土曜夜市とは、かつて筑紫野市の子どもだった人々のキラキラした思い出
筑紫野市で生まれ育った、いま40代以上のオトナたちにとって、子ども時代の夏の思い出といえば【土曜夜市】でした。
きらめく大きなステージでの連隊ショーに歌謡ショー、並ぶ提灯の下での金魚すくいやたこ焼きやりんご飴などの露店。
【土曜夜市】は、1970年~80年代にかけて、二日市がもっともっと盛り上がっていたころ、みんなが楽しみにしていたお祭りでした。
この、土曜夜市のにぎわいを取り戻したい。
市民の有志が立ち上がって、実行委員会を作りました。
今年10月15日(土)、筑紫野市制50周年の節目に、あの楽しかった土曜夜市を復活させるべく動き出します。
市民のみなさんはもとより、筑紫野市に生まれ育っていまは遠くで暮らしていらっしゃるみなさん、あなたのふるさとを受け継ぐ世代にキラキラした思い出を与えてやってもらえませんか。
なぜいま、土曜夜市なのか
筑紫野市が市制を敷いたのが1972年(昭和47年)。このころ、人口は4万人ちょっとでした。
その中心市街地・二日市は小さな街ではありましたが、丸衆・江島屋・武石と林立する大型店舗の間に肉屋・パン屋・魚屋と活気ある小売店がひしめき、中央通り商店街はいまからは想像もできないほどの賑わいでした。
土曜夜市は、市制施行と合わせるように始まりました。夏休み期間中の毎週土曜日、中央通りいっぱいに広げられたバザーや出店、そして福岡銀行の横には大きなステージ。当時小学生だった私たちにとってそれは、夢のような輝きを放つ大イベントでした。いまでも、筑紫野市で生まれ育った40代以上のオトナにとって、土曜夜市という言葉はキラキラした思い出とともにあるのです。
しかし、土曜夜市は筑紫野市の中心市街地の衰退と歩調を合わせるように規模を縮小していき、中断と再開を繰り返しながらすでに過去のものとなってしまいました。
このままでいいのだろうか。
この街で生まれ育つ子どもたちにとって、ふるさとはこうだったと自慢できる思い出を作ってあげられないだろうか?
土曜夜市を知る世代の、その想いが、今回の復活に駆り立てたのです。
いまの時代の子どもたちに、キラキラの思い出を
今年、市制50周年を迎えた筑紫野市は人口10万人を超え、市としては大きく発展しました。
しかし、街角はどことなく元気がありません。
各家庭にクルマが普及し、郊外にできたいくつもの大型ショッピングセンターにいけば、あふれんばかりの品物がより取り見取りです。たしかに便利に豊かになりました。
しかし、その代わりに私たちは「筑紫野市らしさ」「二日市らしさ」を失いつつあるのではないか。人の匂いのしなくなった街でただ「消費」することだけが目的になってはいないだろうか。
いま一度中心市街地に人々を呼び戻し、人間臭い街をつくることでわがふるさとがふるさとらしくあるようにとの願いを込めて、土曜夜市を復活させようと思います。
自発的に集まり、やる気に満ちた集団が運営します
筑紫野市、とりわけ二日市にかつてのにぎわいを取り戻したい。私たちはそのためにはまず土曜夜市を復活させ、輝いていたころの街を思い出してほしいと思いました。
「中央通り商店街組合」にまちおこしNPO法人「ほっと二日市」、さらに若者の街おこしグループ「つくしDラボ」がタッグを組み、さらに有志の方々にもご協力をいただいて実行委員会を作りました。
市制50周年記念に花を添えたい、目玉にしたい、という想いもあります。しかしそれだけのためにやるのではありません。昔の二日市のにぎわいを覚えている人、土曜夜市でのキラキラした思い出を持っている人などが自発的に積極的に取り組んでいます。
ぜひ、同じ思いを持つみなさんのお力をお貸しください。
まちづくりNPO法人ほっと二日市とは
このクラウドファンディングを立ち上げた「まちづくりNPO法人ほっと二日市」とは、福岡県筑紫野市の中心市街地である二日市を振興しようと市民有志によって作られた団体です。
設立は平成20年(2008年)11月。これまで「二日市」の地名の由来にちなみ、毎月2日に歩行者天国の「二日の市」を開いてきたほか、無料休憩所を設置したりして商店街振興のお手伝いをしてきました。
ご支援の使い道
みなさまからいただいたご支援は、今年10月15日(土)に開催を予定している土曜夜市のイベントのために有効に使わせていただきます。ご支援が多ければ多いほど、華やかな楽しいイベントにすることができます。
たとえば、ステージの増設。
現在はステージを1か所作ることを予定していますが、予算があればもうひとつステージを作ってたくさんの方々にご出演いただきたいと考えています。ご支援が多ければ知名度の高いアーティストを呼べるかもしれませんし、市内の様々な愛好家団体に声をかけ、音楽やダンスなどの発表の場としていただければと思います。
また、当日は中央通り商店街主催のチャリティーオークションも予定しており、こうしたイベントの充実にも使えたらと思います。
さらに、憩いの場のスペース拡大や警備員増備などでの安全確保など、あまり表に出ない部分も充実させます。
なお、5,000円以上のご支援をいただいた方々には、当日「街角上映館」としてプロジェクターで上映する予定の、筑紫野市の歴史を振り返る映像作品を、YouTubeでご覧いただけるような特典もご用意いたします。
ただ、新型コロナウイルスの感染状況や、その他天変地異により開催が不可能になった場合は、翌年以降の土曜夜市か、別の形で地域を盛り立てるイベントに使用させていただくことをあらかじめご了承ください。
どうぞ、みなさまの温かいご支援をお待ちしております。