません。しかしこの映像を広く公開し、日本の捕鯨の本当の姿を世界に知らしめたいと思っています。

 これまで、日本の捕鯨は南氷洋での捕鯨ばかりがクローズアップされてきました。シーシェパードによる捕鯨船団への攻撃や、IWC(国際捕鯨員会)での米豪など反捕鯨国との対立など、ほとんどが南氷洋での捕鯨の問題です。

 それとはまったく別の世界の、伝統的な沿岸捕鯨があることなど、誰も知らなかったと言ってもいい。いま、沿岸捕鯨の基地は全国に5か所。そのうち、解体が屋外で行われ、その様子が誰でも見られるのは南房総だけになっています。

 沿岸捕鯨こそが日本の本当の捕鯨の姿であり、そこで働く人々の想いや、鯨が揚がるのを楽しみにしている地域の人々、地元ならではの調理法、そうしたものを網羅した映像作品を作りたいと思っています。

もうひとつのきっかけ

 映画「ザ・コーヴ」によって日本の捕鯨は猟奇的で残酷なものとして描かれました。鯨類を食べる日本人は野蛮であると強く印象付ける内容であり、人種差別的な偏見すら感じるプロパガンダともいえる作品でした。

 これに対し、日本側からも「ビハインド・ザ・コーヴ」といった映画も作られましたが、「ザ・コーヴ」に対する反論という形では相手の土俵に乗る形になり、プロパガンダの巧拙の勝負になってしまいます。それでは先にうまく印象付けたほうが勝ちです。

 そうではなく、有史以来の日本人と鯨のかかわりと、400年以上の歴史を受け継ぐ捕鯨の現場をきちんと見せ、【鯨を食べることは、鯨を愛することとなんら矛盾することではない】ということをわからせない限り、日本人の精神・食文化は理解されないと思います。

撮影・製作の進捗状況

 撮影は、2014年から始まっています。当時はセミプロ用のXDCAMで私が撮りだめていました。
上の予告編にも捕鯨船や鯨の引き揚げの様子など、私が撮った映像を多く使っています。

 そして2019年に日本がIWCを脱退するタイミングで本格的な撮影を開始、映画撮影経験の豊富なプロのカメラマンや音声マンとともに、撮影を続けてきました。

 その様子は、共同通信の記者に取材していただき、東京新聞や産経新聞に記事が掲載されました。
また、2021年には読売新聞の千葉版のトップに大きくご紹介いただきました。


WiLL8月号

 さらにオピニオン雑誌「月刊WiLL」では、実に6ページを割いていただき、この映画に賭ける
弥富の想いをインタビュー記事として掲載していただきました。

 映画「ひみつくじら」への支援の輪は、徐々にではありますが、大きく広がってきています。

ご支援の使い道

 みなさんからのご支援は、作品の製作および公開に向けての費用に使わせていただきます。

 具体的には、ことし(2022年)8月から始まる、南房総でのツチクジラ漁を撮影します。そのためのカメラをはじめとするプロフェッショナル用撮影・音声機材のレンタルまたは購入費用、記録用カードやHDDなどの記憶媒体購入費、カメラマン・音声照明マンの人件費、レンタカー代金、南房総ロケの宿泊費、編集スタッフの人件費、CGや字幕などの制作費、出演者への謝礼、交通費などです。

 もしさらに余裕があるようでしたら、完成後の公開に向けての資金にも使わせていただきます。

リターンについて

 このコングラントでは、他のクラウドファンディングサイトと違い、対価性のあるリターンが認められません。
ですので今回、一定額以上の応援をいただいた方々には、作品のエンドロールにお名前を掲載させていただくことで感謝のしるしとさせていただきます。

1,000円:感謝のメッセージをお送りします
完成の際に、メールで感謝のメッセージをお送りさせていただきます。

3,000円:お礼のメッセージをお送りします
完成の際に、メールで感謝のメッセージをお送りさせていただきます。

5,000円:完成作品をYouTube等でご覧いただけます
完成した作品をYouTube等にアップし、お知らせするURLでご覧いただけるようにします。

10,000円:エンドロールにお名前入れます《小》(個人限定)
作品の最後のエンドロールに、支援者(個人)のお名前を入れさせていただきます。
1行あたり横に6名の大きさ。

30,000円:エンドロールにお名前入れます《中》(個人限定)
作品の最後のエンドロールに、支援者(個人)のお名前を入れさせていただきます。
1行あたり横に4名の大きさ。

70,000円:エンドロールに企業・団体名入れます《大》(法人限定)
作品の最後のエンドロールに、支援者の企業・団体名を入れさせていただきます。
1行あたり横に3社/団体の大きさ。ロゴも可。屋号・ブランドも可。

150,000円:エンドロールに企業・団体名入れます《特大》(法人限定)
作品の最後のエンドロールに、支援者の企業・団体名を入れさせていただきます。
1行あたり横に2社/団体の大きさ。ロゴも可。屋号・ブランドも可。
 

実施スケジュール

2022年9月~10月 撮影(予定)
 今年の南房総での鯨漁は、8月から10月で予定されています。
この期間に、現地での長期ロケを行いたいと思います。

2022年10月~2023年2月 編集(予定)
 これまで撮りためた膨大な量の映像を整理し、あらためて構成して1本の長編作品にします。

2022年4月 完成試写(予定)
都内で試写会をやります。ご支援いただいた方々から一部の方々をご招待します。

最後に ~ニコルさんとの約束~

 一昨年4月になくなられたC.W.ニコルさんから生前、この映画への推薦のメッセージをいただいていました。

「令和元年のこの年、日本の捕鯨も大きな転換期を迎える。人は何を食べて生きてきたのか。これから何を食べて生きるべきか。人間の根源的な問題を、弥富氏の丁寧な取材と真摯な目で描いてくれることを楽しみにしている。 C.W.ニコル」

 常に日本の捕鯨の味方であったニコルさん。あの笑顔と大きな柔らかい手に触れられないと思うと涙が出そうになりますが、その恩に報いるためにもこの映画は完成させなければなりません。

 ぜひみなさんのお力を貸してください。

 

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