活動・団体の紹介

手をつなぐ育成会は、昭和27年、知的障害のある子どもを育てる東京の保護者3名から全国に広がっていった団体です。
久留米市でも、昭和50年に、保護者や学校の先生方を中心に設立され、地域と共に歩みながら、教育・福祉・就労・啓発など、さまざまな活動に取り組んできました。
現在では、制度はある程度整ってきましたが、その一方で「制度のすきま」に取り残されてしまう人や、地域から孤立してしまう人がいることも見えてきました。
そうした今の社会に必要だと感じているのが、「つながりをつくること」と、「支え合いの場を生むこと」です。
ここ数年、久留米市手をつなぐ育成会は、オープンスペースを活かした地域との“つながりづくり”や“すきまの支えあい”に力を入れています。
2024年度には大きな事業転換を行い、長年取り組んできた「あすなろ」の線香箱詰め作業を終了し、地域交流型のカフェ事業に舵を切りました。
新しい活動の場は、久留米市役所近くの「日々+カフェ」。
ここは、障害のあるメンバーと職員が一緒に、地域の方に“ほっとするひととき”を提供するオープンスペースです。

コーヒーを飲みながら、ちょっと話して、元気をもらって帰る――
そんな場所をつくることが、私たちの「つながりの第一歩」だと考えています。
育ててきた「あすなろ」の活動を大きく変えることをご理解いただいた多くの方々に感謝を込めて、これからも「障害のある人もない人も、ともに過ごせる社会」を目指して、活動を続けてまいります。
活動の背景、社会課題について
2025年、久留米市手をつなぐ育成会は設立50周年を迎えます。

この節目に、私たちは「これまでの感謝」と「これからの育成会」をつなげていくプロジェクトを立ち上げました。
この50年間で、障害のある人やその家族を支えるための福祉制度は大きく整備されてきました。
制度が整うことは大きな前進であり、安心して生活できる基盤が広がったことは喜ばしいことです。
しかし一方で、制度を使うことが「支援の枠内」にとどまり、地域とのつながりが希薄になる傾向も生まれています。
その結果、「地域の中で孤立する家族」が今、目に見えない形で増えてきているのです。
特に、次のような声を私たちは多く耳にしています。
・どこに相談すればよいか分からず、親子で閉じこもってしまう
・「迷惑をかけたくない」と、最初から地域に関わることをためらってしまう
・子どもが目立つため、地域の目が気になり、外出時の不安が大きい

こうした中で感じるのは、
「地域に、安心して過ごせる“居場所”が足りていない」という現実です。
障害がある・ないに関わらず、子どもとその家族が自然に地域と関われる「第3の居場所」が必要です。
制度の支援だけでは届かない、「人と人との関係性」こそが、これからの時代に必要なのではないかと感じています。
そのため、私たちはこのプロジェクトで、
・50周年をきっかけに、手をつなぐ育成会の存在と意義を地域に伝える
・「地域の中に居場所をつくる」取り組みを継続・拡大する
ことを目指しています。
こども、高齢者、障害者、
誰もが「ここに居ていい」と思える地域を、これからも一緒につくっていきたいです。
活動内容の詳細、実績について
① 50周年記念式典の開催
これまで支えてくださった方々への感謝とともに、障害への理解を地域に広げる式典を実施します。

(キャプション:40周年式典の様子)
■日程 2025年10月19日(日)13:00~15:30
■場所 久留米シティプラザ 3F久留米座
■内容 テーマ「地域でつながりながら暮らし続ける」
◎講演会「ともに学びともに育つ」
講師:橋本直樹氏(前豊中市立南桜塚小 校長)
◎シンポジウム
久留米市内の保護者・兄弟・支援者
※障害のある人が排除される社会は、誰にとっても生きづらい社会です。
“ともに育ち、学ぶこと”の大切さを、次の世代に伝えたいと考えています。
これからの50年が、本当の意味での共生社会となることを目指していきたいと思います
② 「居場所」事業の継続支援(次世代のために)
現在、休眠預金等活用事業の助成を受けて「地域の居場所づくり」に取り組んでいます。

●おにぎり食堂:つながる食卓~

誰でも来ることができるこども食堂として
地域の交流の場になっています(こども無料・おとな200円)

●火ようアート部:描くことで心をほどき、つながる場~

自宅に引きこもりがちで絵を描いている子の第1歩になったり、
絵が好きな人がぶらりと立ち寄ったり、様々な出会いが生まれています
●月よう無料塾:誰もが学べる機会を~
予備校のベテランの講師の方がボランティアで教えます
●水ようカフェ:(※本事業のみ、久留米市からの委託事業として実施)

就労・事業所帰りに集う場所
●babycafe : 発達の気になる赤ちゃん親子の集まる場~生まれた赤ちゃんの障害が分かった時の不安や悲しみも、同じ経験をした家族が集まれば、いつの間にか笑顔になっています。
●就学前座談会:就学についての悩み・交流の場~地域の支援学級?それとも特別支援学校?この時期はみなさん本当に悩みます。小学生になった保護者とこれから学校を決める保護者の交流会です。毎回大勢の方が参加されます。

食事をされる以外は参加費無料で開催しています。
ボランティアで運営をしているのですが、
交通費や会場費が必要となっています。
このつながりを絶やさず、継続運営の仕組みを作ることが目的です。
代表者メッセージ

今年度、久留米市手をつなぐ育成会は、創立50周年を迎えることができました。
50年前、障害者の働く場がほとんどなかった時代、先輩保護者が中心となり通所授産施設あすなろ会を立ち上げられた時のご苦労は並々ならぬものだった思います。それから50年、こうして節目の時を迎えられたのは、関係者の皆様の力強い支えと熱意のおかげだと思い心より感謝申し上げます。
福祉サービスが充実してきた現在、障害者を取り巻く環境は大いに前進してきたと思っています。しかし、親としての不安は決してなくなるものではありません。 「私が死んだらこの子はどうやって生きていくのだろう」という声はいまだに聞かれます。
ここ数年、久留米市手をつなぐ育成会では、「すきまの支えあい」「居場所・つながり作り」に重点をおいて活動しています。そのひとつとして、2年前、事業を大きく方向転換いたしました。 これまでコツコツと積み上げてきた「線香の箱詰め作業」を終了して、地域とのつながりを求めて、市役所そばに『日々+CAFE』をオープンいたしました。多くの不安がありましたが、たくさんの方に出逢い、新たなつながりが数多く生まれました。
明るい兆しとして、若い世代の会員も少しずつ増えています。当事者の0歳~70歳という縦に長い関係は会の大きな強みになると思っています。先輩方の歩みに学びながらも、新しい風も大いに取り入れて、次の世代につないでいきます。
これからの未来の10年・20年・・そして50年、誰もが安心して暮らせる社会をめざして活動していきます。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人久留米市手をつなぐ育成会 代表理事 藤野 薫
寄付金の使い道について
目標金額:1,000,000円(100万円)
*50周年記念式典(2025.10.19)の開催費用:50万円
会場費 | 60,000 |
講師、パネラー謝金 | 100,000 |
講師旅費交通費、宿泊費 | 50,000 |
50周年記念誌製作費 | 230,000 |
チラシ作成 | 45,000 |
会議費 | 15,000 |
*居場所事業の運営費用:50万円(年間)
会場使用料(ぷらっと.荘島) | 100,000 |
ボランティア謝金(延べ20名) | 200,000 |
こども食堂(材料費・消耗品費) | 200,000 |
■ 最後に(あなたへ)
「未来の誰かのために、何かしたい」という想いがあるなら、それはここで活かせます。
このプロジェクトは育成会だけのものではありません。地域と未来を“あなたと一緒に”つくるプロジェクトです。
あなたの“手”が、誰かの未来につながります。
この一歩が、共に歩む50年のはじまりです。
ご支援、心よりお待ちしています。

活動紹介:https://www.k-tetunagu.com
Instagram:https://www.instagram.com/tetu...

金額3,000円 |

金額5,000円 |

金額10,000円 |

金額30,000円 |

金額50,000円 |

金額100,000円 |

金額3,000円 |

金額5,000円 |

金額10,000円 |

金額30,000円 |

金額50,000円 |

金額100,000円 |