Inna Project

ニジェール紛争難民の子どもたちの家 Inna House

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Inna Houseでは、ニジェールの紛争から逃れてきた難民の子どもたちの生活・学習サポートをしています。2022年2月に子どもたちの居場所となるシェルターをオープンしました。皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。
2022-10-19 21:54
子どもたちのすさまじい成長!
2022年6月の活動報告

こんにちは。Inna Project代表の山口韻奈です。

シェルターをオープンしてから早くも5ヶ月が経ちました。子どもたちとは5年以上の付き合いですが、シェルターをオープンしてからの子どもたちの成長ぶりは本当に凄まじいです。

オープン当初は、子どもたちに「家の中で生活する」ということをどうやって教えたら伝わるのか全く分からず、頭を抱えていました。体が汚れたらシャワーを浴びる、汚れた服は洗濯する、食べた後の食器は片付ける、ドアを開けたら閉める…。

これらのごく当たり前のことが、家の中で暮らしたことのない子どもたちにとってはすべて初めてのことであり、何度教えても覚えてもらえず、習慣を変えるということがどれほど難しいか、たくさんの壁にぶつかって先の見えない日々でした。

しかし今では、何も言わなくても、子どもたちが自ら進んでシェルターの掃除をするようになったのです!

早朝、物乞いから帰ってきた子どもたちが、何も言われなくても掃除している!本当に嬉しいです。何度も根気よく教えてくれたアシスタントのヤンガストのおかげです。

また、お金の使い方についても子どもたちに教え始めました。

これまで、子どもたちは物乞いで稼いだお金をすべて親に渡していました。正しいお金の使い方を子どもたちに教えるため、稼いだお金を全額親に渡してしまうのではなく、4割ほどを自分の手元に残し、自分で考えてお金を使う練習を始めています。

自分でお金を管理することで、使い方を考えれば美味しいご飯が食べられるとか、貯めれば家を買うことができるとか、基本的なお金の勉強をしています。

また、先月に引き続きストリートボーイズへの食料配布を行いました。

物価の急上昇により、困窮した若者たち(ストリートボーイズ)がInna Houseの子どもたちに暴力を振るってお金を奪うという事件が何件も起きたため、Inna Houseの子どもたちを守るためにも、Inna Houseで作った給食を届けました。

週5日ご飯を届け、一緒に頑張っていこうと話をしました。

野菜の自家栽培を始めます!

シェルターの空いたスペースを活用し、野菜の栽培を行う計画をしています。

現地で長く活動しているNGOで、使用済みの米袋を利用して野菜を育てる運動を行なっており、彼女らに教えてもらいながら野菜を育てます。

シェルターのコンポストで作った肥料も活用して、子どもたちと食と環境について体験しながら学習していきたいと思っています。

NGOの活動については、こちらの記事をご覧ください。
https://hipstersofnature.wordpress.com/2017/01/22/mothers-club-of-nima/

 

今月も、子どもたちと共に成長して参ります!

引き続き応援よろしくお願い致します。

このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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