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4月頭の5日間、「幸せの村」と呼んでいる、アコソンボ村を訪問しました。私がマネージャーをしているダンスチーム“Azonto”の子どもたちや、Inna Houseの子どもたち、合わせて8人で行きました。Inna Houseの子どもたちと村の子どもたちはすぐに仲良くなりました。村の子どもたち民族のエウウェという言葉を話します。Inna Houseの子どもたちも、英語とトゥアレグ族の言葉を話すので、会話はできないはずなのに、みんなでカヌーに乗ったり、湖で一緒に泳いだり、村の子どもたちから釣りの仕方を習って(アコソンボ村は漁村で、子どもたちも魚を捕まえるのがとても上手です)、湖でみんなで釣りをしたりしているうちに、すぐに仲良くなりました。みんな本当に楽しそうでした。
村では、大人はみんな助け合って子どもを育てます。何も言わなくても、自分の子どもじゃなくても、大人がみんなで村の子どもの面倒を見ます。
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初日の夜、村の子どもたちはガーナの伝統的な太鼓とダンスで、私たちの歓迎パーティーを開いてくれました。みんな本当にダンスが上手!みんなでガーナの村の文化に触れました。
Inna Houseの子どもたちはガーナの都市部のことはわかっても、ガーナの伝統や村の文化は全く知りませんでした。都市部では太鼓の音楽なんてほとんど耳にしません。
Inna Houseの子どもたちは、日頃から水泳の練習をしていたおかげか、村でもみんな泳ぐことができました。それでもやはり、村の子たちはもっと上手でした。子どもたちは、彼らみたいに泳げるようになりたい!と言って、今も頑張って水泳の練習をしています。
村に比べて、アクラは食の選択肢がずっと多いです。屋台でもいろいろ食べられるし、Inna Houseの給食でも、毎日違うメニューが出ます。しかし、村は奥地にあるため、スーパーなんてありませんし、そう簡単に都市部のマーケットまで来て食材を調達することもできないため、普段の料理は2種類くらいしかありません。村の人たちは、貧しい中、5日間みんなにご飯を用意してくれました。2種類と言っても、主食は同じで、つけるソースが違うというくらい。アクラに戻ってきたときに、子どもたちはいろいろなものが食べられることのありがたさを感じていました。いろいろなものを食べられるというのは、決して普通のことではありません。思わぬところで、大切なことを学ぶことができました。
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アコソンボ村への道中、私のある友達がカリポというガーナで人気のフルーツジュースをくれました。寄付として200本も!ちょうどその日がイースターだったので、村の子どもたちみんなに配って、美味しくいただきました。