Inna Project

ニジェール紛争難民の子どもたちの家 Inna House

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Inna Houseでは、ニジェールの紛争から逃れてきた難民の子どもたちの生活・学習サポートをしています。2022年2月に子どもたちの居場所となるシェルターをオープンしました。皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。
2024-10-15 15:27
8・9月の活動報告
インナハウスとトーゴでの活動報告になります♩

8・9月の活動報告

マンスリーサポーターの皆様、いつもご支援ありがとうございます。大変お待たせいたしました8・9月の活動報告になります。


インナハウス


 学校に通う子供たちは夏休みを迎えました。ガーナはかつてイギリスの植民地だったので、日本の教育システムとは違い、9月に新しい学期が始まり、7月が学期が終わります。
前学期に優秀な成績を収めた子供達はサマースクールへ、まだまだお勉強が苦手な子供たちは、その子のレベルに合った少人数の教室を探して通っていました。
読み書きが苦手な子ほど、勉強へのモチベーションが下がってしまいます。読み書きができると、もっと読みたいと意欲が出てくるのですが、読み書きでつまいずいてしまう子は、なかなか意欲が出てきません。なのでインナハウスでは一人一人のペースを尊重しながら教育を行っています。

 8月は1ヶ月間サマースクールという夏休み限定の学校へ通いました!


サマースクールに通っていた子供たちは、机に向かって勉強するだけではなくフィールドワークや体験型活動を中心に勉強していました。プログラミングやクッキング、実際に港に行って船に乗り船の構造について勉強するなど、とても楽しみながら学びを深めていました。
夏休みが終わる頃には少人数クラスに通っていた子供達も、サマースクールに通っていた子供達もぐんと成長していました。
次に、もう一つ大きな出来事としてムスタファーくんが転校しました。
彼は、前々から学校を変えたいと言ってきていましたが転校は容易なものではないため受け入れていませんでした。
戸籍もなく身分証明書もない難民を受け入れてくれる学校は少なく、一からまた学校を探し始めるのはとても大変なためです。しかし彼の話を聞いていると肌の色の違いからチャイニーズと呼ばれ(ガーナ人とニジェール人では肌の色が異なる為)お前がコロナを運んできたせいで身内が死んだなどと明らかな人種差別としてみられる発言や暴言を吐かれているとのことでした。学校へ面談へいき、新たな学校を探し始め、ムスタファーも入試試験に向けてのお勉強を一生懸命に頑張り無事に転校することができました。今ではムスタファーも楽しく学校に通うことができています。
 かつて物乞いをして生きてきたインナハウスの子供たちは日々新しい環境に適応しながら目まぐるしい努力をして頑張っています

トーゴでに活動について


 ガーナから車で3時間ほどの距離にトーゴ共和国があります。今年から新たな取り組みとしてトーゴでファミリーサポートを始めました。ファミリーサポートは遠距離里親のような制度で、金銭的なサポートのみならず子供とサポーターの心のつながりを大切にしています。そこで新たに二人の子供たちが日本人の方のサポートを受けることになりました。一人目の子供はジョセフという10歳の男の子です。ジョセフはお母さんを病気でなくし父親のネグレクトによって餓死寸前のところを教会に引き取られました。二人目の子供はエスタという八歳の女の子です。エスタは両親を亡くし親戚からたらい回しにされ教会に預けられました。今は教会の牧師さんのお家に一緒に住んでいます。二人ともサポートを受けて初めて教科書を手にしましたが、二人のペースで順調に頑張っています。

皆様毎月サポートをありがとうございます。皆様のサポートのおかげで子供達は着実に成長しています。
これからも一つ一つの出来事に向き合いながらインナハウスの子供達も頑張るので今後ともサポートの程どうぞよろしくお願いいたします。

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