千葉・南房総に、400年の歴史を受け継ぐ捕鯨の町がある。 夏になると10mもある鯨が引き揚げられ、解体された肉がその場で直売される。 1頭から取れる肉は4トン。江戸時代に言われた「鯨一つ捕れば七浦潤う」の世界がいまもここにある。 この町の、鯨を中心とした暮らしを描くことで、古代から受け継がれる日本人の【鯨への愛】を世界に知らしめたい。
2023-08-03 15:03
「ひみつくじら」の現在の状況につきまして。
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とっておき株式会社の弥富です。
みなさまには「ひみつくじら」にご支援いただきまして
ほんとうにありがとうございます。
報告がおろそかになってしまい大変申し訳ありません。
現在の状況についてご報告させていただきます。
2014年から南房総和田浦で撮影を続けてきて、
「ひみつくじら」は完成まであと1ピースという
ところまできました。
残りの1ピースは、捕鯨船に同乗し、実際に鯨を撃つ
瞬間を撮影することだと思っています。
しかしその捕鯨船を所有し、ツチクジラ漁を行うのは
地元の小型捕鯨会社「外房捕鯨」という会社です。
外房捕鯨にはこれまで好意的な対応をしていただき、
地上でのツチクジラの解体など様々な撮影に
ご協力いただいてきました。
ただ、捕鯨船の同乗取材については2019年春、直接
ご許可をいただき、それを受けて「ひみつくじら」は
本格撮影の開始を決定しましたが、その後の外房捕鯨の
事情により許可が取り消されました。
その後、毎年のようにお願いしているのですが
ずっと撮影許可が出ていません。
今年も、夏の漁の開始が決まったことを受けて
あらためてメールでお願いいたしましたが
これまでに返事がなく、私たちは戸惑っています。
鯨を撃つ瞬間の映像が撮れない状況で、今後どうするか。
この状況を受け、私たちとしてはとりあえずこれまで
撮った映像を元にいったん一本にまとめてみて、
捕鯨の瞬間がなくても作品として世に問えるものに
なるのかどうか検討してみようと思います。
この段階でいったん完成とし、公開に動くのか
それともやはり鯨を撃つ瞬間がなければ完成ではないと
さらに撮影許可を待つのかを考えようと思います。
みなさんにはお待たせして申し訳ありませんが、
その結果をいましばらくお待ちいただけないでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。