私たちの命を支える豊かな熱帯林
赤道を中心に高温多雨の地域に広がる熱帯林は、地球上の生物種の半分以上が暮らす「生物多様性の宝庫」です。
私たちが活動するボルネオ島にも熱帯林が広がり、オランウータンなどの類人猿、世界中に愛好家を持つ鳥類、空飛ぶカエルやヘビ、寄生植物や食虫植物、擬態する昆虫、光る菌類など数万年の時を経て進化したユニークな生き物が多くいます。
また、先住民に食料・水・空気・土を供給することはもちろん、気候を調整し、世界中の薬の原料を生み出すなど、熱帯林は私たちの命を支える大切な森です。
私たちの生活のために失われる熱帯林
違法伐採、大規模農園、牧畜、鉱山開発…今、世界の熱帯林は急速に破壊されています。かつてボルネオ島を覆っていた豊かな原生林も、その半分以上が失われてしまいました。
原因の一つは、「パーム油」。原料のアブラヤシを生産するため大規模な農園が必要で、森が丸裸にされ絶滅の危機に瀕する生き物がいたり、地域住民の土地が奪われたりしています。
パーム油は、インスタント麺、スナック菓子、マーガリン、アイスクリーム、チョコレート、洗剤、石鹸、化粧品など私たちの日常生活で多く使われています。安い商品の大量生産・大量消費が、海の向こうの森・生き物・人々を傷つけていることを意識し、日々の消費生活を見直さなくてはいけません。
みなさんの会費でできること
熱帯林の破壊を止めよう!
〜世界各地の仲間との連帯で「森林破壊ゼロ」をめざす〜
熱帯林破壊の原因となる企業活動や政策等に対して、抗議・提言・啓発をしています。現地のNGOや地域住民、国際NGO、ボランティアメンバーとの連携によるキャンペーンやアドボカシーを大切にしてきました。
違法材の輸入や、ポテトチップスから発電まで私たちの日常に溢れるパーム油の使用を見直すために、市民向けの学習会やWEB発信にも力を入れています。
ジャングルを蘇らせよう!
〜”オランウータンの棲める森”を村の人と一緒に取り戻す〜
ボルネオ島で違法伐採や火災により失われた森を取り戻すために、在来種の苗づくりや植林に取り組んでいます。野生動物が棲める豊かな熱帯林の再生はもちろん、森に関する知識の継承も大事な目的です。
森を守る主人公はそこに暮らす村の人たち。私たちは「森づくりは人づくり」をコンセプトに、植林や環境教育を通した次世代の育成にも力を入れています。
自然と共生する村をつくろう!
〜“森を壊す仕事”から“森を守る仕事”へのシフトを促す〜
ボルネオ島のNGOや村人によるエコツーリズムや森林農法・有機農業など、森を守るからこそできる仕事を応援しています。それらは、違法伐採やアブラヤシ農園での労働に代わる現金収入の手だてになるからです。
私たちが毎年開催しているボルネオ島エコツアーでは、村人と日本からの参加者が「自然と共生できる未来」について話し合い、一緒に考えます。
会員になると
ウータンの会員になると以下の特典があります(会費4,000円/年:個人の場合)
- 会報誌「森の通信」をお届け(年4回/郵送かメールのどちらかをお選びください)
- イベント案内、ボランティア募集などの情報をいち早くゲット
- 毎年1回の総会など運営に参加できる
決済時の注意点
クレジットカードでの決済の場合、単発(今回のみ)または継続(毎年)をお選びいただけます。
継続の場合は毎年同じ日に自動的に決済が行われますので、2回目以降の情報入力を省略することができます。
退会の際は当会で手続きする必要がありますので、その旨ご連絡ください。
お問合せ先
団体名:ウータン・森と生活を考える会
住所:大阪府大阪市北区中崎西1丁目6-36-308
Website:https://hutangroup.org
※お問合せはできるだけ問合せフォームよりお願いいたします。お急ぎの際はお電話ください。