HOMEステーションとは?
HOMEステーションは、大阪市でアフターケア事業を運営する一般社団法人です。
設立は、令和元年7月とまだ日が浅く、現場を駆け回るのが精いっぱいで、
マンスリーサポーターの獲得に至るような活動を行えていません。
児童養護施設等卒園者や一時保護などによる社会的養育経験者や
支援サポートを必要とするこども・若者・親子などに対して、
【多様な居場所事業(MANA-viva・ASO-viva・KATA‐riva・SODA‐tuva)】と
【フードパスひらの】という事業を行っています。
・相談事業
・食堂事業
・フードドライブ
・住まい、メンタル、就労のサポート
・行政への同行支援
*MANA-viva(学びの場)
ー 生きるための知恵を構築する場所。セミナーやワークショップを通し、当事者を含む地域住民に広く情報提供し、社会的養育の実態をお知らせするとともにフォスタリング(里親啓発)を行っています。
また、平野宮町みんな食堂やオンラインで、大阪市塾代助成を活用した中学生の学習サポートを行っており、食堂内には、宿題を持ってやってくる小学生や受験生が自習室がわりにつかう光景などが見られます。
*ASO-viva (遊びの場)
ー ルールに縛られ、ギスギスした毎日を送るだけの人生では自分を活かすことはできません。自分に優しくできなければ他者(ヒト)に優しく寛容になることができないものです。
こどものASO-vivaでは、潜在的に困窮する子ども(特に地域サポートの目が届かなくなる10代からを対象)に垣根の低い相談につながる雰囲気を感じ取ってもらい、その人に応じた対応をするための信頼構築の場所として機能しています。
*KATA‐riva(語りの場)
- 上記2か所からのアプローチによるものやSNSなどからの予約によって誰にも話せないことを打ち明けられる相談の場所。本気で「いま」困っている方のためのクローズドな場所です。
社会的養育経験者の方のご相談もこちらで承っています。全国アフターケアネットワーク加盟団体です。
*SODA‐tuva(育つ場)
― 里山での農作業を通して虫や風の音を聞き、泥んこになって汗をかき、地球からのエネルギーを充填し、本来の自分を見つめていける「育て・育ち」の場所。ここで採取された農作物を加工し、食堂内で定食として提供しています。将来的には、販売等につなげていくことで働く場の開拓、第6次産業や農福連携を視野に入れております。
なぜ、子どもたちにサポートが必要なのか?
全国で社会的養育下にある子どもの数は約4万5千人と言われており、様々な事情から親と一緒に暮らすことができずに児童養護施設等で集団生活を行っています。
そこでは当然、自分だけを見てくれる親はいませんのでアタッチメント(愛着)障害を起こしやすく、自己肯定感の低い彼らが社会に羽ばたいた時、ひどい孤独感や喪失感に襲われ、生きる気力を失ってしまうのです。
弊団体には児童養護施設出身のコアメンバー、団体をフォローアップしてくださる他団体のメンバーもおりますので、互いに協力しあいながら、彼らを社会へと橋渡しし、さらに離職につながりやすい彼らの見守りコーチングを行っています。
弊団体が持続継続し続けなければならない理由は、ここにあります。
すべての子どもたちに、温かくて優しい社会でありたい
このページに辿り着いてくださり、ありがとうございます。
アフターケア事業やこども・若年支援へ関心を寄せて、ここまで読んでくださったことをとてもうれしく思います。
一般社団法人HOMEステーション代表の 福住文子です。
HOMEステーションの前身となるコーチングでの活動中にすごく疑問に思っていたことがあるのです。
どんなに経済的に裕福なご家庭であっても、子どもの孤独感や孤立感、喪失感はあるものだと。
そのことによって、学業がおろそかになり、不登校やひきこもり・自傷行為などの問題を引き起こしている様々なお子さんと出逢いました。
それがどこから来ているのか?
「愛着(アタッチメント)障害」から来ていることに気づき、そこをフォローアップしながら
コーチングを続けたお子さんたちは着実に自分の夢や希望を叶え始めています。
わたし自身の都合により、居を大阪へと移してから週末里親活動ボランティアを始めたのですが、
児童養護施設に通ううち、次第に不安が波のように押し寄せてきました。
“この子たちは、親御さんと一緒に暮らしていないんだ・・・”
つまり、これまでわたしが携わってきたお子さんたちよりも、さらに大きくて深い孤独感や喪失感を痛いほどにヒシヒシと感じているのだと気づき、このままではいけない!という、その想いに応えてくれたコアメンバーと共に2019年7月、HOMEステーションを設立いたしました。
気持ちだけが前のめりで突っ走り、極少のリソースで事業を始めてしまいましたので、次第にサポートする側が疲弊していくことに気づき、お恥ずかしながら、あらゆるところに協力を仰いでいる次第でございます。
それもこれも、施設に暮らしているあの子たちに、社会は温かく優しい場所であることを知ってもらいたいからです。いつでも手を差し伸べる人たちが居ることを感じてもらいたいからです。
私たち一般社団法人HOMEステーションが、地域の皆さまや個人の協力によって設立し、スタートラインに立ち、走り出せたように・・・。
長距離ランナーには、水分補給もペース配分も必要となります。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
お読みくださったあなたが、彼らにとっての水分を補給していただけるとうれしいのです。
弊団体は、それをペース配分していく役割を担わせていただけると、さらにうれしくおもいます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人HOMEステーション
代表理事 福住文子(ふくずみふみこ)
ご寄付の使い道
平野宮町みんな食堂での活動【フードパスひらの】と
【多様な居場所事業(MANA-viva・ASO-viva・KATA‐riva・SODA‐tuva)】は
主に助成金申請に基づいた運営費と団体理事のポケットマネーで賄われています。
特にKATA‐rivaに関しては、相談内容の濃さから時間も長くなり、
寝食を伴うお部屋の確保はできたものの
そこにはお風呂もシャワーもありません。
やはり、心身の疲れを癒し、次のステップを歩み始めるためには、
身体の垢をおとし、リラックスした状態で、リ・スタートを切ってほしいと願っています。
一方で、ほかの事業もまったくお金がかからない訳ではなく、
・セミナーや子どもの居場所を維持するための施設使用料
・子どもたちへの食事、それをまかなってくれる方への謝礼や人件費
・田畑の整備にかかる費用、交通費など
知人の支援のみでは到底賄えるわけもなく、決定までに時間を要する助成金も
申請するだけで必ずしも採択に至るわけではないので、100%アテにはできません。
設立前から一緒にやってくれている理事は、プロボノで活動しているため、
HOMEステーションの活動には、能力・時間・お金・知識そして労力を
報酬もないままにお願いしている状態です。
また、継続的に活動を続けていくために
活動に参加してくれるボランティアの方や大学生・高校生には、
せめて交通費だけでもお支払いしたいと考えています。
皆さまからのご寄付は、寝食を賄うためのお部屋(ステップルームOSAKA南)の改修費と
シャワーの設置代として活用させていただきたいのです。
500円のご寄付を毎月110名の方から頂戴できれば、現在食堂で
複数回ごはんを食べる子どもたちの1回分の食事が賄えます。
1,000円のご寄付を毎月110名の方から頂戴できれば、現在食堂にくる
子どもたち全員の食事代が賄えます。
2,000円のご寄付を毎月110名の方から頂戴できれば、現在食堂にくる
子どもたち全員にジュースを振る舞うことができます。
3,000円のご寄付を毎月110名の方から頂戴できれば、昼食に加えて
シングルペアレントの子ども達に夕食も振る舞うことができます。
5,000円のご寄付を毎月110名の方から頂戴できれば
KATA‐rivaに相談に訪れるお子さんと食事をし、ゆっくり話を聴くことが可能になります。
そして、必要な支援に繋ぎ、通常の生活に戻るまでに心身を休めてもらうことが可能になります。
行政の支援の枠組みから外れた若者や親子、助成金でも賄うことのできない条件をもった子どもや若者を
また、歩き出すことのできる状態にまで立ち上がれるように
そして、人生の喜びを感じることができるように
みなさまのご寄付を心よりお待ちしております。
どうぞ、どうぞよろしくお願い申し上げます。