活動・団体の紹介
当法人は、すべての人々が互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、個性と能力を発揮することのできる男女共同参画社会を形成し、安心して健やかに生きることができるよう、人権の擁護や福祉の増進に関する事業を行い、男女共同参画社会の形成と子どもの健全育成の推進に寄与することを目的とし、その目的に資するため、次の事業を行っています。
- 保健、医療又は福祉の増進を図る事業
- 人権の擁護又は平和の推進を図る事業
- 共同参画社会の形成の促進を図る事業
- 子どもの健全育成を図る事業
- その他当法人の目的を達成するために必要な事業
活動の背景、社会課題について
【ジェンダーギャップ指数】日本は、2023年は世界125位で過去最低となりました。
「女らしさ」「男らしさ」、この「性別によるらしさ」は、性別に関わらず、皆さんも息苦しさを感じるときがあるのではないでしょうか?
社会には様々な「らしさ」があります。女性らしさ、男性らしさ、妻らしさ、母親らしさ、父親らしさ、長男らしさ、末っ子らしさ、、、この「らしさ」について考える必要があるのではないでしょうか?
DVはジェンダーに基づく暴力といわれています。「ジェンダーに基づく暴力」の根本的な原因として、社会にもともとあるジェンダーの不平等や、「男の子と比べて女の子は価値が低い」などの思い込みが当たり前となっていること(社会規範)が挙げられます。
男対女という二項対立ではなく、どう不平等と向き合っていくかが重要だと考えています。
DV被害者は、個人の問題として抱え込んでしまいがちです。わたしたちは、繋がることが出来た目の前のDV被害者支援を継続することと、社会問題として活動しています。
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活動内容の詳細、実績について
「DV」「性暴力」「虐待」「いじめ」などの身近な暴力をなくしたい、ジェンダーフリーな社会を目指したいと考え活動を始めました。
圧倒的に女性の被害者が多いため、支援事業はDV被害者支援が主となっています。
特に被害者は、加害者から物理的距離を離れ、身の安全が確保された後も、心身の回復には時間がかかり長期に渡る支援が必要です。
新たな生活での様々な手続き、調停や裁判、心身のケア、お子さんがいる方はお子さんの心身のケアなど長期的な支援が継続して行われることが大切です。
慌ただしい生活の中で、心の整理をし、日常を取り戻すために不安や怒り、喪失感など様々な感情と向き合っています。二次被害を受け傷つくことも多々あります。
そんな方々と共に時を過ごし、共に成長していきたいと考えています。
シェルターを1室運営しています。十分な聴き取りの上、個々のケースに応じ柔軟な滞在が可能です。他県からの転居、他県への転居も自治体等との協力の上行っています。
パートナーに変わって欲しいという相談者には、時間をかけてDVについてのご説明などをし、別居や離婚を急がせることはありません。ご本人の意思を尊重しています。
毎月開催している「傷ついた心のcare講座」を通して、DVについての知識を得て、心の整理をするお手伝いをしています。
離婚後の様々なトラブル相談や、面会交流時の子の受け渡しなどの支援もしています。
問題が起こった時は、適切な専門家へとつないでいます。
また、シングルマザー・シングルファザーの子育て相談も承っております。
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「傷ついた心のcare講座」は、テーマ毎に、毎月開催しています。
子どもたちを含めた性別や年齢問わず、どなたでも参加していただける講座も開催しています。
代表者メッセージ
星の樹は、DV被害母子の長期支援を主に活動しながら、自立した民間支援団体となるための準備も模索しております。収益事業の利益を充実した支援事業とするのが目的です。
しかし、支援事業は収益が見込めないため、常に資金不足です。
DV被害者支援という事業は、支援対象者と団体スタッフ、団体の安全を確保するという重要な事項が最優先されるため、団体の存在を広く知っていただくための広報活動も難しいという問題も抱えています。
暴力の無い、ジェンダーフリーな社会を目指す社会全体に向けた支援事業と、収益を得る事業として、各種講座と講師派遣、そして、ジェンダーフリー・ブックカフェを並行して運営することで、当団体を広く知っていただき、自立した支援団体となることを目指しています。
私たちの理念に賛同していただける若い世代に引き継げる団体となることを目標としています。
一般社団法人 星の樹
寄付金の使い道について
DV被害者支援での交通費・通信費・物資支援・スタッフの人件費
シェルターの食材と雑貨購入費・寝具クリーニング代等