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はぐもぐは、「すべての子どもが家族と支援の輪に包まれて、安心してその子らしく成長できる社会」の実現のため、2025年1月に発足した特定非営利活動法人です。 医療・福祉・教育の専門職や、子どもが食べないことに深く悩んだ経験のある保護者の協働により設立されました。

「食べること」に悩む親子が、取り残されない社会へ。
あなたの支援が力になります。

これまで、子どもの偏食や少食は家庭内で解決すべき問題だとされてきました。
しかし、これらの問題の中には家庭だけで解決できないものもあり、社会的な支援が必要なことがわかってきました。

そのため、NPO法人はぐもぐは、医療・福祉・教育の他職種連携を進めることで、偏食・少食や小児摂食障害(PFD)など子どもが食べないことへの誤解をなくし、包括的なケアが提供される仕組みづくりを目指しています。

「子どもたちの食べるを支える 社会を変える」

乳幼児の食べるという行為は、生まれながらの本能ではなく、生活を通して学び、技術として身につけていくものです。乳幼児期は発達途上にあり、親の理想通りには食べないという状況が一般的に起こります。

さらに、この「食べる技術」をうまく習得できない子どもが増えており、これが家庭だけでは抱えきれない大きな負担となってきています。
実際、給食が食べられないことで保育園で受け入れてもらえない、給食が嫌で不登校になるなどの問題が起こってきており、子どもが食べないことは、家庭だけではなく社会にとっても課題となってきています。

子どもが食べないことは、親にとって大きな精神的負担となっています。
特に母親には、子どもに適切な食事を与えるべきだという強いプレッシャーが生じがちです。
加えて、この問題は家庭内で解決すべき課題とされてきたため、十分な支援体制が整っていません。結果として、子どもが食べないという問題は親のメンタルヘルスに大きな影響を与え、子育てにおける深刻な悩みとなってしまっています。

子どもの食事の問題は、軽度の好き嫌いから重度の摂食障害まで、さまざまな状況が存在します。軽度の問題は成長とともに解決することもありますが、重度の場合や適切な対応をとれなかったことで「小児摂食障害(PFD)」に進行することがあります。

小児摂食障害(PFD)は、咀嚼や飲み込みの未熟さ・感覚過敏・行動の問題などが複合的に絡み合い、年齢に応じた食事ができない状態を指します。一般的に偏食や少食と片付けられがちですが、適切なサポートがなければ、子どもの成長や健康が妨げられる恐れがあります。
小児摂食障害(PFD)は、自閉症スペクトラム症や低出生体重児など、発達に特性がある子どもたちに多く見られます。しかし、基礎疾患や障害がない子どもにも起こることがあります。

このような「子どもが食べないこと」を起点とした問題は、すでに多くの家庭や支援者にとって重要な課題となっています。一方で、今の日本では偏食・少食や小児摂食障害(PFD)に対する認知や支援が十分とは言えません。そのため、早急に社会全体で理解を深め、支援体制を築くことが求められています。

※小児摂食障害(PFD)は、2022年からアメリカ版の疾病分類コード(ICD-10-CM)にも掲載され、国際的にもその重要性が認識されています。日本においても、早急に社会的な理解と支援体制の整備が求められています。

活動内容

はぐもぐは、以下の活動を通じて医療・福祉・教育の多職種連携進めることで、子どもの食べることへの誤解をなくし、偏食・少食や小児摂食障害(PFD)への包括的なケアが提供される仕組みづくりを目指しています。

  • 専門職向けの研修事業:医師、歯科医師、保健師、管理栄養士、保育士などの医療・教育・福祉の専門職に対し、子どもの食についての研修を提供します。これまで医療の教育カリキュラムには、子どもの「食べる技術」に関する学びが十分に含まれておらず、これを補うための研修を行います。
  • 情報提供・啓発事業:子どもの食べることに関する正しい情報を得られるよう、乳幼児の食に関する情報サイト「はぐもぐ」を運営し、具体的な対応方法や専門的な支援についての情報を発信します。また、PFDを予防していくための情報発信をしていきます。
  • 相談窓口の設置:「子どもが食べない」という悩みに対し、相談窓口を設置し、専門的なアドバイスや支援機関の情報を提供し、精神的負担を軽減することを目指します。
  • 啓発活動:PFDに関する講演会やセミナーを開催し、社会全体に認知を広げます。

代表理事メッセージ

子どもの『食べない』問題は、家庭内の大きな課題となっています。

私たちは、子どもが食べないことや小児摂食障害(PFD)への理解と支援の輪を広げることで、子育てがしやすい社会の実現を目指しています。
医療・福祉・教育の専門職と連携し、「すべての子どもが家族と支援の輪に包まれて、安心してその子らしく成長できる社会」を実現していきたいと考えています。

会費の使途

会員の皆さまからお預かりした会費は、以下の活動に使わせていただく計画です。

    ① 子どもの摂食に関する調査・研究
    ② 子どもの摂食に関わる支援者への情報提供・研修
    ③ 子どもの摂食に関する啓発
    ④ 子どもの摂食に関する製品・サービスの情報提供

メンバーについて

特定非営利活動法人のメンバーは、NPO法人の目的に賛同して入会した個人または法人で、
共にビジョンに向かって活動する仲間となります。

個人賛助会員)

  • 主催研修会への参加: 毎年開催する研修会へご案内(会場参加・アーカイブ提供)します。
  • 製品情報の提供: 支援において役立つ製品情報(企業賛助会員や市販の様々な製品)を提供します。
  • 交流・研鑽の場の提供: 会員同士の交流・研鑽の場を提供します。

法人賛助会員)

  • 社会課題解決への貢献: 子育てに関する社会課題解決に貢献することができます。
  • 製品情報提供と認知拡大: 企業賛助会員の製品情報が支援者に提供されることで、企業・製品の認知度を高めることができます。
  • ブランドイメージ向上: 社会貢献活動を通じて、企業のブランドイメージを向上させることが可能です。
  • ネットワーク拡大: 他の賛助会員(個人・企業)とのネットワークが広がり、連携等の機会を得ることができます。

はぐもぐは設立から日が浅く、活動資金が潤沢とは言えません。皆様のご協力を得て、子育てにおける社会課題解決に貢献したいと考えています。複数の口の支援をいただけますと幸いです。

活動運営へ積極的な参加も歓迎いたします。「すべての子どもが家族と支援の輪に包まれて、安心してその子らしく成長できる社会」の実現に向け、一緒に取り組んでいきましょう。
活動運営へ積極的な参加もお待ちしています。

団体情報
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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