アフガニスタンでは、紛争や自然災害、新型コロナ、政変による経済制裁が重なり、国民の約半数にあたる約2,290万人が人道支援を必要としています。生活再建の兆しは見えず、多くの人びとが日々の暮らしに希望を持てずにいます。さらに、隣国パキスタンに滞在していた約170万人ものアフガニスタン出身者やその子孫たちが、突然の通告により帰還を余儀なくされ、殆どの人が家財も持たずに国境を越えました。その数は今も増え続けており、ジェンが活動するナンガルハル県では、もともと高かった支援ニーズが更に膨れ上がり、地域に深刻な影響を及ぼしています。
ジェンはこの厳しい状況の中、男女を問わず収入を得て暮らせるよう、生計支援活動を実施しています。特に働く機会を持つことすら難しい女性たちは家族を守りたいという思いで一歩を踏み出し、裁縫や商売の技術を学んで子どもを学校に通わせ、生活に少しずつ希望を取り戻し始めています。
「自分の力で暮らしたい」と願う人びとの挑戦を支え、子どもたちが学校に通える未来を実現するために、どうかこのクラウドファンディングにご協力ください。あなたのご支援が、希望ある社会を築く大きな力になります。
2025-07-22 16:00
【クラファンゴールまであと一歩!】アフガニスタンでのジェンの活動報告

アフガニスタンでは、紛争や政変に加え、洪水や干ばつ、地震等、数多く発生する自然災害によって、人びとの暮らしが脅かされてきました。私たちがアフガニスタンで実施している活動の中の、防災と災害リスク削減の研修について、ご紹介します。
災害の影響は発災直後のみならず、長期間にわたって続きます。
洪水で甚大な被害を受けた地域では、被災し、特に脆弱な状況にある方々への食糧配布や、灌漑用水路の修復作業への対価としての食糧配布に加え、次の災害に備えるための防災と災害リスク削減に関する研修を行っています。女性、男性それぞれを対象とした研修では、洪水や地震等の発生原因、被害のリスクを下げるための施策、貯水など災害に備えた行動、洪水の水を使用しない、安全が確認されるまで被災エリアに立ち入らないなど発災後の行動、等について学びます。また、ハザードマップを作成するワークショップ等のグループワークも行います。
一過性の支援にとどまらず、こうした知識を身に付けるための支援が、自立した暮らしを取り戻すための一歩になると私たちは信じています。
クラウドファンディングは、残り2週間を切りました。皆さまの温かい応援とご支援のおかげで、目標達成まであと一歩のところまで来られましたことを、心から感謝いたします。皆さまの想いを届け、アフガニスタンの人びとの明日と未来を支えるため、必ず目標を達成したいと強く望んでいます。
どうか、目標を達成させてください!
引き続き、皆さまの温かい応援を、よろしくお願いいたします!
※写真は防災と災害リスク削減に関する研修の様子