活動・団体の紹介
<うたフェスJAPAN>
2024年8月、神奈川県横浜市を舞台に幕を開けた国際的な「うた」の祭典。19年の歴史を残した「軽井沢国際合唱フェスティバル」の理念を引き継ぎ、規模を拡大し「横浜みなとみらいホール」を拠点として開催しています。音楽のジャンル、国、年齢、様々な垣根を越えたボーダーレスなフェスティバルを実現し、3日間で1万人近くの参加者が集います。世界的に有名な観光都市、港町ヨコハマに「うた」が満ちあふれていく、地元に愛されるイベントを目指しています。



<東京国際合唱コンクール>
2018年7月、日本初の大規模な国際合唱コンクールとして幕を開けました。東京国際合唱機構の設立後、初の大規模事業として、1年以上の準備期間を経て、開催に至ったものです。厳しい予選審査を突破した国内・海外の合唱団が、東京都中央区晴海の第一生命ホールの本選に集い、その実力を披露します。コロナ禍という困難を乗り越え、2024年には第6回大会を開催しました。現在では、国内外で世界を代表するハイレベルな国際コンクールとしての地位を確立しています。
https://www.ticctokyo.icot.or....



<日本国際合唱作曲コンクール>
日本国際合唱作曲コンクールは、国内では珍しい、合唱作品に特化した作曲コンクールです。新たな合唱レパートリーの創作による合唱音楽の振興を目的とし、2015年から毎年開催。国内・海外の若手作曲家の登竜門として定着し高い評価を得ています。これまでに世界各国から約1000曲の応募があり、そのうち入賞した20曲以上が全世界に向けて出版されています。


<Edition ICOT>
Edition ICOTは、当機構が2020年6月に開設した出版事業部門です。国内・海外の優秀な合唱作品をピース楽譜として出版しています。迅速で柔軟な出版を目指し、国内・海外の重鎮から新進作曲家までの様々な作品を、毎月ラインナップに加え、17カ国の作曲家の200作品以上を取り扱っています(2025年4月現在)。



代表者メッセージ
「人生の質」を高める「合唱」
––––そのために。

一般社団法人 東京国際合唱機構 代表理事
松下 耕
一般社団法人 東京国際合唱機構は、2017年、合唱音楽を通して国際交流をはかり、異なる文化圏相互の理解を促し、同時に我が国の芸術文化の発展、次世代の育成に寄与するため、文化的平和活動を目的として設立されました。
現在、当機構は「東京国際合唱コンクール」「うたフェスJAPAN」「日本国際合唱作曲コンクール」という3つのイベントおよび出版事業で、国内と世界の合唱界に貢献しています。
有史以前、音楽の起源は歌うことだったとされています。以来、歌う、という行為は、私たち人類の大切な営みとして、悠久の歴史を辿って来ました。高度情報化に変容した現代の社会においても、私たち人間は歌うことをやめません。これは、驚くべき事実です。何故なら、「歌う」という行為は、最もプリミティブな行為であり、効率化文化からは対極の位置にあるものと言えるからです。しかし、人間は歌をやめない。何故でしょうか。
それは、人が「感動」することをやめないからです。
そして、人は、その「感動」こそが、人間同士の信頼を築き、相互理解を促し、争いのない平和な世界を作ってゆくのだということが、「肌感覚」でわかっているのです。
このような「歌文化」の中でも、特に「合唱」の分野は、ある意味「非効率」の分野だと言えましょう。この情報化社会においても、実際に集まらなければ形にならない合唱は、効率の面からだけ考えれば「前時代的」なのかもしれません。しかし、やはり人は「歌い合う」ことをやめない。それは、人は一人では生きてゆけない、弱い存在だから、ではないでしょうか。したがって、人は人と直接交わりたいと欲する。それを、私たち人類はよく知っているのです。
それ故、合唱が生きているのです。私たちは、混迷の時代の今こそ、この営みの尊さを、深く理解する必要があるのではないでしょうか。そしてそこに、現代人が忘れてしまった「生きる」とはどういうことなのか、という命題と、その答えを見出すことでしょう。
合唱は、楽器を必要としません。身一つでできる音楽活動です。利権などからは程遠い、クリーンな世界です。しかしだからこそ、この世界は、経済最優先のこの時代に取り残されてしまう危険もはらんでいます。
私たち東京国際合唱機構は、有史以前からの人間の根本的な営みである合唱文化を全力でサポートし、国際交流をさらに推進させるとともに、我が国においては、合唱活動を広め、発展させることによって、国民のQOL(人生の質)を高めるために努力してまいります。
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