活動・団体の紹介
和歌山県立図書館に保管されている世界的音楽資料・南葵音楽文庫を、県民に身近な音楽文化として感じていただき、同時に、日本や世界にその文化価値を普及する会として2025年4月に設立されました。コンサートやアウトリーチなど南葵音楽文庫のイベントを主催し実行、運営をおこない、同文庫を全国に発信し、観光活性化や地方創生、地域社会の活性化と文化の発展に貢献することを目的としています
活動の背景、社会課題について
紀州徳川家が集めた世界的音楽資料・南葵音楽文庫。今年は、前身の南葵音楽図書館が開設して100年にあたり、また和歌山に里帰りして10年を迎えます。
研究者、関係者の努力で周知は進んだものの、この春のコンサート併設の南葵音楽文庫パネル展では、「初めて知った」「名前だけ聞いていた」等が多く、
まだまだ紀州和歌山の至宝の価値が知られていません。学術的研究が進み、その真価が見直されていくなかで、観光・文化資源として見直し、活かすことが必要。
活動内容の詳細、実績について
音楽は奏でてこそ伝わるもの。そして南葵の持つ物語を合わせ、わかり易い楽しい演奏会として回を重ねていきます。
1)南葵!まちなかコンサートの開催
和歌山6回、奈良、大阪、兵庫、京都各1回と年間10回、お話と演奏で南葵音楽文庫に親しんでもらうフリーコンサート。会場、出演者は公募します。
2)南葵音楽文庫の聖地・和歌山県立図書館のコンサートへの支援
Mah!ライブラリー 室内楽定期演奏会の一環として行われます。年1回、毎年2月に開催されます。
3)南葵音楽文庫東京コンサート
南葵ゆかりのパイプオルガンが響く旧東京音楽学校奏楽堂で行います。2年に1回開催を予定しています。
4)実施状況
2025年7月4日、第1回南葵!まちなかコンサートを和歌山県立図書館メディア・アート・ホールで開催。140名の大盛況となった。
2025年7月6日、第2回南葵!まちなかコンサートを奈良市立音声館で開催。40名定員に50名超で立見の人気となった。
5)南葵!デジタルスタンプラリーはじまる。LINE友達現在102名
出演者等開催詳細:https://nanki-classic-crusader...
6)紀州徳川の音楽遺産~南葵音楽文庫普及会イベントページ
https://www.facebook.com/profi...
代表者メッセージ
南葵(なんき)音楽文庫が和歌山県に寄託されて来年で10年。そして今年はその前身の南葵音楽図書館が開設して100年にあたります。
ここに所蔵されている2万点に及ぶ楽譜、書籍のコレクション。
そしてそれらを収集した徳川頼貞(とくがわよりさだ)という人物が、西洋音楽を日本に普及する為に如何に大きな役割を果たして来たか。
南葵音楽文庫が和歌山県立図書館閲覧室で一般公開された年から、定期的に開催されている研究員の先生方のお話しを通して知れば知るほど、私はその魅力に取り憑かれて行きました。
演奏家の立場から、この貴重な楽譜を音にすることにこそ意味がある、との思いで、これまで多くの演奏家の方や研究員の先生方のお力もお借りして、作品の世界初演を含めて、レクチャーコンサートや音楽祭など様々な形で普及活動を続けて来ました。
そして、この度ついに和歌山を飛び出して、奈良、神戸、東京など日本各地へ足を伸ばすことになりました。
特に、頼貞がイギリスで作らせたパイプオルガンが今も現役で使われている旧東京音楽学校奏楽堂でのコンサートは、ハイライトです。
どうぞ私たちが皆さまのお近くまで参りました際には、是非一度御来聴頂きたく、また、この普及活動に1人でも多くの方が賛同して頂ければこの上なく幸せに存じます。
南葵音楽文庫普及会 会長 宮下直子(ピアニスト)
https://nanki-classic-crusader...
寄付金の使い道について
南葵!まちなかコンサート開催費用(会場費、演奏者謝金、チラシ印刷物、各回10万予算)
和歌山県立図書館のコンサートへの支援(スタンプラリー招待50名@3000)
南葵音楽文庫東京コンサート開催費用(会場費、演奏者謝金、チラシ印刷物、年50万予算)