一般社団法人全日本合唱連盟

一般社団法人全日本合唱連盟 ご支援のお願い

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全日本合唱連盟は、合唱音楽の普及と向上、そして我が国の芸術文化の発展に寄与することを目的に、1948年11月23日に創立され、2027年に創立80年を迎えます。これまでに後述する事業を中心に活動を行なってきましたが、今後も活動を続け、さらに広げていくために、皆さまからの財政的なご支援を求めています。ぜひ、多くの方のお力添えを賜りたくお願い申しあげます。

理事長メッセージ

転換期の今、ここから始めます

一般社団法人全日本合唱連盟
 理事長 長谷川冴子

 うたうこと、合唱することが白い目で見られたコロナ禍の2年間、私たちはやはり大きな痛手を被りました。学校では授業での歌唱も校内演奏会も中止となりました。一般の合唱団は練習会場が使用禁止になり、コンクールも講習会もすべてフリーズ状態でした。児童・生徒たちは黙食の影響も大きく、うたうことはおろか声を出す意志すら希薄になったと言われています。もうコロナ前とはまったく違う世界が私たちの眼前にあると言わなくてはなりません。
 そして今、連盟は創設以来の大きな転換期を迎えています。一つは国が提唱する「文化部活動の地域移行」が検討されていることです。これは合唱連盟のこれまでの活動の根幹を揺るがす大きな問題です。皆さんもぜひ注視していただきたいと思います。
ご承知の通り連盟ではコンクールの小学校部門を開設したばかりで、今年3回目を迎えます。学校における部活動は、年齢に即した音楽体験の向上に大きく寄与してきました。高等学校は無論、中学校部門でも年を重ねるごとに痛感していることで、それをぜひ小学校部門にも波及させたいと考えているのです。しかし地域移行によって部活動のあり方は根底から変わってしまいます。私たち合唱連盟は、文化庁が行なっている検討会議に「意見書」を提出し要望をお伝えしました。そして私たちの考えに賛同してくださった吹奏楽連盟の皆さんと、力を合わせてこの問題に取り組むことにいたしました。世論を味方に児童・生徒ファーストのために頑張ります。
 もう一つの転換期の課題は大学における合唱活動の再構築です。コロナ禍でオンライン授業が続き友達の顔もわからない、そのような状況の大学で「合唱するって何なの?」…そんな声が聞こえてきます。無理もありません。私たちは現在苦境にある大学合唱団を応援し、盛り上げていきたいと切実に願っています。大学生の皆さん、ぜひ、ともに声を出し、音を重ね、ハーモニーする喜びを知ってください。連盟もしっかりサポートします。
 人とコミュニケーションを取るのは本当に大切なことです。2人以上でうたい、心が通った時は何ものにも代え難い喜びを得ることができます。そしてそれが50人、100人になるとまったく違う次元に私たちを誘ってくれるのです。合唱って本当に素晴らしいものです。一人でも多くの人と声を合わせてうたい、新しい合唱の輪を築きましょう。

活動・団体の紹介

 全日本合唱連盟はこれまで、全日本合唱コンクール、全日本おかあさんコーラス大会、こどもコーラス・フェスティバル、男声合唱フェスティバル、JCAユースクワイアなどの主催、会報「ハーモニー」や曲集「うたのブーケ」の発行などの活動を通じて、日本の合唱音楽のレベルアップを図るとともに、より多くの人々が合唱に親しみ楽しんでいただけるように努めてまいりました。また、楽譜やCD等合唱に関する資料を収集し、合唱専門の音楽資料室(東京都中央区)で広く一般に公開しています。活動は国内に留まらず、国際合唱連合(International Federation for Choral Music)の設立メンバーとして世界各国の合唱団・指導者と連携し、情報交換を進めております。近年のコロナ禍では、他の合唱団体と協力して科学的な実証実験を行ない、合唱活動のためのガイドラインを策定して、安全に歌い続けるための道標を提示してまいりました。中学校部活動の地域移行についても、「中学校の地域合唱クラブ活動に関するガイドライン」の策定、合唱コンクール参加規程の変更など対応を進めています。

公式ホームページ
一般社団法人全日本合唱連盟定款

<正会員>      全国 53 府県地区合唱連盟代表
■北海道支部 札幌・旭川・函館・室蘭・帯広・釧路・北見
■東北支部 青森県・秋田県・岩手県・宮城県・山形県・福島県
■関東支部 茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・新潟県・山梨県・静岡県
■東京支部 東京都
■中部支部 長野県・愛知県・富山県・石川県・福井県・岐阜県・三重県
■関西支部 京都府・滋賀県・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
■中国支部 鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県
■四国支部 香川県・愛媛県・徳島県・高知県
■九州支部 福岡県・大分県・佐賀県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
(2024年1月1日現在 加盟団体数 4,073団体)

活動内容の詳細、実績


■2024年度の実績・予定は公式ホームページをご覧ください。

■全日本合唱コンクール
小学生、中学校(混声・同声)、高等学校(A・Bグループ)、大学職場一般(大学ユース・室内・混声・同声)部門に分かれ演奏を競い合います。 府県大会・支部大会を経て選ばれた代表合唱団が出場して、毎年秋に各地持ち回りで開催します。連盟設立時から実施している歴史ある大会です。

■全日本おかあさんコーラス大会
全国のおかあさんコーラス(女声合唱団)が一同に集まって、合唱を楽しもうというフェスティバルで、支部大会から推薦されたおかあさんコーラスの全国大会です。出場合唱団には「ひまわり賞」「おかあさんコーラス賞」などが贈られ、毎年8月に各地持ち回りで開催しています。

■全日本男声合唱フェスティバル
全国各地の男声合唱団が一堂に会し、演奏を披露します。全日本合唱コンクール全国大会に出場する実力派の団体から、少人数のバーバーショップ、 中高生の団体、年齢をものともしない艶やかな美声を聴かせるシニア団体など、人数も年齢も様々な合唱が披露されます。豪華講師陣による合同合唱も聴き応え抜群です。

■こどもコーラス・フェスティバル(少年少女合唱祭全国大会)
次世代を担う児童合唱団が国内外から集まりそれぞれの演奏や全員合唱を披露します。また、演奏のほかに、セミナーなどの勉強会もあわせて開催しています。

■JCAユースクワイア
次代を担う合唱人・合唱指導者を育成しようと創設した音楽教育プロジェクトです。世界的にで活躍する合唱指揮者・作曲家・教育者を指揮者に迎え、オーディションを経て日本各地から集まった若い歌い手が、4日間リハーサルし、その成果を発表するコンサートを行い、高い音楽技術と豊かな音楽経験を培います。

■はじめてのコーラス
合唱初体験のみなさんの対象にとした合唱講座です。朝日新聞東京本社読者ホールを会場に、親しみやすい合唱曲をテキストに楽しく歌います。

■おかあさんコーラス補助事業
1987年にはじまった「おかあさんカンタート(女声合唱のための講習会)」を一新し、2023年より支部ごとに講習会やフェスティバル(合唱祭)を開催する「おかあさんコーラス補助事業」を開始しました。興味のある内容や都合のよい日程にあわせてどの事業でも、また、おかあさんコーラスに限らずどなたでも受講・参加可能です。

■国際交流事業
国際合唱連合(International Federation for Choral Music=IFCM)の設立メンバーとして、海外との情報交換や世界合唱シンポジウム(WSCM)、世界青少年合唱団(WYC)などに積極的に参加しています。また、ヨーロッパカンタートをはじめ世界の合唱祭、コンクールなどに合唱団の推薦派遣などを行っています。

■出版事業
①年4回発行の会報「ハーモニー」は、わが国唯一の合唱専門誌として大きな評価をいただいています。
②毎年、コンクール課題曲を収録している合唱曲集「合唱名曲シリーズ」を出版しているほか、女声合唱曲集「うたのブーケ」(1集・2集)を出版し、ベストセラーになっています。
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音楽資料室の運営
楽譜、CDなど合唱に関する資料、情報を集中的に収集し、公開しています。1979年東京都渋谷区の恵比寿駅前にオープンしましたが、現在は東京都中央区築地で開設しています。どなたでもご利用いただけます。

■合唱組曲の作品公募(朝日作曲賞)
合唱曲創作の奨励と若手作曲家の発掘を目的に合唱組曲を募集しています。入選組曲中の1曲を合唱コンクールの課題曲に採用し「合唱名曲シリーズ」に収録・出版しています。

■社会課題への対応、発信その他
①国民文化祭実行委員会への出席や新型コロナウイルス感染症への対応、中学校部活動の地域移行への対応(政府会議への出席、ガイドライン策定、規程変更)など社会的な課題についても対応しています。
②音楽・合唱団体、芸術団体とも積極的に協力しています。
③そのほか、連盟内外への発信を積極的に進めています。

寄付金の使い道について

いただいた寄付金は、前述の各種事業や団体の運営に使わせていただきます。
寄付は右上のボタンからお申し込みできます。お支払い方法をクレジットカードもしくは銀行振込からお選びいただき、必要情報をご入力ください。
◇寄付額は3,000円以上とさせていただきます。
◇寄付者名を会報「ハーモニー」に掲載いたします(匿名可能)。

団体情報
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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