フルードという言葉には流体という意味があります。社会のなかで起きるさまざまな問題に困ったとき、ひとりで困難に立ち向かい壁を乗り越えるだけの強い力を身につけるよりも、時には避難したり休んだり、何かに頼ったりすることの方がずっと必要なときもあると思っています。自己責任では解決できないことがほとんどなのです。『フルード』という名前は、「流れに任せて」「肩の力を抜いて」「臨機応変に」という思いを込めて付けました。
2014年8月に団体を立ち上げた当初から、ひとり親と子ども 女性らへの直接的な支援活動だけではなく、支援者向けのセミナーや社会への発信など、微力ながらおこなってきました。2019年7月には、全国の仲間と「シングルマザー支援団体全国協議会」を設立し、情報を共有しながらシングルマザーを巡る問題について政策提言し、社会に働き掛けるなどしています。どのような立場になっても誰もが暮らしやすい社会になるよう、いろいろな視点でこれからも活動していきたいと考えています。