
こんにちは、信州大学の渡邉と申します。
私が今回の寄付白書2025に委員として参加しようとした理由は3つあります。
1つは、今回の調査が、寄付市場の全く分かっていなかった部分に光を当てるものだからです。それは具体的には、日本の寄付市場のおおよそ半分を占めるのにまだ良く分かっていない「法人寄付」の世界と、寄付に近しい「社会的消費(応援消費、エシカル消費、推し活など)」です。また、2021年頃から始まったインフレが、個人寄付にどんな影響を及ぼしているのか?といった、継続的な調査だからこそ得られる知見もあります。
市場調査なしにマーケティングを行うのは、闇夜を歩くようなものです。寄付を募ることがある種のソーシャルマーケティングであるならば、寄付白書はそのために必須の情報源です。
2つ目は、今回の寄付白書が、研究者のみならず、ファンドレイジング実務者の参画によってもつくられているからです。今回、新たに調査項目に追加される設問の考案や読者にとって読みやすい体裁の検討などでは、第一線の実務者が活躍しています。私も、研究者と実務者の間くらいの位置づけで参加しています。
今回の寄付白書は、おそらく研究者にとってのみならず、寄付を募りたい人、寄付が促進される制度をつくる立場の人、そして寄付を考えている人にとって、新たなヒントを与えるものになると確信しています。
3つ目は、「恩」があるからです。日本のファンドレイジングの世界をけん引してきてくれている日本ファンドレイジング協会、これまでの寄付白書には実務者としての恩があります。委員として参加されている先生方へは「学恩」があります。それを少しでも返したいと思うからです。
今日も夕方に仕事の休みを取り、2時間半を超える寄付白書の会議に参加しておりましたが、それは上記のような大義があると思うからです。
多くの人が、知らず知らずのうちに、病院、学校、NPOなどの様々な非営利組織の恩恵を受けています。それらの組織を税金だけで運営するのが難しくなっている現代、寄付は極めて重要な財源です。
寄付白書の調査の準備を、現場のファンドレイジング担当の方々を少しでも後方支援できるようにと思って頑張って進めています。
より良い寄付市場、より豊かな寄付文化をつくるために、皆様のご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします!

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