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インナハウスの社会科見学の遠足で、今年はよさこい祭りに参加しました!
写真は初めてのスーパーボールすくいの様子です。
日本チームがよさこいダンスや歌を披露し、またガーナのダンスチームが日本の曲でのダンスを披露しました。
ガーナ人の元ストリートチルドレンの友人がダンスチームを持っていて、以前インナハウスに訪れてくれたので、応援しに行きました。彼は小学校3年生のころお母さんが病気になってしまい、学校に行けなくなってしまいました。その時にダンスで生きていくことを決意し、今やダンサーとして世界で活躍しています。
彼自身がインナハウスの子どもたちと同じ境遇だったため、子どもたちの気持ちがよく分かるのだそうです。いつも子どもたちを励ましてくれます。
彼はダンスの活動だけでなく、地域の子どもたちの学費や食事のサポートもしています。
子どもたちには彼のダンスチームの練習風景も見せていたので、完成に至るまで、見えないところでどんな努力を重ね、練習を積み重ねてきたのか、とても勉強になりました。
彼の姿が、インナハウスの子どもたちにとって、夢や希望になると信じています。
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よさこい祭りでは、日本人の子どもたちも含め、色々な国の子どもたちが集まって賑やかに遊んでいました。
インナハウスの子どもたちも、みんなと混ざって遊んでいましたが、ある日本人の男の子がインナハウスの子どもたちに、ずっと「やめて!」と言っていましたが、子どもたちは彼にちょっかいをかけることをやめませんでした。
子どもたちはガーナ人の友達どうしでしか遊んだことがなく、子どもたちからするとほんの小さないたずらなのですが、日本人の男の子はすごくびっくりしてしまったようです。
インナハウスの子の一人が、その男の子に「この子嫌だ!」と言われてしまい、とても戸惑っていました。子どもたちは、その男の子がなぜそんなに嫌がっているのか全くわからず、接し方がわからなかったようです。
日本人の子とガーナ人の子では、遊ぶ時のノリやテンションが全く違います。
ガーナの子どもたちは、一つのボールでみんなで遊びます。夏祭りのとき、その子が持っているスーパーボールでみんなで遊ぼうとしたことを嫌がられたのだそうです。
日本は、「一人一個」持っている世界ですが、ガーナの子どもたち、特にインナハウスの子どもたちは、誰のものでも全く気にせずに使います。
文化の違いを感じるエピソードでした。